トッププロの使用者が増えてきたのが影響してるのか、アイアン型ユーティリティの人気が高くなっています。
それに乗じて各クラブメーカーから続々とニューモデルが発売され、レベルの高い商品が増えました。
そこで、2018年に、やさしく200ヤード先のグリーンに乗せられるアイアン型ユーティリティはどのモデルなのか、もう一度試打して検証してオススメ5商品を選びランキングにしました。
※2018年9月に発売中のモデルです。
こちらのレビューも参考にして下さい
アスリートの2018年はこれに決まり! プロも使うやさしいアイアン7選
アイアン型とウッド型があるが
アイアン型ユーティリティはアイアンのフィーリングを大事にしながら、200ヤードを風に負けない強い弾道でピンを攻めたい中級者、上級者に向いていると思う。決してお助けクラブ的な要素はありません。
私のお勧めは、アイアン型とウッド型を組み合わせるセッティングです。
こちらも参考になります
2018年やさしいウッド型ユーティリティ6選/これは打ちやすい!
①スリクソン Z U85 ユーティリティ
ソールが気持ち良く滑って、サラッと払うだけでよく拾ってくれるし、トップ気味でも高弾道の大きなキャリーを生む。よくフェースがターンするからコスリやスライスになりにくい。引っかかりも少ない。
200yがやさしく狙えるアイアン型ユーティリティです。
U4でも、7番アイアンぐらいのやさしさがあるから、5番アイアンの代わりにU5を入れたくなりますよ。
コスリもないし、飛びすぎの心配もなくて、飛距離の安定感があって、サイドスピンが少なくて、風に影響されない素直なストレートボールです。かなり打ちやすい。
飛距離 9
やさしさ 9
弾道の高さ 8.5
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 8.5
打感 9
②キャロウェイ X FORGED UT アイアン
番手表示はロフト角のみが刻印され何番として使うかは自分で決められる。このような表示はとても便利。
かなりミスに強く、気持ち良くフェースがターンして想像以上にぶっ飛びます。
外観は、”ちょっとやさしめのロングアイアン”ぐらいにしか見えないが中身はユーティリティそのもの。中空構造がスイートエリアを存分に広げてくれて、どこに当たっても真っ直ぐに飛んでくれる感じがする。
そして内蔵されたタングステンウエイトが重心を低くしているのがよくわかります。薄めのヒットの球の高さがナイスショットと変わらないし、オフセンターでもかなり飛ぶ。吹け上がらず中高弾道の力強い球筋なので、アゲンストにも強そう。
悪いところ無し。お勧めです。
飛距離 8.5
やさしさ 8.5
弾道の高さ 8
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 9
打感 9
キャロウェイ Xフォージド UT アイアン の試打レビューはこちら
③本間ゴルフ ツアーワールド TW-U FORGED ユーティリティ
よく拾ってくれるし曲がりが少ない。かなりミスに強く打ちやすくなった印象です。
見た目から判断すると「ちょっと打ちやすいロングアイアン」に見えるが、中身はユーティリティそのもので、やさしく楽に拾ってくれる。
バックフェースの2つのタングステンウエイトが重心を深くしているのが、打ってみるとよくわかります。それほどソール幅が厚くないのに球が上がりやすく曲がりにくい。
飛距離は、ぶっ飛ぶ感じではないが、確実にその番手通りのキャリーが出せます。
アイアンのように4番アイアンと5番アイアンの距離の差が少ないなんて事にはなりません。
飛距離 8
やさしさ 9
弾道の高さ 8
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 9
打感 9
④ピン G400 CROSSOVER
構えると、面長のグースネックで、つかまってくれそうな安心感を与えてくれる。
これは弾道の高さに驚きです。よくつかまり、よく拾い、高弾道で確実にキャリーが稼げる。打ち込まずに地面にソール滑らせるだけで、フェースの上にボールが乗り、8番アイアンぐらいのやさしさがある。
スピン量はやや多め。大きくたわみながらスピンがかかってくれる、、、やさしく飛ばせるロングアイアンっていう感じがする。
飛距離性能は◎です。打感はかなり柔らかく薄めにヒットしても手が痺れない。
オフセンターでも距離のロスが少ない。
操作性を求めるよりも安定感の方が際立つクラブです。
飛距離 8
やさしさ 9
弾道の高さ 9
つかまり 9
構えやすさ 8
操作性 7
打感 8
⑤ミズノプロ FLI-HI ユーティリティ
カスタム限定モデル。トップブレードが薄くて、ストレートに近いネック形状。バックフェースに刻まれた「FLI-HI」のロゴを見ないとUT(ユーティリティ)であることを忘れそうな顔が違和感なく構えられ、アイアンと同じリズムでスイングが出来る。
球は上がりやすく、薄めにヒットしてもそこそこのキャリーになる。フェースローテーションは控えめで、引っかかりそうな気持ち悪さがない。
飛距離は、アスリートアイアンの4番程度なので、アイアンよりも余分に飛ぶ感じはしない。ただ、飛び過ぎがないし吹け上がらないので、上級者が縦の距離感を合わせやすい。
「ちょっと打ちやすいロングアイアン」といった感じ。
飛距離 7
やさしさ 8
弾道の高さ 8
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 9
打感 9
ミズノプロ FLI-HI ユーティリティの試打レビューはこちら
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あとがき
この5種類はどれもがトッププロを満足させるモデルです。クラブが仕事をしてくれるから、楽に200ヤードを狙えます。
私もアイアン型ユーティリティの4番と、ウッド型ユーティリティの3番を組み合わせてバッグに入れることが多い。
風に強い日にウッド型で風に負けない弾道を打つのは、かなり難易度が高い。
天候やコースによって違いますが、強風や打ち下ろしのホールでは、アイアン型ユーティリティはウッド型よりもやさしいので、上を目指す中上級者に使って欲しいでクラブです。