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テーラーメイド M3 レスキュー の試打&評価/ラインが出せるユーティリティ

TaylorMade M3 レスキュー を試打しました。どんなユーティリティなのか、評価と感想をレビューします。

試打クラブ

【番手】
U4(21°)
【シャフト】
・KUROKAGE TM6 (S)(オリジナルシャフト)
・N.S.PRO 930GH (S)

番手のバリエーションは前モデルの「M1 レスキュー(2017)」と同じ3種類(3番19°、4番21°、5番24°)
ヘッドの体積、ロフト角、シャフト長、も前モデルと同じ設定。

ライ角が全番手2度ずつアップライトになった。



構えてみると

構えてみると、シャープに引き締まって、アイアンからの流れで構えやすい。弾道がイメージできるからピンを狙いやすい顔。

投影面積が小さいが、これでもどっしりヘッドのM4レスキュー」よりも5%ほど体積が大きい。分厚さが原因なのか、クラウンの面積がかなりコンパクトに見えます。

【スライディング・ウエイト】

弾道調節ができるスライディング・ウエイト(30g)が、ソールに装備されている。ウエイト重量が前モデルよりも3g重たくなったので、より弾道の調節幅が拡大された。

試打の評価は

打ってみると、想定外によく拾ってよくつかまるので、驚きです。

この2018年モデルのM3シリーズは、「M3アイアン」も「M3フェアウェイウッド」も同じような驚きを感じたが、この「M3レスキュー」も例外ではなかった。

インパクトでスムーズにフェースがターンして狙い通りの方向に飛び出してくれます。薄くヒットしても拾ってくれるし、コスった球にならない。

操作性はなかなかいい。ボールを右足寄りにセットしてスリークォーターで抑え気味に打つと低いドローボールでラインが出る。

ユーティリティは引っ掛かりのミスが出ると気持ち悪くて使えないが、引っ掛け気味の打球は、ほとんど出ない。これなら、つま先上がりのライでも安心して振り切れる。

スライス回転はお得意のようで、カット気味に振り抜くと、軽いフェードボールになり、実にコントロールしやすい。

トラブルになった時は、リカバリーショットが打ちやすい。。これ一本あれば色んな場面でお助けマンになってくれそう、、、

可変ウエイトの効果は絶大です。色んなポジションに調節して試してみたが、ヘッドのターンが徐々に変わってくれる。

最大のドローポジションにすると、よくターンしてつかまってくれるが、最大のフェードポジションにすると手首が固まるような感じになる。

ライ角調整とミックスさせると色んな球筋になるので、スイングの調子に合わせて調節すると、より強い味方になります。

打感は芯でとらえると心地よいが、オフセンターの感触がやや硬い。でもその情報が細かく伝わってくるので、フェースのトゥ寄りかヒール寄りか、上部か下部かなど判断しやすく、スイングの修正ができる。故意にセンターを外してコントロールするような芸当もやりやすい。

払い打ちではこのクラブの特徴を発揮しきれないから、打ち込める中級者以上のゴルファーに使って欲しい。

ある程度のヘッドスピードは必要だがハードヒッターオンリーって感じでもない。平均以上の体力があれば十分に使いこなせるレベルです。

nao1
Nao
ライが良ければ200ヤード先のピンをキャリーで狙いたくなりますよ。

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シャフトは

シャフトはオリジナルカーボンの「KUROKAGE TM6 (S)」と軽量スチールの「N.S.PRO 930GH(S)」の2種類ある。

「KUROKAGE TM6 (S)」は手元から中あたりにしなりを感じる。ヘッドのターンと同時に緩やかにしなってくれるのでミートしやすい。グニャリ感がなく、ハードな感じもしない。バランスのとれたシャフトです。


テーラーメイドのユーティリティが安く購入できる。


まとめ

「テーラーメイド M3 レスキュー (2018) 」は、やさしくて、コントロール性が良くて、かなり打ちやすい。ピンも狙えるし、お助けクラブにもなる。

・強弾道
・よくつかまる
・コントロールしやすい
・左が怖くない
・ミスが出にくい
・スコアメイクしやすい

ユーティリティのやさしさで、ロングアイアンのテイストを味わえる。



中級者以上のゴルファーのハンディキャップを上げてくれそうな1本です。

【総合評価 8.7】
飛距離  8.5
やさしさ  8.5
弾道の高さ  8
つかまり  8
構えやすさ  9
操作性 9
打感 8