新しい DUNLOP ダンロップ スリクソン Z565 ドライバー を試打しました。どんな進化を遂げたのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
10.5度
【シャフト】
Speeder 661EVOLUTION Ⅲ(S)
ATTAS PUNCH 6(S)
Miyazaki Kaula MIZU 5(S)
SRIXON RX カーボンシャフト(SR)
結論は、『純正のMiyazakiシャフトが一番いい』です。そして、予想以上にシッカリした本格派向けのドライバーです。
Z565 ドライバーの中古クラブを検索
前作の Z545 ドライバー と比べると、
ソール形状は大きく変わりました。
Z545ドライバー
Z565ドライバー
全体的に丸みを帯びた安心感のある形状ですね。
「パワーウェーブソール」
ソールに複数の段差があります。この波型のソールが大きなたわみを生み出し、反発性能が向上。その結果、飛距離向上を実現しました。
またこ低重心を維持することが出来、球の吹け上がりを最小限に抑えます。
新肉厚設計「ストレッチフレックス・カップフェース」
フェース全体の反発エリアが拡大。オフセンター打点での飛距離ロスを低減しました。
特に下打点では波型ソールとの相乗効果によって反発性能アップを実現し、大きな飛距離を得られるようになりました。
構えてみると
ヘッド体積は 460cm³
すっきりした美しい顔ストレートに構えやすい上級者好みです。大型ヘッドながら引っかかる心配が無さそうな安心感があります。スライサーのゴルファーには、構えづらいかも。
打ってみると
意外にも、球が上がらず中弾道でドロップ気味。振り遅れると、プッシュ・スライスが出ます。ドンピシャでも、つかまり過ぎず、吹け上がらない強い球筋です。予想の反対でした。打ってみないと分からんですねー。難しいクラブではありませんが、スライサーが使うクラブではないと思います。フッカーが安心して振れるクラブですね。
飛距離は、十分です。カチャカチャで調整して捕まるようにしたら、強いドローボールが連発しました。それでも引っかからない、安心感はあります。 また、シャフト選びが重要なポイントになる。
シャフト選びで表情が変わる
シャフトの種類はたくさんありますが、今回は気になるカスタム2種と、スリクソン純正2種を試打しました。
Fujikura Speeder 661 EvolutionⅢ
このシャフトはSRIXON Z765 ドライバーと相性が良かったけど、やはりいいです。よく走るシャフトが合うのかな。
一番飛んでました。中弾道で強いドローボール。ランも多い。ただ、このシャフトにはZ765の方が断然落ちやすいです。(あくまで私の打ち方だと)
ATTAS PUNCH 6
私の打ち方だと、つかまらない。すべるというか、持ち球と逆のスライスに。ハードヒッターで、とにかくひっかかりがイヤなゴルファーにはこの組み合わせ。
Miyazaki Kaula MIZU 5
うーん、これはいい。軽くて振りやすい、合わせやすい。適度なしなり。中弾道でドローボール。ヘッドスピードが遅めでも安定した飛距離になる。このヘッドには一番合うのかな。このヘッドを選ぶゴルファーにぴったりのシャフトとも言えるかな。
SRIXON RX カーボンシャフト
これは、軽くて柔らかい。かなり非力なゴルファーでも振れる。私は、一発もジャストミートしません。ねじれ過ぎるのかな。このレベルのシャフトに丁度いい人は、もっと捕まりやすいヘッドの方がいいのでは。この組み合わせはアンバランスです。
まとめ
スリクソンZ565ドライバーは意外にも球が上がるクラブではないので、アスリート向けです。
ハードヒッターはZ765を選びたくなりますが、こちらの方がミスヒットしても飛距離のロスが少ないです。
・カチャカチャで調整すると、ずいぶん表情が変わってきます。
・シャフト選びでスペックが変わる。
・純正の「Miyazaki Kaula MIZU 5」が振りやすく合わせやすい。飛距離も満足できる。
価格が、かなりお値打ちですので、この組み合わせなら欲しくなる。
構えやすさ 5
デザイン 5
打ちやすさ 4
打感 3.5