DUNLOP SRIXON(ダンロップ スリクソン)ZXiU ユーティリティ・アイアン をじっくりと試打しました。
とにかく球が上がってくれるから、ミドルアイアンを打つようにやさしいです。
インパクトで気持ちよくターンして、操作性が良くて縦距離もコントロールできる。ライン出しもできる。
ライバルモデルと比べると0.5番手ぐらい飛ぶ印象。スピンが多くて落下角度も高いからグリーンで止まる球が打ちやすい。
操作しやすくて、縦距離もコントロールできる。短めにグリップすれば低い弾道でライン出しができる。これは武器になります。
ウッド型ユーティリティのような安定感があり、アイアン型ならではの取り回しの良さがあります。
打感はトップレベルの心地良さ。
すべての面でライバルモデルと比べると頭(あたま)一つ半ぐらいリードしてるかも。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
DUNLOP SRIXON (ダンロップ スリクソン)
ZXiU UTILITY IRON(アイアン型ユーティリティ)
/2024年11月発売モデル
【番手/ロフト】
・3番/20°
・4番/23°
【シャフト】
・Diamana ZXi for HYBRID (S) 中調子/¥38,500(税込)
・N.S.PRO 950GH neo (S) 中調子/¥35,200(税込)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- アイアン型UTの中ではトップレベルの飛距離性能
- グリーンが狙える弾道の高さ
- 打感が素晴らしい

気になった点もあります
- もう少し重たいカーボンシャフトが欲しい

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スリクソン ZXiU ユーティリティ の評価【9.4/10】
【構えやすさ】9.5
前作(ZX MK2 ユーティリティ)はシャープな印象だったが、それ比べるとユーティリティっぽい顔になった。分厚いトップブレード、グースネック、ラージフェース。やさしい顔になってお助け感があり安心して構えられます。
やさしい顔になったが、バックフェースのデザインはシャープでカッコいい。
【飛距離性能】9.0
「U4(23°)× Diamana ZXi for HYBRID(S)」を使用して ドライバーのヘッドスピードが43~45m/sぐらいで振った時の測定値です。
アイアン型ユーティリティとしてはトップレベルの飛距離性能。ライバルモデルと比べると初速が速い。
下記の表は 「U4(23°)× N.S.PRO 950GH neo (S)」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。
SRIXON ZXiU UTILITY | U4(23°)×N.S.PRO 950GH neo (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 39.2m/s |
ボール初速 | 55.7m/s |
キャリー | 183.8y |
トータル | 195.9y |
打ち出し角 | 14.4° |
バックスピン | 4,122rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.42 |
試打データから解った事は
①初速が速い
②サイドスピンが少ない
③打ち出し角が高い
④バックスピンは多め
⑤トップクラスの飛距離
他メーカーの競合モデルと比べると0.5番手ぐらい飛ぶ印象。スピンが多い、落下角度も高い。よく飛んでグリーンで止まる球が打ちやすい。
【弾道の高さ】9.0
地べたから高く上がります。U3でも問題なく上がってくれます。こんなに上がりやすいユーティリティ・アイアンの3番は記憶にない。
【つかまり】9.0
インパクト時のスムーズなターンでしっかりつかまります。
過度にターンしないから引っかけのミスは心配ない。プッシュの心配もない。
【操作性】9.5
いろんな弾道が打てます。ドローもフェードも打ちやすい。高さもコントロールしやすい。
【打感】9.5
よくたわみ、そのなかに軽快な弾きを感じる。かなり心地いい感触。オフセンターでも悪くない。
【やさしさ】9.0
マジで打ちやすい。
3番も4番もミドルアイアンを打つようなやさしさです。
何がやさしいって、とにかく球が上がってくれる。
プッシュが出ない。引っかけのミスも出ない。
まるでウッド型ユーティリティのような安定感があり、アイアン型ならではの取り回しの良さがある。
他メーカーの競合モデルと比較すると、球の上がりやすさも飛距離性能もトップクラス。
アイアンと同じ打ち方でいい。
操作しやすくて、縦距離もコントロールできる。短めにグリップすれば低い弾道でライン出しができる。よくスピンが掛かり止まる球が打てる。
これは武器になります。
アイアン型ユーティリティアに有りがちなのは、
アイアンと同じ打ち方をすると、重心距離が長くてプッシュしたり、お尻が重たくてダフリのミスが出たりと、警戒する事項が多いが、そういった欠点が無い。
参りました。
今回は2番(18°)を試打できなかったが、きっとこの流れならやさしく球が上がりそうな予想が立つ。
試打しながら番手はどれを選ぼうかな、、っていつの間にやら考えさせられている。
アイアンの本数が増えるなんて、、なんだか若い頃に戻ったような嬉しさがある。
やっぱり3番かな、4番かな。
まさかアイアンの形をした3番(20°)を検討する日が来るなんて、ダンロップのクラブ作りの進化に頭が下がります。
【総合評価】9.4/10
【構えやすさ】9.5
【飛距離】9.0
【弾道の高さ】9.0
【つかまり】9.0
【操作性】9.5
【打感】9.5
【やさしさ】9.0

標準シャフトは3種類
標準仕様のシャフトは1種類のカーボンと1種類のスチール
・Diamana ZXi for HYBRID (S)(SR)(R) 中調子
・N.S.PRO 950GH neo (S)(R) 中調子
カーボンシャフトの印象は
・Diamana ZXi for HYBRID は、全体的にしなやかにしなり、先が暴れずよくつかまる、やさしいシャフトです。(S)でドライバーのヘッドスピードが41~44m/sぐらい。(SR)で39~42m/sぐらい。
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オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 比較的アイアンが得意
- 少なくても5番アイアンまではバッグに入れている
- ある程度スイングが安定している
- ヘッドスピードは特別遅い方ではない
こんな人にはデメリットも
- アイアンが苦手
- 非力なゴルファー
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ZXiU ユーティリティ アイアン の競合モデルは
競合が多いですが、これらのモデルが比較対象になります。
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前作との違い・進化した点
ZX MK2 ユーティリティ の後継モデルになります。
比較すると、
・ミスに寛容になった
・打感が改善された
・球が上がりやすくなった
・安定感がアップした
スリクソン ZXiU ユーティリティ の口コミ
なんとか打てましたが、やっぱりウッド型ユーティリティに比べるとアイアン型は難しいです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
トップ気味でも球が上がります。4番なら使えそうな印象でした。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
ソールの抜けが良くて球が上がりやすいです。方向性もいいです。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
商品情報(スペック)
メーカー | DUNLOP (ダンロップ) |
商品名 | SRIXON ZXiU UTILITY IRON (スリクソン ZXiU ユーティリティ アイアン) |
番手(ロフト)/体積/ライ角/長さ |
※スチールシャフトの長さは-0.5インチ |
ヘッド素材 | [フェース]クロムバナジウム鋼 [ボディ]軟鉄(S20C)+タングステンニッケル合金 |
ヘッド製法 | [フェース]CNC加工 [ボディ]軟鉄鍛造 |
仕上げ | ミラー+サテン+フェースレーザー+メッキ |
グリップ | ツアーベルベットフルラバーグリップ (バックラインなし、Golf Prideロゴ入り)〈49.5g/口径60〉 |
シャフト/価格 | ・Diamana ZXi for HYBRID (S)(SR)(R) 中調子/¥38,500(税込) ・N.S.PRO 950GH neo (S)(R) 中調子/¥35,200(税込) |

まとめ
スリクソン ZXiU ユーティリティ アイアン は、球が上がりやすくて、ミドルアイアンのようにやさしいです。
ウッド型ユーティリティのような安定感があり、アイアン型ならではのコントロール性を備えています。
飛距離、操作性、打感、どの項目もクラストップレベル。これはアスリートの武器になります。
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