DUNLOP SRIXON(ダンロップ スリクソン)ZXi4 アイアンをじっくりと試打しました。
トップ気味でも球が持ち上がり、芯を外してもしっかりキャリーが出てくれる。ミートしやすくてよくつかまり、方向性がいい。
まるでユーティリティのような寛容性あります。
中空アイアンの長所がちゃんと感じられ、やさしさがまた1段階進化しました。
トップレベルの飛距離性能は1番手以上の飛距離をちゃんと確保しながら着弾地点の前後左右のブレ幅が小さい。
グリーンに乗せるのが楽チンなやさしい中空アイアンです。
ソフトステンレスの新採用で、ライ角調整が可能になった。打感も改善された。外観もカッコいい。
アマチュアゴルファーにとってネガティブ要素は一切見当たりません。使わなきゃ損と思うぐらい素晴らしい。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
DUNLOP SRIXON (ダンロップ スリクソン)
ZXi4 アイアン
/2024年11月発売モデル
【番手/ロフト】
・5番/23°
・7番/28.5°
【シャフト/価格・5本セット(6-PW)】
・N.S.PRO 950GH neo (S) 中調子/¥137,500(税込)
・Diamana ZXi for IRON カーボンシャフト中調子 (S)/¥143,000(税込)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- オフセンターでも高初速の高弾道でぶっ飛ぶ
- 方向も高さも距離もブレにくい
- 心地よくなった打感
気になった点もあります
- もう少し軽いスチールも欲しい
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スリクソン ZXi4 アイアン の評価【9.4/10】
【構えやすさ】9.5
セミグース、薄めのトップブレード、ミドルサイズのフェース。
ボテッとしていない。中空とは思えぬスッキリ感があり、アスリートにも好まれそうないい顔です。
ソフトステンレスの採用により、鋳造でありながらライ角ロフト角の調整が可能になった。このポイントは大きい。
やさしいアイアンなのにバックフェースのデザインはアスリートモデルそのもの。カッコいいです。
【距離性能】9.5
「7番× N.S.PRO 950GH neo (S) 」でドライバーのヘッドスピードが42m/sぐらいをイメージして振った時の測定値です。
打った感触のイメージよりもずいぶん初速が速い。芯を外しても距離が変わらない。安定感抜群の飛びです。
下記の表は 「7番×N.S.PRO 950GH neo (S)」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。
ZXi4 アイアン | 7番(28.5°)×N.S.PRO 950GH neo (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 38.6m/s |
ボール初速 | 53.9m/s |
キャリー | 167.3y |
トータル | 177.7y |
打ち出し角 | 19.5° |
バックスピン | 5,137rpm |
落下角度 | 48.4° |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.40 |
試打データから解った事は
①初速が速い
②サイドスピンが少ない
③フェースの下部の反発力が強く、弾道が高い
④スピンは平均レベル
⑤飛距離性能はトップレベル
ミスヒットに極めて強く、ロフト以上によく飛ぶ。飛距離性能はトップレベルです。
【弾道の高さ】9.5
フェース下部でヒットした時の上がり方が、前作よりも1段階アップしている。払い打ちでもグイグイ伸びる高弾道に。
V型のソール形状はおなじみの「TOUR V.T.SOLE」。3兄弟の中で最も角度が緩やかになっている。これは本当に気持ち良く抜けてくれます。
【つかまり】9.0
一般的に慣性モーメントが高いヘッドはつかまえにくいものだが、これはしっかりつかまります。
プッシュが出にくくて、つかまったりつかまらなかったりのブレがない。
【操作性】7.5
安定感優先です。
【打感】9.0
フェース全体で軽快に弾き返す心地いい打感。芯の分厚さはないが、その代わりに不快な衝撃が無くて柔らかい好感触。
中空アイアンの中ではトップクラスの打感です。
【やさしさ】10.0
ユーティリティのような寛容性あります。
払い打ちでも高く上がり、トップしても球が持ち上がり、距離も出てくれる。フェースの広範囲で大きな反発力があり、中空アイアンの長所がちゃんと感じられる。前作と比べるとやさしさが進化している。
出球の方向はピタッと狙い通り。1番手以上の飛距離を確保しながら着弾地点の前後左右のブレ幅がかなり小さい。
これなら、間違いなくグリーンに乗せるのが楽チンです。
左右に曲げたり、ビトイーンのの距離のコントロールを大事にしたい上級者は対象外だが、一般的なアマチュアゴルファーが使うなら、正直言って、このアイアンでダメな理由は見当たらない。
ZXi5アイアンと比べると、5~10ヤードぐらいは軽々と飛んで、2段階ぐらいミスに寛容。外観デザインのカッコよさは同じレベル。歴代のスリクソンは圧倒的に「5」が人気だが、今回は「4」の選択にネガティブ要素は見当たらない。
これ使うとズルいぞって思うぐらいやさしい。こっちを使わなきゃ損かも。
【総合評価】9.4/10
【構えやすさ】9.5
【飛距離】9.5
【弾道の高さ】9.5
【つかまり】9.0
【操作性】7.5
【打感】9.0
【やさしさ】10.0
標準シャフトは2種類
標準仕様のシャフトは1種類のスチールと1種類のカーボン。
・N.S.PRO 950GH neo (S)(R) 中調子
・Diamana ZXi for IRON カーボンシャフト中調子 (S)(SR)(R)
カーボンシャフトの印象は
Diamana ZXi for IRON は、先が暴れず、ミートしやすくてよくつかまるシャフトです。
(S)でドライバーのヘッドスピードが40~43m/sぐらい。
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オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- ミスに寛容なアイアンで1番手分以上飛ばしたい
- 操作性は重視しない
- 払い打つタイプ
- ヘッドスピードは平均前後、又はそれ以下
こんな人にはデメリットも
- 操作性を重視する
- 距離感を大事にする
ZXi4アイアンの競合モデルは
競合が多いですが、これらのモデルが比較対象になります。
DUNLOP SRIXON(ダンロップ スリクソン)ZXi5 アイアンをじっくりと試打しました。7番で31°前後のセミアスリートモデルの中では最高に打ちやすい。飛距離もトップレベル。やさしく狙えるアイアンのトップランナーです。[…]
前作との違い・進化した点
前作(ZX4 MK2 アイアン)の後継モデルになります。比較すると、
・球が上がりやすい
・さらにミスに強くなった
・外観デザインがスッキリした
・950 GH neo DST,KBS TOUR LITEの設定が無くなった
スリクソン ZXi4 アイアン の口コミ
前作よりも球が上がりやすくてやさしいです。とくにカーボンが打ちやすかったです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
他メーカーの中空アイアンよりも飛びますね。外観もカッコいいです。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
高弾道のキャリーでしっかりピンが狙えます。5番の距離がスゴイですね。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
商品情報(スペック)
メーカー | DUNLOP (ダンロップ) |
商品名 | SRIXON (スリクソン) ZXi4 アイアン |
番手(ロフト/ライ角/シャフト長) |
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ヘッド素材 | フェース:HT1770M (#4~7)ボディ:Soft SUS+タングステンニッケル合金 (#8~SW)ボディ:Soft SUS |
ヘッド製法 | フェース:鍛造 ボディ:ロストワックス精密鋳造 |
仕上げ | ミラー+サテン+フェースレーザー+メッキ |
グリップ | ツアーベルベットフルラバーグリップ |
シャフト・価格 | 【スチールシャフト】 5本セット(6-PW) ¥137,500(税込) 単品(4,5,AW,SW) ¥27,500(税込)
【カーボンシャフト】
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まとめ
スリクソン ZXi4 アイアンは、トップ気味でもしっかりキャリーが出て、よくつかまり、方向性がいい。まるでユーティリティのような寛容性あります。
飛距離性能はトップレベル。打感も改善。外観もカッコいい。ソフトステンレスの新採用で、ライ角調整が可能になった。
アマチュアゴルファーにとってネガティブ要素は一切見当たりませんでした。
グリーンに乗せるのが楽チンなやさしい中空アイアンです。
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