DUNLOP SRIXON(ダンロップ スリクソン)ZXi ハイブリッド をじっくりと試打しました。
高く上がり、真っ直ぐな弾道でよく飛び、オフセンターのロスが少ない。顔もいい。打感もいい。
欠点は見当たらない。
しっかりとつかまる。それなのに、左のミスが出ません。
アスリートがウッド型ユーティリティに求める必須条件が備わっています。
タイトなピンポジでも池やバンカーを気にせず攻められます。200ヤード先のピンをキャリーで狙いたい上級者には最強の武器になるかも。
スリーブによるロフト調節が可能になったのも魅力の一つです。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
DUNLOP SRIXON (ダンロップ スリクソン)
ZXi HYBRID (ハイブリッド・ウッド型ユーティリティ)
/2024年11月発売モデル
【番手/ロフト】
・3番/19°
・4番/22°
・5番/25°
【シャフト】
・Diamana ZXi for HYBRID (S)(SR) 中調子/¥44,000(税込)
・VENTUS ZXi for HYBRID (S) 中手元調子/¥44,000(税込)
・N.S.PRO 950GH neo (S) 中調子/¥40,700(税込)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- 球が上がりやすくてキャリーで狙える
- 左のミスもプッシュも出にくい
- カチャカチャが搭載された
気になった点もあります
- 左のミスは出にくくなったが、、、
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スリクソン ZXi ハイブリッド の評価【9.4/10】
【構えやすさ】9.5
ヘッドの大きさは、前作(ZX MK2 ハイブリッド)と比べると、1割ぐらい大きくなったが、これで普通のサイズといった感じ。
グースの度合いが減って、癖のない顔になった。払い打ちにも適した万人受けの顔になり、実に構えやすい。
【距離性能】9.5
「H4(22°)× Diamana ZXi for HYBRID (S) 」を使用して ドライバーのヘッドスピードが45m/sぐらいで振った時の測定値です。
平均してよく飛びます。ミスに強く、オフセンターのロスが少ない。
下記の表は 「H4(22°)× N.S.PRO 950GH neo (S) 」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。
SRIXON ZXi HYBRID | H4(22°)×N.S.PRO 950GH neo (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 39.8m/s |
ボール初速 | 58.1m/s |
キャリー | 196.8y |
トータル | 208.9y |
打ち出し角 | 14.3° |
バックスピン | 3,709rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.46 |
試打データから解った事は
①初速が速い
②サイドスピンが少ない
③打ち出し角が高い
④バックスピンは平均レベル
⑤オフセンターのロスが少ない
トップクラス飛距離性能。安定したキャリーになり、縦にも横にも着弾地点のブレ幅が小さい。
【弾道の高さ】9.0
地べたからよく上がってくれます。U4、U5は結構弾道が高め。U3で高弾道を打つにはヘッドスピードが必要。
【つかまり】9.0
ライ角は前作(ZX MK2 ハイブリッド)と比べると1.5°アップライトになった。
フェースにしっかり乗ってくれるから出球の方向がプッシュにならない。ターンが控えめだからドロー回転が掛かりにくい。この組み合わせによって絶妙なつかまりが完成されています。
【操作性】9.0
ドローは掛かりにくいが、安全に操作できます。
【打感】9.0
軽快な弾きとたわみが同時に感じられ、心地いい感触。オフセンターでも悪くない。
【やさしさ】9.0
高く上がり、よく飛び、方向性が良くて、オフセンターのロスが少ない。
顔もいい、打感もいい。
そして特徴的なのは、よくつかまって右のミスが出にくいのにフック回転が掛かりにくい点。
アスリートがユーティリティに求める必須条件が備わっています。
方向性がいいから、左右のOBゾーンが目に入ってこない。
右プッシュの心配をしたり、引っかけの心配をしたりと、自信がない状態で恐る恐る振ると高確率でミスショットになるものだが、もの凄い信頼感があります。
アップライトなライ角がボールをがっつりキャッチして、出球は直進方向。そこからドロー回転が掛からず真っ直ぐに。よくつかまって引っかけのミスが出ない。
オートマチックにつかまる、というか、オートマチックにストレート弾道が打てます。
この味付けは、すぐに手に馴染んでくれる。練習しなくても競技で使えそうな安心感です。
つかまりが抑えられ、前上がりからのショットも安心して振り切れそう。
タイトなピンポジでも池やバンカーを気にせず攻められる。フェードの出し入れでピンを狙いたい人には最強の武器になるかも。
【総合評価】9.4/10
【構えやすさ】9.5
【飛距離】9.5
【弾道の高さ】9.0
【つかまり】9.0
【操作性】9.0
【打感】9.0
【やさしさ】9.0
標準シャフトは3種類
標準仕様のシャフトは2種類のカーボンと1種類のスチール
・Diamana ZXi for HYBRID (S)(SR)(R) 中調子/¥44,000(税込)
・VENTUS ZXi for HYBRID (S)(R) 中手元調子/¥44,000(税込)
・N.S.PRO 950GH neo (S)(R) 中調子/¥40,700(税込)
カーボンシャフトの印象は
・Diamana ZXi for HYBRID は、全体的にしなやかにしなり、先が暴れずよくつかまる、やさしいシャフトです。(S)でドライバーのヘッドスピードが42~45m/sぐらい。(SR)で39~42m/sぐらい。
・VENTUS ZXi for HYBRID は、先が硬めで中心付近から手元にかけて粘りながらしなり、コンタクトしやすい。(S)で43~47m/sぐらい。
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オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 飛距離をアップさせたい
- 左のミスを減らしたい
- ある程度スイングが安定している
- ヘッドスピードは特別遅い方ではない
こんな人にはデメリットも
- 初級者
- 非力なゴルファー
ZXiハイブリッド の競合モデルは
競合が多いですが、これらのモデルが比較対象になります。
前作との違い・進化した点
ZX MK2 ハイブリッドの後継モデルになります。
比較すると、
・ライ角が1.5°アップライトに
・カチャカチャが搭載された
・シャフトバリエーションが2→3に増えた
・ロフトバリエーションに #2(17°) が追加された
・左のミスが出にくくなった
・安定感がアップした
スリクソン ZXi ハイブリッド の口コミ
U4は低めの弾道で右に出やすかったけど、U5はよくつかまって高く上がりました。U6も試打したいです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
方向性はいいですがドローが全然掛かりません。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
打ちやすい。フェードが逆球にならないから安心して振り抜けそうです。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
商品情報(スペック)
メーカー | DUNLOP (ダンロップ) |
商品名 | SRIXON ZXi FAIRWAY WOOD (スリクソン ZXi フェアウェイウッド) |
番手(ロフト)/体積/ライ角/長さ |
※スチールシャフトの長さは-0.5″ |
ヘッド素材 | [フェース]HT1770M [ボディ]マレージング鋼 |
ヘッド製法 | [フェース]鍛造 [ボディ]ロストワックス精密鋳造 |
仕上げ | IP+ミラー+サテン+レーザー |
グリップ | ツアーベルベットラバー360グリップ (バックラインなし、Golf Prideロゴ入り)〈50g/口径60〉 |
シャフト/価格 | ・Diamana ZXi for HYBRID (S)(SR)(R) 中調子/¥44,000(税込) ・VENTUS ZXi for HYBRID (S)(R) 中手元調子/¥44,000(税込) ・N.S.PRO 950GH neo (S)(R) 中調子/¥40,700(税込) |
まとめ
スリクソン ZXi ハイブリッド(ウッド型ユーティリティ) は、欠点は見当たりません。アスリートが求める条件が備わっています。
高く上がり、真っ直ぐな弾道でよく飛び、オフセンターのロスが少ない。顔もいい。打感もいい。
しっかりとつかまる。それなのに、左のミスが出ません。
200ヤード先のタイトなピンポジでも狙いたい上級者には最強の武器になるかも。
スリーブによるロフト調節が可能になったのも魅力の一つです。
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