TaylorMade(テーラーメイド) Qi HL アイアン をじっくりと試打しました。
昨年発売されたQiアイアンよりも軽量で、球が上がりやすくて、よくつかまるドローバイアス。
ロフトは2°寝ているが外観の違いは”HL”のロゴだけ。
軽くてロフトが大きいアイアンはやっぱりやさしい。
そもそもQiアイアンは素晴らしいアイアン。ミスに寛容で不満は一切なかったが、さらに1ランクやさしくなった。
非力なゴルファーは間違いなくこっちの方が軽くて振り抜きやすいだろう。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
TaylorMade(テーラーメイド)
QiHL アイアン
/2025年2月発売モデル
【番手/ロフト】
・7番/30°
【シャフト/価格(5本セット)】
・N.S.PRO 790GH (S) 先中調子/¥126,500(税込)
・Fujikura SPEEDER NX BLUE TM(SR)(R) 先中調子/¥143,000(税込)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- よくつかまり、高く上がる
- やさしい、ミスに強い
- 振り抜きやすい軽量設計

気になった点もあります
- 国内モデルは番手バリエーションが乏しい
- SELECTFIT STORE 限定商品

5番(23.5°),AW(49°),SW(54°)はUSモデルで購入できます!
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Qi HL アイアンの評価【9.5/10】
【構えやすさ】9.0
Qiアイアンと同じ顔。
ラージフェース、グース、分厚いトップブレード、安心してスクエアに構えられるやさしさ満点の顔。
【飛距離性能】9.0
「7番× Fujikura SPEEDER NX BLUE TM(SR)」でドライバーのヘッドスピードが38~39m/sぐらいをイメージして振った時の測定値です。
よく飛びます。Qiアイアンと比べてロフト2度の差は少し感じるが、飛距離の安定感は上がっている。
このヘッドスピードでこれだけ飛べば文句ないでしょう。
下記の表は 「7番×N.S.PRO 790GH (S)」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。
Qi HL アイアン | 7番(30°)×N.S.PRO 790GH (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 37.8m/s |
ボール初速 | 52.6m/s |
キャリー | 162.3y |
トータル | 169.8y |
打ち出し角 | 20.8° |
バックスピン | 5,398rpm |
落下角度 | 49.5° |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.39 |
試打データから解った事
①出球が高くて高弾道になる
②キャリーの安定感がある
③フェースの下部での反発力が強い
④スピンは平均レベル
⑤安定した飛距離
払いうちでも高弾道になり左右に曲がらない。キャリーが計算しやすい。
【弾道の高さ】10.0
弾道はかなり高い。フェース下部でヒットしても高く上がってくれます。
7番(30°)のロフトは昨年発売されたQiアイアンよりも2度大きいが、そのロフト以上に高く感じる。
おなじみの貫通型スピードポケットが球を持ち上げてくれる。
【つかまり】10.0
右のミスは気にしなくていいハイドローバイアス。
アップライトなライ角とナチュラルなターンでしっかりつかまえてくれる。つかまえやすさも1段階アップしています。
【操作性】6.5
安定感優先。
【打感】9.0
中空っぽい弾き感はあるが不快な振動はほとんどない。心地いい感触です。オフセンターも悪くない。
【やさしさ】10.0
球が上がりやすい。
つかまえやすい。
軽くて振り抜きやすい。
この3項目があればアイアンやさしいんだ。ロフトが立ってるクラブはやっぱり難しい。当たり前のことを改めて気付かされる。
2°の違いと全体重量の軽さ。外観の違いは”HL”のロゴだけ。
グリップが9g軽い、標準シャフトが軽い。ヘッドも軽い。ヘッド内の詰め物を軽くしているらしい。
そもそもQiアイアンは、払い打ちでよく上がり、ターンしなくてもつかまる。ミスに寛容で素晴らしいアイアンです。不満は一切ない。
もしかしたら、Qiアイアンのロフトを寝かしただけなんじゃないのかと思ったら、そんな”やっつけ仕事”ではなかった。
非力なゴルファーはこっちの方がいいじゃん。ってなりそう。
ロフトが寝かされて球が上がりやすい、つかまりやすい。軽さが大きく寄与してるように感じる。
【総合評価】9.5/10
【構えやすさ】9.0
【飛距離】9.0
【弾道の高さ】10.0
【つかまり】10.0
【操作性】6.5
【打感】9.0
【やさしさ】10.0

標準シャフトは2種類
標準シャフトは2種類
- N.S.PRO 790GH (S) 先中調子
- Fujikura SPEEDER NX BLUE TM(SR)(R) 先中調子
カーボンシャフトの印象は
Fujikura SPEEDER NX BLUE TM は、よくしなるが手元がグニャグニャしないからインパクトでタイミングが合わせやすい。つかまえやすい軽量シャフトです。(SR)でドライバーのヘッドスピードが37~39m/sぐらい、(R)で34~37m/sぐらい。
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメッリットがあります
- 高い弾道が打ちたい
- 軽いクラブでしっかり振り抜きたい
- 右のミスを減らしたい
- ヘッドスピードは平均以下
こんな人にはデメリットも
- ぶっ飛ぶアイアンが欲しい
- 操作性を重視する
- ヘッドスピードが速い
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Qi HL アイアンの競合モデルは
これらのモデルが比較対象になります。
30日間返品保証!
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前作との違い・進化した点
ステルスHD アイアン の後継モデルになります。比較すると、
・軽量化された
・UTっぽいデザインから一変してカッコよくなった
・振り抜きやすくなった
・安定感がアップした
QiHL アイアン の口コミ
よくつかまります。スチールシャフトの軽さが丁度いい感じです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
球が高いですね。私はもう少し重たい方が打ちやすいです。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
Qiアイアンよりもずいぶんやさしいですね。こっちだけを販売すればよかったのにと思ってしまいます。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
商品情報 (スペック)
メーカー | TaylorMade (テーラーメイド) |
商品名 | Qi HL アイアン |
番手(ロフト/ライ角/長さ) |
|
ヘッド素材 / フェース素材(製法) | [6,7,8]ステンレススチール [450SS] (鋳造) [9,PW]ステンレススチール [431SS] (鋳造) |
シャフト/価格 5本セット(6-PW) |
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グリップ | LAMKIN ST BK / BL (径60X/38.5g) キャリブレート(バックライン)有 |

まとめ
テーラーメイド Qi HL アイアン は、Qiアイアンよりも軽量で、球が上がりやすくて、よくつかまるドローバイアス。
外観の違いは”HL”のロゴだけ。
軽くて、ロフトが大きいアイアンはやっぱりやさしい。
非力なゴルファーは間違いなくこっちの方が軽くて振り抜きやすいだろう。
30日間返品保証! 5番アイアン、AW、SWあります。
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