TaylorMade(テーラーメイド) Qi35 MAX(マックス) レスキュー をじっくりと試打しました。
特徴はこの3点。
パワー不足を補ってくれる「振り抜きやすい軽量感」。
フェースの下部でも高弾道のキャリーが打てる「低重心のシャローヘッド」。
よくつかまって「方向がブレない直進性」。
この3項目はそれぞれのレベルが高い。
ミスしても大きなミスにならないから、信頼できるお助けクラブです。
番手はU7まであるから8番～9番アイアンぐらいまでカバーできるでしょう。
軽量ユーティリティがここまで打ちやすくなった。使わなきゃ損と思わせる素晴らしい仕上がりです。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
TaylorMade(テーラーメイド)
Qi35 MAX LITE(マックスライト) レスキュー (ユーティリティ)
/2025年2月発売モデル
【番手/ロフト】
・U4/23°
・U5/27°
【シャフト／価格】
・2025 AIR SPEEDER TM(S)(SR)(R)先中調子/¥50,600(税込)
試打を終えた率直な感想は
この３項目が最大のお勧めポイント
- 非力な人でもしっかり球が上がる
- つかまえやすい、優れた直進性
- ミスに強い
気になった点もあります
- U3がない
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Qi35MAX LITE レスキュー(ユーティリティ) の評価【9.4/10】
【構えやすさ】9.5
構えた時の印象は、地面に貼りついた大きめのシャローヘッド。
でも実際は、クラウン外周が淡色である事以外は基本的に Qi35MAXレスキュー と同じヘッド。外周カラーが白っぽいから大きく見える。
なぜか球が上がりそうな、つかまえやすそうな、やさしさオーラが2倍ぐらい出てる。
色の違いでこんなに印象が変わるのか。改めて「色って大事な要素なんだ」と思う。
安心感してスクエアに構えられる顔です。
【飛距離性能】9.0
試打１日目に「U4× AIR SPEEDER TM(SR)シャフト」を使用して、ドライバーが38~40m/sぐらいをイメージして振った時の測定値です。
ミスに寛容で安定した飛距離。非力でもしっかりキャリーで飛ばせる。
下記の表は 「U4×AIR SPEEDER TM(S)」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。
| Qi35 MAX LITE RESCUE | U4×AIR SPEEDER TM (S) |
|---|---|
| ヘッドスピード | 39.0m/s |
| ボール初速 | 56.3m/s |
| キャリー | 189.8y |
| トータル | 197.3y |
| 打ち出し角 | 15.0° |
| バックスピン | 3,790rpm |
| ミート率(SMASH FAC.) | 1.44 |
試打データから解った事
①キャリーで安定した距離
②フェース下部のミスに強い
③打ち出し角は高い
④バックスピン量は標準レベル
⑤ストレート弾道だがややドロー回転が掛かりやすい
払い打ちでも高弾道で、距離の安定感がある。オフセンターのロスが少ない。非力でもしっかりキャリーが稼げる。
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【弾道の高さ】10.0
高弾道。ヘッドスピードが遅くてもしっかり上がります。
【つかまり】9.5
よくつかまります。
ストレート～ナチュラルドローの範囲の安定したつかまり具合。プッシュが出にくくて、引っかけも出にくい。
【操作性】7.0
安定感優先。
【打感】9.0
弾き経緯の打感だが、衝撃が軽くてなかなか心地いい。
【やさしさ】10.0
軽量で振り抜きやすい。球が上がりやすい。優れた直進性。
この3項目が特徴だが、それぞれのレベルが高い。
芝の上から高弾道になり、フェースの下部でもしっかりキャリーが出てくれる。
よくつかまってくれるから、出球が目標方向からブレにくい。
何発打ってもほとんどミスになりません。
そもそも外観の配色とソールのウエイト重量以外は基本的に Qi35MAXレスキュー と同じヘッド。
Qi35MAXレスキューの舌を巻くようなやさしさに、軽量化による振りやすさが追加されている。
重量が軽いユーティリティは、ダウンスイングでヘッドが行方不明になるような不安があるが、そういったネガティブ要素は感じない。安定したスイング軌道になりコンタクトしやすい。これはシャフトとヘッドのバランスがいいのだろう。
まぁ、カスタムする人はいないと思うが標準シャフトの仕上がりの良さはリスペクトした方がいい。
今回はU6,U7は試打できなかったが、抜群にやさしいのは想像できる。
U7は、イマドキの8番～9番アイアンぐらいのロフト。ほとんどのゴルファーは9番アイアンならちゃんと打てるだろうから、それ以外は全部ユーティリティにするのが正解と結論が出てしまった。
軽量ユーティリティがここまで打ちやすくなった。脱帽です。
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【総合評価】9.4/10
【構えやすさ】9.5
【飛距離】9.0
【弾道の高さ】10.0
【つかまり】9.5
【操作性】7.0
【打感】9.0
【やさしさ】10.0
Nao標準シャフトは
標準シャフトは１種類。
- 2025 AIR SPEEDER TM (S)(SR)(R) 先中調子/¥50,600(税込)
オリジナルカーボンシャフトの印象は、
2025 AIR SPEEDER TM は、中間から先が柔らかくてヘッドが走る。軽いのに挙動が安定してるからタイミングが合わせやすい。(S)でドライバーのヘッドスピードが39〜42m/s、(SR)で37〜40m/sぐらい、(R)で35〜38m/sぐらい。
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 右方向のミスが多い
- 芝の上からしっかり球を上げたい
- ヘッドスピードは平均以下
こんな人にはデメリットもあります
- ヘッドスピードが平均以上
- 操作性を重視する
- スリーブ付きが欲しい
- 弾道を低く抑えたい
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Qi35MAX LITEレスキュー の競合モデルは
競合するモデルが多いですが、これらのモデルがよく似た性能です。
- タイトリスト GT1 ユーティリティ
- キャロウェイ ELYTE MAX FAST ユーティリティ
- ピン G440 HL ハイブリッド
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前作との違い・進化した点
前作に該当するモデルはありません。
Qi35 MAX LITE レスキュー の口コミ
最近試打した中では球の高さは1番です。シャフトは軽くてしっかりしてますね。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
やっぱり軽くてタイミングが合いませんでした。トップ気味になります。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
軽いですが問題なく振れます。軽いのに全然曲がりません。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
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商品情報 (スペック)
| メーカー | TaylorMade (テーラーメイド) |
| 商品名 | Qi35 MAX LITE (マックスライト) レスキュー |
| 番手(ロフト/体積/シャフト長/ライ角) |
|
| ヘッド素材 | ステンレススチール [450SS] + インフィニティカーボンクラウン + TSSバックウェイト |
| フェース素材 | ステンレススチール [450SS] ツイストフェース |
| グリップ | TM 2025 LK CL360 38.5g |
| シャフト/価格 |
|
まとめ
テーラーメイド Qi35 MAX LITE (マックスライト) レスキュー は、パワー不足を補ってくれる軽量モデルです。
高弾道が打てるシャローヘッド。よくつかまり方向がブレない直進性。
ミスがミスにならない、信頼できるお助けクラブです。
8番アイアンはもういらない。使わなきゃ損と思わせる素晴らしい仕上がりです。
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