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【試打&評価】PRGR プロギア 02 アイアン(2023)/やさしくピンを狙える

PRGR(プロギア) 02アイアン 2023年モデル を2日間じっくりと練習場で試打した後に購入して、ゴルフ場で約半年間使用しました。

実際にゴルフ場で打ってみると、よく拾い、高弾道で、狙った方向に飛んで、スコアがまとまりやすいアイアンである印象が強かったです。

計測データを検証すると、セミストロングロフトのアイアンの中ではトップレベルの飛距離性能であり、オフセンターのロスが極めて少ないことが確認出来ました

ボールにコンタクトしやすくて、やさしくピンを狙えるアイアンです。
シャープで構えやすい顔。打感もいい。外観もカッコいい。
前作(02アイアン 2020)は、やさしさ重視のポケットキャビティでしたが、今度はセミアスリートを中心に、幅広いゴルファーを満足させます。

どんなクラブなのか、トラックマンで計測したデータと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価と感想を項目別に解りやすくレビューします。



試打クラブのスペック

PRGR(プロギア)
02 アイアン
/2023年3月発売モデル
【番手 /ロフト】
・4番 /21°~PW /44°
【シャフト/価格(5本セット:6~PW)】
・Diamana FOR PRGR M-43(S),M-40(SR)/¥126,500(税込)
・Modus3 Tour 105(S)/¥126,500(税込)
・スペックスチールⅢ Ver.2 M-43 (S)/¥126,500(税込)
・Modus3 Tour 115(S)/¥126,500(税込)※購入したスペック

【試打1,2日目】 東京都内の練習場 晴れ 最高気温 17.5℃
【使用したゴルフ場】千葉県内,埼玉県内,神奈川県内などのコース
プロギア 02 アイアン 2023 の5番と7番

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試打を体験した率直な感想は

この3項目が最大のお勧めポイント

  • トップレベルの飛距離性能
  • ミートしやすい
  • ミスに寛容
nao1
Nao
10ラウンドぐらい使用しましたが、グリーンを外さないのでいいスコアばかりでした。なんで手放しちゃったのか、ちょっと後悔してます。

気になった点もあります

  • 48°~50°のAWが欲しい
nao1
Nao
PWのロフトは44°です。概ね他メーカーのライバルモデルにはギャップウェッジが用意されています。フルショットで活用する場面もあるので同じ構造のAW(48°~50°ぐらい)が欲しいところです。

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プロギア 02アイアン (2023)の評価【9.5/10】

【構えやすさ】9.5

ストレートネックに薄めのトップブレード。小さ過ぎず、安心感も兼ね備えている。セミアスリートモデルの教科書のような構えやすい顔です。
フェアウェイもラフもバンカーもどこでも構えやすい印象です。

プロギア 02 アイアン 2023 を構えた時のフェースの見え方

【飛距離】9.5

試打1日目に、Modus3 Tour 105(S)を挿入したモデルでドライバーのヘッドスピードが43m/s前後をイメージして振った測定値です。

初速が速くて、ミート率が高い。7番もよく飛ぶが、5番アイアンのぶっ飛びは予想外でした。
7番で30°ですが、ライバルがひしめく30°前後のアイアンの中では距離はトップレベル。

プロギア 02 アイアン 2023 の飛距離を計測したデータ


下記の表は、試打の2日目に、Modus3 Tour 115 (S)装着モデルを トラックマンで20球測定した平均値です。(レンジボール使用)

 

PRGR02アイアン20237番(30°)×Modus3 Tour 115 (S)
ヘッドスピード38.0m/s
ボール初速52.1m/s
キャリー165.3y
トータル174.1y
打ち出し角17.8°
バックスピン5,728rpm
落下角度48.0°
ミート率(SMASH FAC.)1.37

試打データから解った事は
①7番で30°のロフトとしてはトップレベルの飛距離性能
②オフセンターのロスが極めて少ない
③スピンは平均レベル
④打ち出し角と落下角度が高い

【弾道の高さ】9.0

フェース下部でも高弾道になりました。

プロギア 02 アイアン 2023 の外観

【つかまり】9.0

右のミスは警戒しなくていい。
ターンは控えめでフェースローテーションは大人しいが、ボールがしっかりとフェースに乗ってくれます。

プロギア 02 アイアン 2023 のソール形状

打ち込んだ時に、リーディングエッジがきれいに抜けてくれます。

【操作性】8.5

曲がり過ぎない範囲で安心して操作できます。

【打感】9.5

フェースがたわみながら、軽快に弾き返す。吸い付き感もある。とっても心地いい感触です。

【やさしさ】9.0

つかまえに行っても過剰なターンが抑えられ、引っ掛からない。安全なドローになりました。
振り遅れても、吸い付くようにフェースに乗って、プッシュもコスリも出ません。

かなりやさしいです。

ミスしてもグリーンに乗ってくれる印象が強かったです。
実際にパーオン率が上がりました。
深いラフからも抜けが良くて距離が合わせやすかったです。


プロギア02アイアン2023の4~PW

↑購入して半年間使った7本セット(4~PW)
2023年上半期のベストスコアはこのアイアンでした。


ボールにコンタクトしやすくて、よく拾い、よくつかまり、高く上がる。
飛距離は、セミストロングロフト・アイアンの中ではトップレベル。
打感もいい。操作性も悪くない。

きっと、「こんなアイアンが欲しかった」って思うセミアスリートゴルファーが多いでしょう。

外観もカッコいい。欠点はありませんでした。

プロギア 02 アイアン 2023 のバックフェース

【総合評価 9.5/10】

【試打評価 9.5】
構えやすさ  9.5
飛距離  9.5
弾道の高さ  9.0
つかまり  9.0
操作性 8.5
打感 9.5
やさしさ  9.0

nao1
Nao
セミアスリートがターゲットの中心ですが、アベレージゴルファーから上級者まで幅広い層にお勧めできますよ。

プロギア02アイアン(2023)の口コミ

私と一緒に試打を体験したゴルファーの意見や感想も参考にして下さい。

「ゼクシオXといい勝負」

ミスヒットに強くて安定した飛距離です。ゼクシオX(22) アイアン を使ってますがいい勝負です。でもスペックスチールⅢのM-40(SR)の打ちやすさは魅力的です。

《T.Tさん(40代) ゴルフ歴10年,スコア90〜99,39m/s,フェード系 サラリーマン・月2ゴルファー》

「5番アイアンがやさしい」

構えた感じはアスリートっぽくて、打ったらミスに寛容でやさしいアイアンです。この5番アイアンはやさしいのでちゃんと使いこなせる感じがします。

《KUNIさん(50代) ゴルフ歴27年,HDCP12,44m/s,ドロー系 夢はシングルのメタボ・ゴルファー》

「軽めのシャフトを選んだ方がいい」

楽ですね。よく飛んで方向性も素晴らしいです。普段よりも少し軽めのシャフトで軽快にに振り抜いた方が安定するかもしれません。

《RYOJIさん(50代) ゴルフ歴40年,HDCP3,48m/s,フェード系  学生時代はキャプテン。クラチャンは2位が最高。》

標準シャフトの特徴は・レフティは

標準仕様は2種類のスチールと1種類のカーボンが用意されています。
レフティモデル(左利き用)は設定がありません。

  • Diamana FOR PRGR M-43(S) M-40(SR) M-37(R) 中調子
  • スペックスチールⅢ Ver.2 M-43(S) M-40(SR) 元調子
  • Modus3 Tour 115 (S) 元調子
  • Modus3 Tour 105 (S) 元調子

標準シャフトの特徴は

オリジナルカーボンの「Diamana FOR PRGR」は、先が暴れず、ミートしやすい。飛距離も出る。(M-43)で41~45m/s、(M-40)で38~41m/s。ぐらい。(M-43)と(M-40)は重さも硬さも随分違います。

スペックスチールⅢの挙動とピタッとハマります。
950GH neo で長い番手を打つと手ごわいと感じる人が多いでしょうが、スペックスチールⅢのロングアイアンはやさしくてよく飛びます。


大幅なポイント還元中

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オススメしたいゴルファーは

こんな人にメリットがあります

  • セミストロングロフトで距離が出るアイアンが欲しい
  • ミスに強いアイアンでやさしくピンを狙いたい
  • ある程度フォームが安定している
  • 抜けの良さを重視したい

デメリットもあります

  • ミドルアイアンはよく上がるが、ロングアイアは弾道が低い
  • 軟鉄鍛造の打感が好きな人には弾きが気になるかもしれない

比較対象となるモデルは

競合が多いセミアスリートモデルのカテゴリーですが、この3モデルがよく似た性能です。

  1. ヤマハ RMX VD/M アイアン
  2. スリクソン ZX5 MK2 アイアン
  3. ミズノ JPX 925 FORGED アイアン

この中で プロギア02アイアン が最もやさしく感じました。

前作との違い・進化した点

  • 前作(02アイアン 2020)と比べると操作性が改善された
  • ポケットキャビティが廃止された
  • アスリートっぽい外観になった
  • 飛び過ぎが出なくなり距離が合わせやすくなった

商品情報 (スペック)

メーカーPRGR (プロギア)
商品名02 アイアン 2023年モデル
番手(ロフト/ライ角/シャフト長)
  • 4(21°/60.5°/38.5″)
  • 5(24°/61°/38″)
  • 6(27°/61.5°/37.5″)
  • 7(30°/62°/37″)
  • 8(34°/62.5°/36.5″)
  • 9(39°/63°/36″)
  • PW(44°/63.5°/35.5)

※スペックスチールⅢのシャフト長です。Diamana For PRGR は+0.25”、Modus3 は-0.25″

素材フェース:ニッケルクロムモリブデン鋼(SAE8655)
ボディ:軟鉄(S20C)
ウエイト:タングステン合金(#4-7)
製法フェース:圧延
ボディ:鍛造
ウエイト:粉末冶金
グリップ

重量:50、径:59、コード:無、バックライン:無

シャフト
  • Diamana FOR PRGR M-43(S) M-40(SR) M-37(R) 中調子
  • スペックスチールⅢ Ver.2 M-43(S) M-40(SR) 元調子
  • Modus3 Tour 115 (S) 元調子
  • Modus3 Tour 105 (S) 元調子
価格【5本セット】 (5-PW) ¥126,500(税込)
【単品】 (4,5) ¥25,300(税込)
nao2
Nao
スチールシャフトとカーボンシャフトの価格は同じです。4番アイアン、カーボンシャフトのM-37、モーダス115(S) は注文生産になります。


まとめ

プロギア 02 アイアン(2023)を試打した計測データと実際にゴルフ場で使用した体験をもとに、その評価をレビューしました。

実際にゴルフ場で打ってみると、スコアがまとまりやすいアイアンである印象が強かったです。
計測データからは、セミストロングロフトのトップレベルの飛距離性能と、オフセンターのロスが極めて少ないことが確認出来ました。
シャープで構えやすい顔。打感もいい。外観もカッコいい。

ボールにコンタクトしやすくて、やさしく狙えるアイアンです。
セミアスリートを中心に幅広いゴルファーを満足させます。


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