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【試打&評価】ピン G440 SFT フェアウェイウッド/芝の上から高い球が打てる、右のミスが消せる

PING (ピン) G440 SFT フェアウェイウッド をじっくりと試打しました。

これは本当に打ちやすい。軽く払えばハイドローに。
芝の上から高弾道で距離が稼げます。
バンカー越えも、池越えも、気楽にキャリーで狙える。
スコアメイクの強い味方になりそう。

トップ気味でもヒール気味でも高く上がり、
よくつかまって右のミスが気にならない。
方向性が抜群にいい。

コアモデルのMAXもやさしいが、やさしさを追求するならSFTで間違いないでしょう。

どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。

試打クラブのスペック

PING(ピン)
G440 SFT フェアウェイウッド
/2025年2月発売モデル
【番手/ロフト】
・3番/16°
・5番/19°
・7番/22°
【シャフト/価格】
・ALTA J CB BLUE (S 中調子)(SR 中先調子)(R 先調子)
・PING TOUR 2.0 CROME 65 (S 中元調子)
・FUJIKURA SPEEDER NX GREY 40 (先中調子)
【価格】
¥67,100(税込)

G440SFT フェアウェイウッドのソール

試打を終えた率直な感想は

この3項目が最大のお勧めポイント

  • 芝の上からの上がりやすさはトップクラス
  • 右のミスが出にくい
  • 安定感がすごい
naoの吹き出し画像1
Nao

MAXでも十分やさしいと思いましたが、SFTを打つと2割増しぐらいのやさしさを感じます。とにかくやさしさを重視したいならこっちですね。


気になった点もあります

  • 超やさしいが軽量ではない
naoの吹き出し画像2
Nao
全体重量は前作(G430SFT フェアウェイウッド)よりも少し重たくなってます。メインの標準シャフト「ALTA J CB BLUE」を選択すると、まあまあの重量感です。非力なゴルファーは「FUJIKURA SPEEDER NX GREY」の選択がベターかも。

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G440 SFT フェアウェイウッド の評価【9.4/10】

【構えやすさ】9.0

MAXと比べてクラウンの投影面積が一回り以上大きい。前作(G430SFTフェアウェイウッド)よりも少し大きくなった。
薄くて平ぺったいペッタンコなシャローヘッド。球が上がりそうな安心感がある。

G440SFT フェアウェイウッドを構えた時のクラウンの見え方

好き嫌いが分かれそうな顔。
MAXと迷ったら、どっちが構えやすいか、顔で決めるのもアリかも。

【飛距離性能】9.0

試打1日目に「5W× ALTA J CB BLUE (S)」を使用して、ドライバーのヘッドスピードが43~44m/sで振った時の測定値です。

G440SFT フェアウェイウッドの飛距離を計測したデータ

ぶっ飛びではないが十分な飛距離。


下記の表は 「5W×PING TOUR 2.0 CROME 65 (S) 」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。

G440 SFT フェアウェイウッド5W(19°)×PING TOUR 2.0 CROME 65 (S)
ヘッドスピード40.5m/s
ボール初速58.8m/s
キャリー205.9y
トータル218.0y
打ち出し角15.0°
バックスピン3,622rpm
ミート率(SMASH FAC.)1.45

試打データから解った事

①フェース下部でもよく上がりよく飛ぶ
②オフセンターのロスが少ない
③打ち出し角がかなり高い
④スピン量は平均レベル
⑤サイドスピンが少ない

ビデオの再生を見てるような、ものすごい安定感。
方向性、高さ、到達点、ほとんどブレない。飛距離性能は合格ライン


安い!
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【弾道の高さ】10.0

出球が高くて1番手ぐらい高く上がる。適度なスピンが掛かって、球がよく持ち上がる。

【つかまり】10.0

フェースのターンは控えめだがナチュラルにドローが掛かってくれる。
右のミスは消してくれそう。

【操作性】7.0

安定感重視です。

【打感】9.0

軽快な弾きが芯を外してもしても不快感が少ない。
衝撃が軽くて心地いい感触。

【やさしさ】10.0

本当に打ちやすい。
芝の上からやさしく打てる。高弾道のキャリーでしっかりと距離が稼げます。
地べたからちゃんと打てるから、スコアメイクが楽になるでしょう。

トップしても、ヒール寄りでもトゥ寄りでも、どこでヒットしても大きな問題は発生しない。
よくつかまって右のミスが気にならない。方向性も抜群にいい。

歴代のSFTと同様に3Wが5Wぐらい、5Wが7Wぐらいのやさしさがある。相変わらずの打ちやすさに安心した。
前作(G430SFTフェアウェイウッド)よりも球が上がりやすくて方向性もアップしている。

コアモデルのMAXもやさしくて欠点が見当たらないが、SFTを選ばない理由も見当たらない。
悩ましいところだが、やさしさを追求するならSFTで間違いないだろう。

高く上がってくれるのでバンカー越えも、池越えも、気楽にキャリーで狙える。
強い味方になりそうです。

【総合評価】9.4/10

【構えやすさ】9.0
【飛距離】9.0
【弾道の高さ】10.0
【つかまり】10.0
【操作性】7.0
【打感】9.0
【やさしさ】10.0

naoの吹き出し画像1Nao
MAXと迷う人が多いかもしれませんが、やさしさを最優先で選ぶなら迷う余地はありませんよ。それでも迷うなら顔の違いが決め手になりそうです。

標準シャフトは

標準シャフトは4種類。

  • ALTA J CB BLUE (S 中調子)(SR 中先調子)(R 先調子)
  • PING TOUR 2.0 CROME 65/75 (X 中元調子)(S 中元調子)(R 中調子)
  • PING TOUR 2.0 BLACK 65/75 (X 手元調子)(S 中元調子)
  • FUJIKURA SPEEDER NX GREY 35 (先調子)/40 (先中調子)

オリジナルカーボンシャフトの印象は、

  • 「ALTA J CB BLUE」は、コンタクトしやすくて、よくつかまり、球が持ち上がる。軽く振り抜いてもヘッドが走る。(S)でドライバーのヘッドスピードが41~44m/s、(SR)で38~41m/s、(R)で36~39ぐらい。
  • 「PING TOUR 2.0 CHROME」は適度なしなりがあり、振り抜きやすさがある。つかまえやすいシャフト。65は(S)でドライバーのヘッドスピードが43〜47m/s、(R)で41〜44m/sぐらい。
  • 「PING TOUR 2.0 BLACK 」は、叩きたい人、弾道を抑えたい人向け。粘りもあるからすっぽ抜けになりにくい。65は(S)でドライバーのヘッドスピードが44〜47m/sぐらい。75は(S)で46〜49m/sぐらい。
  • 「FUJIKURA SPEEDER NX GREY」は、先端が鞭のようにしなり、ヘッドが走る。コンパクトに振り抜くよりもゆったりと大きな弧を描くとキャリーが出しやすくてよく飛ぶ。1フレックス。重さは「35」と「40」の2種類。ドライバーのヘッドスピードが34~38m/sぐらい

最近の円高で安くなった!

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オススメしたいゴルファーは

こんな人にメリットがあります

  • 芝の上から高い球が打ちたい
  • 右のミスを減らしたい
  • 全番手にスリーブが欲しい

こんな人にはデメリットもあります

  • 球の高さを抑えたい
  • 操作性を重視する
  • コンパクトな顔が好き

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G440 SFTフェアウェイウッドの競合モデルは

競合するモデルが多いですが、これらのモデルがよく似た性能です。

兄弟モデル

PING (ピン) G440 MAX (マックス)フェアウェイウッド をじっくりと試打しました。地べたから上がりやすくて、直進性がまたまた進化した。ターゲットに向かってグイグイ伸びてトップレベルの飛距離性能。球が捻じれない奇[…]

G440MAX フェアウェイウッドのソール
兄弟モデル

PING (ピン) G440 LST フェアウェイウッド をじっくりと試打しました。これは素晴らしいフェアウェイウッドです。「チタン×カーボンクラウン」この組み合わせは別次元。とにかくぶっ飛んで、しかもオフセンターのロス[…]

G440LST フェアウェイウッドの外観

前作との違い・進化した点

G430 SFT フェアウェイウッド の後継モデルになります。比較すると、

・全番手の体積が大きくなった
・球が上がりやすい
・打感が改善された
・さらにミスに寛容になった



G440 SFT フェアウェイウッド の口コミ

球が上がって、本当にやさしいです。ALTA J CB BLUEが打ちやすかったけど(SR)と(R)で迷うところです。

《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》

3WがG440MAXフェアウェイウッドの4Wよりも高く上がります。5Wも球が高いです。

《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》

顔がデカいのが気になりますが、やさしさはトップレベルですね。

《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》

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商品情報 (スペック)

引用:PING 公式ホームページ

メーカーPING (ピン)
商品名G440 SFT フェアウェイウッド
番手(ロフト・ライ角・シャフト長)
  • 3W (16°・58°・43″)
  • 5W (19°・58.5°・42.5″)
  • 7W (22°・59°・42″)
体積・[3W] 193cm3
・[5W]185cm3
・[7W]174cm3
ヘッド素材[フェース]FORGEDマレージング鋼C300
[ボディ]17-4ステンレススチール
[クラウン]カーボン
シャフト
  • ALTA J CB BLUE (R 先調子)(SR 中先調子)(S 中調子)
  • PING TOUR 2.0 CHROME 65 (R 中調子)(S 中元調子)(X 中元調子)
  • PING TOUR 2.0 CHROME 75 (R 中調子)(S 中元調子)(X 中元調子)
  • PING TOUR 2.0 BLACK 65 (S 中元調子)(X 手元調子)
  • PING TOUR 2.0 BLACK 75 (S 中元調子)(X 手元調子)
  • FUJIKURA SPEEDER NX GREY 35 (先調子)
  • FUJIKURA SPEEDER NX GREY 40 (先中調子)
グリップGP360 LITE TOUR VELVET ROUND
(バックライン無し)
価格¥67,100(税込)
naoの吹き出し画像1
Nao
価格は全シャフト共通です。レフティモデル(左利き用)も設定されています。

まとめ

ピン G440 SFTフェアウェイウッド は、芝の上から打ちやすくて、高弾道で距離が稼げます。
トップ気味でもヒール気味でも高く上がり、よくつかまって右のミスが気にならない。
方向性が抜群にいい。
飛距離も十分。打感もいい。
コアモデルのMAXもやさしいが、やさしさを追求するならSFTで間違いないでしょう。


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