TaylorMade (テーラーメイド) P7CB アイアン 2024年モデル をじっくりと試打しました。
ボールにコンタクトしやすくて、ヘッドの動きがスムーズです。
ショットの再現性が高いアイアンに進化しました。
ロングアイアンは球が上がりやすくなっている。ショートアイアンは大きいバンスの効果でダフリに強くなった。
前作(P7MCアイアン)は軟鉄鍛造一枚モノだったが、「タングステンウェイト」と「セラミックコア」が内蔵された。
前作と比べると、圧倒的に弾道がまとまります。
打感は最高。操作性も最高。抜けの良さも文句なし。
そこにやさしさが加わりました。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
P7CB アイアン
/2024年9月発売モデル
【番手/ロフト】
・5番/26°
・7番/33°
【シャフト/価格(5本セット:6~PW)】
・Dynamic Gold MID 115 (S200) /¥148,500(税込)
・Modus Tour 105 (S) /¥148,500(税込)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- 少しのミスなら許してくれる
- 素晴らしい操作性
- 極上の打感
気になった点もあります
- カーボンシャフトの設定が欲しかった
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P7CB アイアン 2024 の評価【9.3/10】
【構えやすさ】9.5
ストレートネックのコンパクトフェース。ダウンブローに打ち込みたくなるイケメンです。
前作(P7MCアイアン2023)と比べるとトップラインのヒール側が低くなった。よりシャープな印象。
【飛距離性能】8.5
「7番× Modus Tour 105(S)シャフト」を使用した時の平均的な測定値です。
このクラスのライバルアイアンと比べて、同等レベルの飛び。
軟鉄鍛造アイアンとしてはミスに寛容で安定したキャリーを刻みます。
下記の表は、 Dynamic Gold MID 115 (S200)シャフトを装着して、トラックマンで測定した平均値です。
P7CBアイアン(2024) | 7番(33°)×Dynamic Gold MID 115 (S200) |
---|---|
ヘッドスピード | 38.1m/s |
ボール初速 | 50.6m/s |
キャリー | 157.2y |
トータル | 167.3y |
打ち出し角 | 18.6° |
バックスピン | 6,553rpm |
落下角度 | 47.3° |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.33 |
試打データから解った事
①ロフト通りの距離が安定して確保できる
②球の高さに安定感がある
③オフセンターのロスが少ない
④スピンは多い
鍛造アイアンにしては距離の安定感があります。ドローが掛かかりやすいから、距離を出そうと思えば1番手分ぐらい飛ばすのは簡単でした。
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【弾道の高さ】9.0
ノーマルロフトのロフト通りの高さ。フェース下部でもよく上がってくれる。
前作よりも低重心化されキャビティ構造が深くなった。
ソール内には番手別に「タングステン」と「セラミックコア」が内蔵された。球を持ち上げてくれます。
【つかまり】9.0
フェースローテーションが緩やかになった。つかまり過ぎのミスが出にくくなった印象。
と言っても、プッシュやスライスが出るような味付けではない。
ドローヒッターの私が打つと、基本的にナチュラルドローになります。よくつかまります。
【操作性】10.0
抜けが良くて、イメージ通りに操作できます。曲がり過ぎも回避してくれる。素晴らしい操作性。文句なし、満点です。
【打感】10.0
ダウンブローに打ち込むとボールがフェースに吸い付いて、つぶれる感触になる。インパクト時間が2倍ぐらい長く感じます。
トップクラスの最高の打感。
【やさしさ】8.5
ボールにコンタクトしやすくて、とにかく打ちやすい。
ヘッドの動きがスムーズで、ミートしやすいからナイスショットの確率が高い。
私は、前作のP7MCアイアン(2023)を所有していますが、
5番アイアンを交互に打ち比べると、球が上がりやすくてショットの再現性が高い。
7番アイアンで打ち込んだら、バンスが大きめで手前から入ってもダフリに強い。ピンのアイアンのようなやさしさを感じます。
前作と比べると、圧倒的に結果がいい。バランスがいい。フェースの動きがいい。
軟鉄鍛造一枚モノと、複合素材との違いがここまで効果があるのかと感心しました。
前作はマニュアルのスポーツカーで山道を走らせている感じだった。
一歩間違うと崖から転落するような怖さがあったが、コーナーをギリギリまで攻める緊張感があった。
このNEWアイアンには、まるで車線逸脱防止支援の装置が付いた最新のスポーツカーに乗り換えたような安心感がある。
操る喜びを残しつつ、安全運転をサポートしてくれる。
マフラーのサウンドは従来以上に心地いい。そんな最新モデルって感じ。
「切れ味」と「やさしさ」の素晴らしい調合です。アスリートゴルファーにおすすめです。
【総合評価】9.3/10
【構えやすさ】9.5
【飛距離】8.5
【弾道の高さ】9.0
【つかまり】9.0
【操作性】10.0
【打感】10.0
【やさしさ】8.5
標準シャフトは
- Dynamic Gold MID 115 (S200)
- Modus Tour 105 (S)
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豊富なシャフト
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オススメしたいゴルファーは
こんな人にメッリットがあります
- 操作性を重視する
- 打感にこだわる
- 寛容性が少し欲しい
- 平均以上のヘッドスピード
- 中、上級者
こんな人にはデメリットも
- 払い打ちするタイプ
- ヘッドスピードが平均以下
- スイングに安定感がない人
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P7CBアイアン(2024)の競合モデルは
これらのモデルが比較対象になります。
前作との違い・進化した点
P7MCアイアン(2023)の後継モデルになります。
比較すると、
・ショットの再現性が1段階アップした
・抜けの良さがアップした
・ロングアイアンが随分やさしくなった
・少しロフトが立てられた
・複合素材(タングステン、セラミックコア)が内蔵された
・5本セットになった
・「SELECTFIT STORE 限定販売」だったが、一般の吊るし販売になった
P7CBアイアン(2024)の口コミ
なかなか芯に当たりません。飛距離も出ません。私には難しいです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
打ちやすいですね。よくつかまります。飛距離もまあまあ。結構やさしいですよ。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
打感は最高です。意外に寛容性もありまね。扱いやすいアイアンです。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
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商品情報 (スペック)
メーカー | Taylormade (テーラーメイド) |
商品名 | P・7CB アイアン (2024年モデル) |
番手(ロフト/ライ角/シャフト長) |
|
ヘッド素材 / フェース素材(製法) | 【3-6】軟鉄 [S25C] (鍛造) + 内蔵タングステンウェイト + 内蔵セラミックコア / 軟鉄 [S25C] (鍛造) 【7-PW】軟鉄 [S25C] (鍛造) + 内蔵セラミックコア / 軟鉄 [S25C] (鍛造) |
グリップ | TM Tour Velvet 360 Black/Black (径60/50g) |
シャフト | ・Dynamic Gold MID 115 (S200) ・Modus Tour 105 (S) |
価格 | 【5本セット (6-PW)】 ¥148,500(税込) 【単品 (3,4,5)】 ¥29,700(税込) |
まとめ
テーラーメイド P7CB アイアン 2024年モデル は、軟鉄鍛造の内部に複合素材がが内蔵され、ショットの再現性が高いアイアンに進化しました。
ボールにコンタクトしやすくて、ヘッドの動きがスムーズで打ちやすい。
ロングアイアンは球が上がりやすくなっている。ショートアイアンはダフリに強くなった。
打感は最高。操作性も最高。抜けの良さも文句なし。やさしさも加わりました。
切れ味を求めながらちょっぴりのやさしさも欲しいアスリートにおすすめです。
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