オノフ KURO(黒 クロ) ドライバー 2026年モデル をじっくりと試打しました。
長年慣れ親しんだような打ちやすさを感じ、ナイスショットが連発する。弾道を見ると全部同じナチュラルドローの高弾道。
振り抜きやすくてスイングプレーンに乗せやすい。
強振しなくてもエネルギーがボールに集中して、高初速を打ち出してくれる。
前作(KURO ドライバー 2024)よりも芯が拡大して、直進性がアップしている。インパクトでタイミングよくターンして右プッシュが出る気配がない。
概ね、アスリートモデルは「飛ぶけど、手強い」が、この新しいクロドライバーは、「よく飛ぶのに手強くない」。
グリップエンドとヘッドのウエイトスクリューをクロス(交換)する「XCBT (クロスバランステクノロジー)」は、目からうろこかも。
従来のクロよりもやさしくなって、よく飛んで、操作性もいい、打感もいい。
予想以上にいいドライバーでした。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
ONOFF (オノフ)
KURO (クロ 黒) ドライバー 2026
/2025年9月発売モデル
【ロフト】
・9.5°
・10.5°
【シャフト/価格】
・CBT:626D (S) 中調子/¥96,800(税込)
・LABOSPEC SHINARI:60 (S) 中調子/¥102,300(税込)

試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- 安定のぶっ飛び
- よくつかまる、方向性がいい
- オフセンターのロスが軽減された

気になった点もあります
- 可変ウエイトが減った

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KURO ドライバー 2026 の評価【9.5/10】
【構えやすさ】9.5
いかにも球が上がりそうな雰囲気。投影面積が大きくなった。まるでAKAのような佇まい。
安定感をイメージさせるやさしい顔です。

「パワートレンチ」という溝が無くなり、「オーマーク風凸リブ」という突起が新設された。
構えやすさとエネルギーロスの抑制効果があるとの事。効果は分からないが、打ってみると納得させられるぶっ飛びだった。
【飛距離性能】10.0
「10.5°×CBT:626D (S)」を使用して、43m/s前後で振った時の測定値です。
この標準シャフトは振り抜きやすい。インパクトにパワーが集中してくれる。
ヘッドもいい、オフセンターでもよく飛びます。

下記の表は 「9.5°×LABOSPEC SHINARI:60 (S)」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。
| KURO ドライバー 2026 | 9.5°×LABOSPEC SHINARI:60 (S) |
|---|---|
| ヘッドスピード | 46.1m/s |
| ボール初速 | 67.7m/s |
| キャリー | 251.5y |
| トータル | 275.0y |
| 打ち出し角 | 13.9° |
| バックスピン | 2,622rpm |
| ミート率(SMASH FAC.) | 1.47 |
試打データから解った事
①高初速
②ぶっ飛ぶ
③打ち出し角は高い
④オフセンターのロスが少ない
⑤スピンはやや少なめ
高初速、高弾道、直進性、すべてがトップクラス。ミスヒット時にオフセンターと思えぬデータが連発した。
【弾道の高さ】9.5
10.5°は高弾道。9.5°は中高弾道。
持ち球が低くない人はロフト選びは悩むところ。スリーブも装備されている。

標準仕様では8gのウエイトが装着。ウエイトスクリューを交換すると、重量やバランスが調整可能になり球の上がりやすさも変わる。
さらに、グリップエンド(7g)とヘッド(8g)のウエイトスクリューを交換することで、クラブ重量を変えずにバランスを変えることができる。
【つかまり】9.5
ターンは控えめだが、直進方向に安定したつかまり。右プッシュが出にくい。引っかけも出にくい。
【操作性】9.0
曲がり過ぎない範囲で安全に操作できます。
【打感】9.5
インパクト時間が長く感じる。フェースがたわんだ後にボールを押し込みながら復元するような心地いい打感。
【やさしさ】9.5
インパクトの感触はそれほどでもないのに、弾道を見ると真っ直ぐにぶっ飛びます。
この日は調子が悪くて、マイクラブでは散らばってたのに調子が戻ってしまった。
試打の1球目から、長年慣れ親しんだような打ちやすさを感じ、当たり前のようにナイスショットが連発する。全部同じナチュラルドローの高弾道。
なんだかスイングプレーンに乗せやすくて、スイング矯正用の器具でも振ってるかのようなスイングの安定感がある。
これは振りやすい。
それほど強振していないのに、ヘッドスピードが上がって飛距離もスゴイ。
重さを量ると、標準シャフト「CBT:626D (S)」で310.5gで、オリジナルカーボンとしては結構しっかり目。
だが、そんな重量は感じない。
恐らくカウンターバランスの効果だろう。
ヘッドが走って、インパクトでタイミングよくターンして右プッシュが出ない。
前作(KURO ドライバー 2024)よりも芯が拡大して、直進性がアップ。エネルギーがボールに集中して、高初速を打ち出してくれる。
概ね、アスリートモデルは「飛ぶけど、手強い」。
アベレージゴルファー向けは「飛ばないけど、やさしい」と感じる事が多い。
その中間もある。セミアスリート向けは「そこそこ飛ぶけど、ちょっと手強い」。
大体この3タイプに分けられるが、この新しいクロドライバーは、「よく飛ぶのに手強くない」。
グリップエンドとヘッドのウエイトスクリューをクロス(交換)することで、クラブ重量を変えずにバランスを変えることができる「XCBT (クロスバランステクノロジー)」は、甘く見ちゃいけない。丁度いいバランスを探ることは大事な要素だと思い知らされる。この装備は今後もっと脚光を浴びるような気がする。
P社ののコアモデルのような打ちやすさがあり、飛距離はそれ以上かもしれない。
買った人から「いいドライバーと出会えた」ていう感想が聞こえそうな予感しかありません。
【総合評価】9.5/10
【構えやすさ】9.5
【飛距離】10.0
【弾道の高さ】9.5
【つかまり】9.5
【操作性】9.0
【打感】9.5
【やさしさ】9.5
Nao標準シャフトは
標準シャフトは1種類の専用カーボン。
- CBT:626D (S) 中調子/¥96,800(税込)
さらに豊富なバリエーションのラボスペックが用意されている。
- LABOSPEC SHINARI:40, 50, 60 (S) 中調子/¥102,300(税込)
- LABOSPEC TATAKI:40, 50, 60 (S) 元調子/¥102,300(税込)
- LABOSPEC ST:65 (S) 中元調子/¥102,300(税込)
オリジナルカーボンシャフトの印象は、
CBT:626D は、グリップ側に重量感があり、カウンターバランスのような走りを感じる。中から先が俊敏にしなり、力強く飛んでくれる。インパクトゾーンでフェースがスクエアに戻りやすい。タイミングが合わせやすいシャフトです。(S)で41〜45m/sぐらい。
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- キャリーで飛ばしたい
- ハードな低スピンドライバーは苦手
- 平均前後、またはそれ以上のヘッドスピード
- 中、上級者
こんな人にはデメリットもあります
- 超低スピンでぶっ飛ばしたいパワーヒッター
- 非力なゴルファー
- 初級者
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KURO ドライバー 2026 の競合モデルは
競合するモデルが多いですが、これらのモデルがよく似た性能です。
前作との違い・進化した点
KURO ドライバー 2024 の後継モデルになります。比較すると、
・ライ角が1°アップライトになった
・クラウンのデザインが変わった
・後方のウエイトが2個から1個に減った
・飛距離性能がアップ
・方向性が上がった
・オフセンターのロスが改善された
KURO ドライバー 2026 の口コミ
ちょっと重たいので私にはAKAの方が適合しそうです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
KUROなのにやさしそうに見えます。実際に球が上がりやすくてよく飛びますね。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
ミートしやすいですね。ラボスペックシャフトが新しくなりましたが振り抜きやすくてよく飛びます。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
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商品情報 (スペック)
| メーカー | ONOFF (オノフ) |
| 商品名 | DRIVER KURO 2026 (ドライバー クロ 黒・2025年発売モデル) |
| ロフト/ライ角 |
|
| 体積 | 460cm3 |
| ヘッド素材 | HST160C フェース&ボディ一体、カーボンクラウン (ウエイトスクリュー 8g:タングステン合金) フェース面:高精度レーザーミーリング加工(隠れONOFF) |
| 製法 | 鋳造 |
| グリップ | ONOFF GR CBT (本体43g)+(ウエイトスクリュー7g:タングステン合金) 口径58,バックラインなし |
| シャフト/価格 |
|

まとめ
オノフ KURO ドライバー 2026年モデル は、振り抜きやすくて、スイングプレーンに乗せやすい。
打ちやすいバランスで飛距離と直進性がアップ。
強振しなくてもエネルギーがボールに集中して、高初速でぶっ飛びます。
よく飛んで、操作性もいい、打感もいい。
予想以上にいいドライバーでした。
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