HONMA T//WORLD (ホンマ ツアーワールド) TW767 Px アイアン 2025年モデルをじっくりと試打しました。
払い打ちでも高く上がり、よくつかまり、ミスに強い。
軟鉄鍛造ボディにカップフェース。このクラス最高の飛距離性能を叩き出す。
1番手ぐらい軽々と飛んで、スイートエリアが2回りぐらい広い。
ミスしてもグリーンに乗ってくれるから、本当にやさしく狙えるアイアンです。
兄弟モデル(Vxアイアン)とロフトもライ角も同じだからコンボアイアンも問題ない。
やさしく狙えるアイアンの中でもトップレベルの仕上がりです。安心してピンを狙えます。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
HONMA T//WORLD (ホンマ ツアーワールド)
Px アイアン
/2024年11月発売モデル
【番手/ロフト】
・5番/24°
・7番/30°
【シャフト/価格・5本セット(6-P)】
・N.S.PRO 950GH neo (S) 手元調子/¥137,500(税込)
・VIZARD EG-C (S) 中調子/¥154,000(税込)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- フェース下部でも球が上がりやすい
- 縦距離の安定感がある
- カップフェースなのに心地いい打感

気になった点もあります
- 4番アイアンが無くなった

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ツアーワールド Px アイアン(TW767) の評価【9.4/10】
【構えやすさ】9.5
ちょっと大きめのフェース、薄めのトップブレード、わずかにセミグース。スッキリした構えやすい顔。ターゲットに対してスクエアに構えやすい。
安心感がありながら、アスリート好みの顔に仕上がってます。
【飛距離性能】9.5
「7番× VIZARD EG-C (S) 」でドライバーのヘッドスピードが40m/s前後をイメージして振った時の測定値です。
飛びます。7番で30°のセミストロングロフトとは思えぬ飛距離性能。いい意味で予想を裏切られました。
下記の表は 「7番×N.S.PRO 950GH neo (S)」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。
T//WORLD Px アイアン | 7番(30°)×N.S.PRO 950GH neo (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 38.1m/s |
ボール初速 | 52.6m/s |
キャリー | 166.8y |
トータル | 172.2y |
打ち出し角 | 19.7° |
バックスピン | 5,710rpm |
落下角度 | 49.3° |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.38 |
試打データから解った事は
①7番で30°前後のアイアンの中ではトップレベルの飛距離性能
②フェース下部でも高弾道
③オフセンターのロスが少ない
④スピンは標準レベル
高弾道でよく飛び、オフセンターのロスが少なくて、落下地点のバラツキが少ない。球の高さに安定感がある。
【弾道の高さ】9.5
1番手分ぐらい高く上がる。高弾道です。払い打ちでフェース下部でも高く上がります。
下部が分厚くて深めのキャビティ構造が球を持ち上げてくれる。
カップフェースのアイアンとしてはスッキリしたソール。抜けがいいちょっと広めのソール形状。
【つかまり】9.0
よくつかまります。
ドロー回転が掛かりや酸い感じではないが、直進方向にしっかりつかまります。プッシュも出にくい。
【操作性】8.5
安全に操作できます。
【打感】9.0
少し分厚さが物足らないが、カップフェースと思えない軟鉄っぽい好感触。心地いい打感です。
【やさしさ】9.0
払い打ちでも高く上がり、よくつかまって直進性が高い。このクラス最高の飛距離性能。ミスに強く、安心してピンを狙えます。
アスリートっぽい顔の7番で30°のセミストロングロフト。軟鉄鍛造ボディにカップフェース。
このジャンルのセミアスリートアイアンは市場で最も人気がありレベルが高いライバルが多いが、お宝発見って感じ。素晴らしいです。
一枚モノと比べると1番手ぐらい飛んでくれるし、スイートエリアが2回りぐらい広い。
芯を外してもグリーンに乗ってくれるが、「そんなの当たり前だよ」ってアイアンの囁きが聞こえてくる。
軟鉄鍛造一枚モノでプロゴルファー気分になってプレーしたい人もいるが、それはそれで否定はしない。
でもこれを打つと、結局競技に出た時はスコアだけ。寛容性が高いアイアンでやさしくピンを狙えた方がいいスコアが出る確率が高いのは小学生でもわかること。そんな気持ちになります。
注目すべきは、兄弟モデル(Vxアイアン)と同じスペックであること。これならコンボアイアンも問題ない。
一般的には1度~3度ぐらいロフトが立って、コンボにするときにつながりが上手くいかない。そこをしっかり見据えて開発されたのだろう。外観もそっくり。
やさしく狙えるアイアンの中でもトップレベルの仕上がりです。
【総合評価】9.4/10
【構えやすさ】9.5
【飛距離】9.5
【弾道の高さ】9.5
【つかまり】9.0
【操作性】8.5
【打感】9.0
【やさしさ】9.0

標準シャフトは5種類
標準仕様は3種類のスチールと2種類のカーボン。吊るし販売は950GH neo(S)とVIZARD EG-C (S)(R)のみ。
・Modus3 Tour 115 (S) 手元調子
・Modus3 Tour 105 (S)(R) 手元調子
・N.S.PRO 950GH neo (S)(R) 中調子
・VIZARD EG-C (S)(R) 中調子
・VIZARD EG-IB 70,85,100 元調子
オリジナル カーボンシャフトの印象は
本間オリジナルカーボンシャフトは、打ちやすくて評価が高い。
[VIZARD EG-C]は60g台の中調子。先が暴れずしっかり球を拾ってくれます。(S)でドライバーのヘッドスピードが39~42m/sぐらい。
[VIZARD EG-IB 70]は70g台の元調子。軽硬(かるかた)で走り過ぎず、打ち込みやすい。歯切れのいい動きをする。(S)でドライバーのヘッドスピードが41~44m/sぐらい。そのほか85g,100gもある。
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オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- やさしくピンを狙いたい
- ある程度フォームが安定している
- 飛び系は使いたくないがもう少し距離が欲しい
- ヘッドスピードは特別速い方でも遅い方でもない
こんな人にはデメリットも
- 操作性を重視する
- ぶっ飛ぶアイアンが欲しい
T//WORLD Px アイアン(TW767) の競合モデルは
競合が多いカテゴリーですが、これらのモデルが比較対象になります。
HONMA T//WORLD (ホンマ ツアーワールド) TW767 Vx アイアン 2025年モデルをじっくりと試打しました。軟鉄鍛造のハーフキャビティとしては、やさしさも飛距離もトップレベル。安定感があり、直進性に優れ、[…]
前作との違い・進化した点
前作(TW757P アイアン)の後継モデルになります。比較すると、
・球が上がりやすい
・打感が改善した
・ロフトが少し寝かされた
・距離のバラツキが軽減された
・4番アイアンが選べなくなった
ツアーワールド Px アイアン(TW767) の口コミ
カーボンシャフトが打ちやすいです。飛距離も出ていい感じです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
ドロー回転が掛かりにくいですが、このロフトでこの飛距離はスゴイと思います。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
バランスの取れたいいアイアンだと思います。5番アイアンは簡単に高弾道が打てます。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
商品情報(スペック)
メーカー | HONMA(本間ゴルフ) |
商品名 | T//WORLD Px IRONS TW767 (ツアーワールド Px アイアン TW767) |
番手(ロフト/ライ角/シャフト長) |
※カーボンシャフトの長さは+0.25″ |
ヘッド素材/製法 | フェース:クロムバナジウム鋼 (4~8)軟鉄(S25C)ボディ/鍛造 + AM355Pフェース/鋳造 (9~A)軟鉄(S25C)ボディ/鍛造 + ES235フェース/鋳造 |
仕上げ | 2層メッキ+ハーフミラー+ミラー+シルバー塗装 |
グリップ | GR HONMA RUBBER M60X WH ラバー |
シャフト・価格 | 【スチールシャフト】
5本セット(6-P) ¥137,500(税込) 【カーボンシャフト】
5本セット(6-P) ¥154,000(税込)
5本セット(6-P) ¥192,500(税込) |

まとめ
本間ゴルフ ツアーワールド Px アイアン は、払い打ちでも高く上がり、よくつかまり、ミスに強い。
軟鉄鍛造ボディにカップフェース。このクラス最高の飛距離性能です。
1番手ぐらい軽々と飛んで、スイートエリアが2回りぐらい広い。
ミスしてもグリーンに乗ってくれるから、本当にやさしく狙えるアイアンです。
兄弟モデル(Vxアイアン)とロフトもライ角も同じだからコンボアイアンも問題ありません。
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