HONMA T//WORLD (ホンマ ツアーワールド) TW767 ドライバー 2025年モデルをじっくりと試打しました。
これはやさしい。ミートしやすくて大きなミスが出ませんでした。
クラウン後方から押し込む力が強くて、飛距離の安定感はトップレベル。
芯を外してもよく飛んで、サイドスピンが少なくて曲がりません。
一体成型のカーボンとソール。それをヘッド後方の重量ウェイトが押し込んでβ系チタン・フェースがロスなくパワーを伝える。
頑張ってヘッドスピードを上げなくても、本間ゴルフ史上最大のMOI(慣性モーメント)がボールスピードを上げながらが真っ直ぐに遠くまで飛ばしてくれます。
前作(TW757 タイプD ドライバー)と比べて随分やさしくなりました。ターゲット層が下に広がった印象です。
アベレージゴルファーからアスリートゴルファーまで幅広いゾーンにおすすめです。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
HONMA T//WORLD (ホンマ ツアーワールド)
TW767 ドライバー
/2024年11月発売モデル
【ロフト】
・9°
・10.5°
【シャフト/価格】
・VIZARD EG-C (S)(R) 中調子/¥102,300(税込)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- 方向性がいい
- 球が上がりやすい
- ロスが少ないから平均飛距離がアップする

気になった点もあります
- もう少し重たいシャフトも欲しい

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ツアーワールド TW767ドライバー の評価【9.3/10】
【構えやすさ】9.5
マット調のブラック塗装のクラウンは、癖のない丸形。
大き過ぎず丁度いい大きさ。安心感と振り抜きやすさがあります。
クラウン後方にバックスイングを上げる方向を示してくれるような線が入っている。
【飛距離性能】9.5
「10.5°×VIZARD EG-C (S) 」を使用して43m/s前後のヘッドスピードで振った時の測定値です。
ゆっくり振ると、高いミート率で効率よく飛びます。ミスに強く平均飛距離がアップしそうな印象です。
下記の表は 「9°×VIZARD EG-C (S) 」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。
T//WORLD TW767 ドライバー | 9°×VIZARD EG-C (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 45.6m/s |
ボール初速 | 67.3m/s |
キャリー | 248.8y |
トータル | 267.1y |
打ち出し角 | 14.3° |
バックスピン | 3,219rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.48 |
試打データから解った事は
①ミート率が高い
②サイドスピンが少ない
③オフセンターのロスが少ない
④バックスピンはやや多め
⑤平均的によく飛ぶ
ミスに寛容でオフセンターのロスが少なかった。一発のぶっ飛びはそれほどでもないが、安定感のある飛距離性能です。
【弾道の高さ】9.5
適度なスピンが球を持ち上げて、高弾道になります。
10.5°はスピンが多めでヘッドスピードを落としても楽に上がってくれる。9°でも上がりやすいが、上がりやすさは2°以上の差を感じる。
クラウン後方には20.5gものタングステンウェイトが装備。球の上がりやすさと、慣性モーメントの高さを演出している。
【つかまり】9.0
ライ角は前作(TW757 タイプD ドライバー)と比べると大胆にも2.5°もアップライトになった。
インパクトでフェースの上に確実に球が乗り、そのまま直進方向に押し込んでターゲットラインに飛んでくれる。
フェースの開閉でつかまえる動きではないが、打ち出し方向が左右にブレません。
【操作性】8.0
安定感優先です。
【打感】9.0
弾き感が抑えられたソフトな打感。オフセンターでも不快感が少ない。
【やさしさ】9.5
ミートしやすい、打ちやすい。直進性に優れ、大きなミスが出ません。
オフセンターのロスが少なくて飛距離の安定感はトップレベル。
出球の方向と高さがずっと変わらない。
着弾地点のブレ幅が小さいから左右がOBでも安心して振り切れます。
クラウンからソールまで全体がシームレスな一体成型カーボン。それをヘッド後方に配備されたチタン+タングステンウェイトがグイッと押し込んで反発エリアが広いβ系チタン・フェースがロスなくパワーを伝える。
後方から押し込む力が強いからなのか、芯を外してもよく飛んで、サイドスピンが少なくて曲がらない。
ヘッドスピードを上げなくてもボールスピードが上がってくれる。方向性はかなりいい。
この「ヘッド後方からの圧」が「HONMA史上最大のMOI」そのものなんだと実感できます。
まっすぐ飛ばせるドライバーです。
前作(TW757 タイプD ドライバー)までのツアーワールドのターゲット層と比べて、随分下に広がった印象です。
アベレージゴルファーからアスリートゴルファーまで幅広いゾーンにおすすめです。
【総合評価】9.3/10
【構えやすさ】9.5
【飛距離】9.5
【弾道の高さ】9.5
【つかまり】9.0
【操作性】8.0
【打感】9.0
【やさしさ】9.5

標準シャフトは1種類
標準仕様は1種類のカーボン。
・VIZARD EG-C (S)(R) 中調子
オリジナル カーボンシャフトの印象は
本間オリジナルカーボンシャフトは、打ちやすくて評価が高い。
[VIZARD EG-C]は50g前後の中調子。トップからの切り返しのタイミングが合わせやくて振り抜きやすい。トルクが球をつかまえてくれるから力強い弾道になります。(S)でヘッドスピードが41~45m/sぐらい、(R)で37~41m/sぐらい
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オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- サイドスピンを減らしたい
- 方向を安定させたい
- 一発の飛びよりも平均飛距離をアップさせたい
こんな人にはデメリットも
- 操作性を重視する
- 低スピンで飛ばしたい
- ヘッドスピードが極端に遅い
- ハードヒッター
ツアーワールド TW767 ドライバー の競合モデルは
競合が多いですが、これらのモデルが比較対象になります。
HONMA T//WORLD (ホンマ ツアーワールド) TW767 MAX(マックス) ドライバー 2025年モデルをじっくりと試打しました。ヘッドが自然にターンして、ドロー回転が掛かってくれる。マジでつかまる。期待外れになら[…]
前作との違い・進化した点
前作(TW757 タイプD ドライバー)の後継モデルになります。比較すると、
・2段階ぐらいやさしくなった
・よくつかまる
・球が上がりやすい
・サイドスピンが減少した
ホンマ ツアーワールド TW767 ドライバー の口コミ
最近打った中では一番でした。Rシャフトが丁度いいです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
ほとんどノーミスで、やさしさがスゴイです。飛距離も十分です。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
安定感も飛距離も素晴らしいですね。打感がちょっと硬く感じました。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
商品情報(スペック)
メーカー | HONMA(本間ゴルフ) |
商品名 | T//WORLD TW767 Driver (ツアーワールド TW767 ドライバー) |
ロフト |
|
ライ角 | 59° |
体積 | 460cc |
ヘッド素材/製法 | Ti811 ボディ/鋳造+カーボン+タングステンウエイト+高強度チタン(ZAT-158Ti)フェース/鍛造(プレスカップ) |
シャフト/価格 | ・VIZARD EG-C (S)(R) 中調子/¥102,300(税込) |
グリップ | GR HONMA RUBBER M60X WH ラバー |

まとめ
本間ゴルフ ツアーワールド TW767 ドライバー は、本間ゴルフ史上最大のMOI(慣性モーメント)のヘッドです。
クラウン後方から押し込む力が強くて、飛距離の安定感はトップレベル。
芯を外してもサイドスピンが少なくて真っ直ぐに遠くまで飛ばしてくれます。
従来のツアーワールドと比べて随分やさしくなりました。ターゲット層が下に広がった印象です。
アベレージゴルファーからアスリートゴルファーまで幅広いゾーンにおすすめです。
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