Titleist (タイトリスト) GT3 Fairway Metal フェアウェイメタル(フェアウェイウッド)をじっくりと試打しました。
ヘッドが気持ちよくターンして、つかまえやすい。
ドローが打ちやすい、フェードも打ちやすい。縦距離が合わせやすい。
この操作性が最大の特徴です。
そして、
構えやすい顔。
最高に心地いい打感。
飛距離性能はトップレベル。風に影響されにくい低スピンの強弾道が打てます。
ナイスショットすると何とも気持ちいい。それを再現したくて何発も何発も打ち続けたくなる。
フェース下部のロスが軽減されてはいるが、やさしいフェアウェイウッドではありません。
このテイストを求めるアスリートゴルファーを満足させる味が進化しています。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その試打評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
GT3 Fairway Metal(フェアウェイ メタル)
/2024年8月発売モデル
【ロフト】
・15°
・16.5°
・18°
【シャフト/価格】
・TENSEI 1K BLUE 55 (S) /¥66,000(税込)
・TOUR AD DI-6 (S) /¥88,000(税込)
試打を終えた率直な感想は
この3項目が最大のお勧めポイント
- 低スピンの強弾道
- 操作性がいい
- 可変ウエイトが効果的
気になった点もあります
- 21°が欲しい
安い!
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GT3フェアウェイウッド の評価【9.3/10】
【構えやすさ】9.5
引き締まったコンパクトな操作しやすい顔。
実はこれでもGT2フェアウェイウッドよりも体積が大きい。
投影面積が小さく見えるからディープフェースという事になる。
【飛距離性能】9.5
試打1日目に「18°× TENSEI BLUE 1K 55 (S)シャフト」を使用した時の測定値です。
高初速の強弾道。ドローが掛かりやすいから飛ばそうと思えばしっかり飛んでくれます。
ただし、オフセンターのロスがそれなりにあります。
下記の表は、試打の2日目に TOUR AD DI-6 (S)シャフトを装着して、トラックマンで測定した平均値です。
GT3 フェアウェイメタル | 18°×TOUR AD DI-6 (S) |
---|---|
ヘッドスピード | 42.9m/s |
ボール初速 | 60.1m/s |
キャリー | 208.8y |
トータル | 227.7y |
打ち出し角 | 12.5° |
バックスピン | 3,373rpm |
ミート率(SMASH FAC.) | 1.40 |
試打データから解った事
①高初速でよく飛ぶ
②ある程度のオフセンターのロスはある
③打ち出し角は低め
④スピン量は少ない
⑤出球は右に出やすいがドローは掛けやすい
風の影響を受けにくい低スピンの強弾道。ミスした時のロスがそれなりにある。
芯で捉えた時の飛距離はトップレベル。
鍛造 Lカップ フェース
弾力性の高い鍛造465ステンレススチールの採用でより速いボールスピードを実現し、オフセンターヒット時でのボールスピード低減も抑制する。
豊富なシャフト
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【弾道の高さ】8.0
フェース下部でヒットすると 前作よりも上がりやすく感じられるが、やはりディープフェースの特徴が反映されている。遅めのヘッドスピードではしっかり上がらない。
吹け上る心配はしなくていいい。
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【つかまり】9.0
出球が右に出やすいが、フェースローテーションでドロー回転が掛かってくれる。イライラ感がありません。
ドローヒッターに好まれそうな気持よさ。個人的には好きな味付けです。
ソールの可変ウエイトにより重心距離が変わる新たなSureFit® CGトラックを搭載。
つかまり具合が効果的に調節できます。
【操作性】10.0
ローテーションがスムーズで思い通りに操作できます。縦距離も合わせやすい。
【打感】10.0
フェースのたわみが心地いい。長く接触してる手ごたえがある。
芯で捉えると分厚さが感じられる。音もいい。
【やさしさ】8.0
フェースローテーションがスムーズだから、気持ちよくターンして、つかまえやすい。
5W(18°)は上がり過ぎずスピンが増え過ぎないから、風の中でもグリーンが狙いやすい。フェードが打ちやすくて、ドローで飛ばすこともできる。操作性がいいから、縦距離も合わせやすい。
3W(15°)を打つと、弾道は低めだがぶっ飛びます。ターンさせればつかまるし、フェードでもスピンが掛かり過ぎず弾道が強い。
ティーアップすると、イマドキ流行りのミニドライバー並みにぶっ飛んでくれます。
これでもう少し球が上がりやすかったら地べたからも最高なのに、、と思うのだが、、、そう思いながら16.5°を打つと、これは上がりやすい。飛距離も15°とほとんど変わらない。と言うか、私のパワーにはこっちの方が平均キャリーが勝ってました。
何を優先に選ぶかという問題がある。
寛容性を求めるなら、やさしいフェアウェイウッドは世の中に山ほどある。もちろんGT2フェアウェイウッドの方が圧倒的にやさしい。
でも、TS3、TSi3、TSR3 と共通するタイトリストの「3」モデルじゃなきゃ味わえないものがあります。
スムーズなターン、吹け上がらない強弾道、心地いい打感、構えやすい顔、などがある。そして、芯を食った時の快感がある。
このテイストじゃなきゃ満足できないゴルファーがいる。その味がしっかりと進化しています。
【総合評価】9.3/10
【構えやすさ】9.5
【飛距離】9.5
【弾道の高さ】8.0
【つかまり】9.0
【操作性】10.0
【打感】10.0
【やさしさ】8.0
カーボンシャフトの印象は
今回のGTシリーズにはタイトリストとしてのオリジナルのカーボンシャフトがありません。
- TENSEI 1K BLUE 55 (S)
先がしっかりして暴れない。吹け上がらず、弾道が強い。コンタクトしやすいシャフト。
(S)でドライバーのヘッドスピードが42〜47m/sぐらい。 - TOUR AD DI-6(S)
- TOUR AD VF-6(S)
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GT3フェアウェイウッド をオススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- 操作性を重視する
- フェースローテーションがスムーズな方がいい
- 吹き上がりを抑えたい
- 中級以上
- ヘッドスピードは平均以上
こんな人にはデメリットも
- 球が上がりにくい人
- 非力なゴルファー
- 初級者
Titleist (タイトリスト) GT2 Fairway Metal フェアウェイメタル(フェアウェイウッド)をじっくりと試打しました。芝の上から打ちやすい。よくつかまり、方向性が素晴らしい。新採用のLカップフェースは[…]
GT3 フェアウェイウッド の競合モデルは
これらのモデルが比較対象になります。
前作との違い・進化した点
・先代モデル(TSR3フェアウェイメタル)と比較すると、打感が改善された
・Lカップフェースが採用された(フェース下部の反発が上がった)
・飛距離性能が上がった
・オリジナルカーボンシャフトが廃止された
タイトリスト GT3フェアウェイウッド の口コミ
私には重たくて難しいです。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
ターンしやすいです。5Wは中弾道でぶっ飛びます。3Wは球が上がりませんでした。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
打感もいい、操作性もいい。飛距離も十分以上。最高に気に入りました。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
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商品情報 (スペック)
メーカー | Titleist (タイトリスト) |
商品名 | GT3 Fairway Metal(フェアウェイ メタル) |
[ロフト] ライ角/体積/シャフト長 |
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素材 | ステンレス |
製法 | 鋳造 |
シャフト/価格 |
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グリップ |
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まとめ
タイトリスト GT3 フェアウェイメタル(フェアウェイウッド) は、ヘッドが気持ちよくターンして、縦距離が合わせやすい。この操作性が最大の特徴です。
構えやすい顔に最高に心地いい打感。風に影響されにくい低スピンの強弾道。
ナイスショットすると気持ちよくて何発も何発も打ち続けたくなります。
やさしいフェアウェイウッドではありませんがアスリートゴルファーを満足させる味がまた一段階進化しました。
安い!
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