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【試打評価】タイトリスト GT2 ドライバー(2024)/ボールスピードと安定感が確実に上がっている

Titleist (タイトリスト) GT2 ドライバー 2024年モデル をじっくりと試打しました。

空気抵抗が少ないヘッド形状と高反発のフェースがボールスピードを上げて、オフセンターでもぶっ飛びます。

振り抜きやすくて、芯でヒットしやすい。よくつかまり、左右に全然曲がりません。
低スピンなのに球が上がりやすくて、弾道が強い。
この安定感はスゴイです。悪いところは1ミリもありません。

前作(TSR2ドライバー)と比べて、オフセンターのロスがさらに軽減され、よりミスに寛容になり、安定感が1段階アップした。
構えやすい顔、極上の打感もさらに進化している。まだまだこれだけの伸びシロがあったのかと感心しました。

前作の延長線上にありますが、全項目で進化しています。

どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その試打評価を項目別に解りやすくレビューします。

試打クラブのスペック

Titleist(タイトリスト)
GT2ドライバー
/2024年8月発売モデル
【ロフト】
・9°
・10°
【シャフト/価格】
・TENSEI 1K BLUE 55 (S) 45.5インチ/¥107,800(税込)
・Project X Denali Red 50 (5.5)(5.0) 45.5インチ/¥107,800(税込)

タイトリストGT2ドライバーの外観

試打を終えた率直な感想は

この3項目が最大のお勧めポイント

  • 極上の打感
  • トップクラスの飛距離性能
  • 曲がらない絶対的な安定感
naoの吹き出し画像1
Nao
前作(TSR2ドライバー)の長所がそのまま全項目アップされた印象です。文句なしの素晴らしさです。

気になった点もあります

  • 価格が大幅にアップした
naoの吹き出し画像2
Nao
オリジナルカーボンが廃止された影響もあるのでしょうが、かなり高くなりました。各店舗の値引き率も厳しくなってます。

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GT2ドライバー の評価【9.6/10】

【構えやすさ】10.0

アスリートっぽさと安心感がミックスした美しい造形美。
癖のないきれいな丸型でスクエアに構えやすい顔です。

タイトリストGT2ドライバーのクラウン形状

【飛距離性能】10.0

試打1日目に「10°×  Project X Denali Red 50 (5.5)シャフト」を使用して、43~44m/sぐらいで振った時の測定値です。

ボールスピードが、速い、速い。
出球の方向にグイグイ伸びる低スピンの強弾道。左右にまったく曲がらない、きれいなストレートの球筋。
高初速、高ミート率でぶっ飛びます。

タイトリストGT2ドライバーの飛距離を計測したデータ


下記の表は、試打の2日目に TENSEI BLUE 1K 55 (S)シャフトを装着して、トラックマンで測定した平均値です。

GT2 ドライバー9°×TENSEI BLUE 1K 55 (S)
ヘッドスピード46.2m/s
ボール初速68.1m/s
キャリー248.6y
トータル274.4y
打ち出し角13.4°
バックスピン2,574rpm
ミート率(SMASH FAC.)1.47

試打データから解った事

①オフセンターでも高初速でぶっ飛ぶ
②サイドスピンが少ないストレート弾道
③少な過ぎず、丁度いい低スピン
④いつもよりヘッドが走り、ヘッドスピードが上がる
⑤出球の方向に安定感がある

気持ちよくぶっ飛びます。データを二度見するほどの結果になった。方向性も飛距離性能も最強。オフセンターのロスも極めて少ない。

タイトリストGT2ドライバーのフェース

ピードリング VFTフェース
センターヒット時のボールスピードを最大化させ、オフセンターヒット時においても飛距離ロスを最小限にします。

タイトリストGT2ドライバーの断面

次世代のエアロダイナミクス
空気力学によるヘッド形状が、空気の流れを最適化。ヘッドスピードを向上させます。


豊富なシャフト
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【弾道の高さ】9.0

上がりやすいが、上がり過ぎない。ちょうどいい塩梅。叩いてもそれ以上は吹け上がらず、前へ前へとグイグイ伸びる。
9°は中弾道。10°は中高弾道。

タイトリストGT2ドライバーのウエイト

ヘッド後方にSureFit®️ CGウェイトポートを搭載。ヘッドウェイトとスイングウェイトを調整しながら、高い慣性モーメントによる卓越した弾道安定性を実現する。


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【つかまり】9.0

オートマチックにしっかりつかまる。ターンは控えめ。
インサイドアウトにアッパーに振りながらターンさせるとそのままプッシュになりやすい。
レベルスイングでスクエアに振り抜くと、狙った方向にしっかりとつかまえてくれます。

タイトリストGT2ドライバーのソール

【操作性】8.5

大きい操作は難しい。曲がり過ぎない安全な範囲で操作できます。

【打感】10.0

安っぽい弾き感は一切感じない。しっとりとした”たわみ”が超心地いい。オフセンターでも不快になりません。

【やさしさ】9.0

前作を試打した時は「真っ直ぐしか飛ばない」と、感心しきりだったが、打ち比べてみると前作が色あせて見える。まだまだこれだけの伸びシロがあったのか。参った。参った。
オフセンターのロスがさらに軽減され、よりミスに寛容になり、安定感が1段階アップした。
よくつかまり、左右に曲がらない。
低スピンなのに球が上がりやすくて、弾道が強い。
この安定感はスゴイ。悪いところは1ミリもありません。

デザインがシェイプされ、空気抵抗が軽減された。計測データを見ると、ヘッドスピードが速くなるのは嘘じゃなかった。VFTフェースの反発とのダブルの効果で確実にボールスピードがアップ。メーカーの説明通りの飛距離アップが体感できました。
ヘッドスピードが上がるだけじゃなく、このダウンスイングでのヘッドの走りは、まるでレールの上を通り抜けるかのようにスイングプレーンが安定する。当然インパクトでは芯でヒットしやすい。

構えやすい顔、極上の打感もさらに進化している。
もう一つ感心したのは、これだけの進化を遂げているのに、歴代モデルの味付けがちゃんと踏襲されている。
前作前々作のユーザーが、すぐに違和感なく競技で使えるテイストに仕上がっている。
これがタイトリストの素晴らしさです。

前作の延長線上にありますが、全項目で進化しています。見事なモデルチェンジです。

中級以上のゴルファーには文句なしのやさしさがあります。
競技志向のアスリートには、絶大の信頼感になりそう。
ただし、初級者や非力なゴルファーを助けてくれるような、ゼクシオのようなやさしさではありません。

【総合評価】9.6/10

【構えやすさ】10.0
【飛距離】10.0
【弾道の高さ】9.0
【つかまり】9.0
【操作性】8.5
【打感】10.0
【やさしさ】9.0

naoの吹き出し画像1
Nao
打ちやすいですよ。センターでヒットしやすいからドライバーが上手くなったようないい気分になりました。

カーボンシャフトの印象は

今回のGTシリーズにはタイトリストとしてのオリジナルのカーボンシャフトがありません。

  • TENSEI 1K BLUE 55 (S)
    先がしっかりして暴れない。吹け上がらず、弾道が強い。叩きやすいシャフト。
    (S)で42〜47m/sぐらい。
  • Project X Denali Red 50(5.5),50(5.0),40(4.0)
    中から先にかけて適度なトルクがあり、ミートしやすくてつかまえやすい。キャリーに安定感があります。
    50(5.5)で41〜45m/s、50(5.0)で39〜42m/sぐらい。
  • TOUR AD DI-5(S),DI-6(S)
  • TOUR AD VF-5(S),VF-6(S)

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GT2ドライバー をオススメしたいゴルファーは

こんな人にメリットがあります

  • 直進性を重視する
  • 低スピンで飛ばしたい
  • ある程度のスピンは掛かって欲しい
  • 中級以上
  • ヘッドスピードは平均レベル、またはそれ以上

こんな人にはデメリットも

  • 積極的にヘッドをターンするタイプ
  • 非力なゴルファー
  • 初級者
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タイトリストGT4ドライバーのソール

GT2 ドライバー の競合モデルは

これらのモデルが比較対象になります。

前作との違い・進化した点

・先代モデル(TSR2ドライバー)と比較すると、初速が速く飛距離性能がアップした
・打感が柔らかくなった
・スピン量が減り弾道が強くなった
・全体的に底上げされた
・オリジナルカーボンシャフトが廃止された

タイトリスト GT2ドライバー の口コミ

安定して飛んでくれました。Project X Denali Red 50(5.0)シャフトがめっちゃ振りやすくて、私に丁度いいです。

《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》

インサイドアウトに振ると時々プッシュになります。GTシリーズもやっぱり私は「2」よりも「3」の方が振りやすかったです。

《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》

よくつかまりますね。狙った方向にまっすぐに飛びます。打感は最高です。注文します。

《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》

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商品情報 (スペック)

引用:Titleist 公式ホームページ

メーカーTitleist (タイトリスト)
商品名GT2 ドライバー
ロフト
  • 8.0°
  • 9.0°
  • 10.0°
  • 11.0°
ライ角58.5°
体積460cm3
素材チタン
製法鋳造
シャフト/価格
  • TENSEI 1K BLUE 55 (S)/¥107,800(税込)
  • Project X Denali Red 50 (5.5)(5.0)/¥107,800(税込)
  • Project X Denali Red 40 (4.0)/¥107,800(税込)
  • TOUR AD DI-5(S),DI-6(S)/¥129,800(税込)
  • TOUR AD VF-5(S),VF-6(S)/¥129,800(税込)
グリップ
  • Titleist Universal 360
  • Zグリップ(M60)
naoの吹き出し画像1
Nao
レフティモデル(左利き用)もちゃんと用意されています。

まとめ

タイトリスト GT2 ドライバー 2024年モデルは、空気抵抗が少ないヘッド形状と高反発のフェースがボールスピードを上げてくれます。

振り抜きやすくて、芯でヒットしやすい。よくつかまり、左右に全然曲がりません。
低スピンなのに球が上がりやすくて、弾道が強くて、ぶっ飛びます。
オフセンターのロスがさらに軽減され、よりミスに寛容になった。
この安定感はスゴイです。悪いところはありませんでした。


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