Cleveland CVX2 ZIPCORE(クリーブランド CVX 2 ジップコア) ウエッジ の3種類のロフトをアプローチ＆バンカー連習場に持ち込んでじっくりと試打しました。
キャビティ構造のウェッジは、本当にやさしい。
ダフっても、トップしても、寄せワン圏内に寄ってくれる。
方向がブレないし、縦距離がブレません。オフセンターでもしっかりスピンがかかり、ラフやウエット時にもスピンがかかってくれる。
ウエッジは寄って”なんぼ”。なんで難しいウェッジを使用してミスを重ねているのだろうか。
アプローチのミスをする前に、ウエッジの選択でミスをしている。って思い知らされた。
正直言って、使わない理由が見当たりません。
外観デザインもスッキリしたし、構えやすさもさらにアップした。
初級者から上級者まで、すべてのゴルファーにおすすめできます。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その試打評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
Cleveland CVX2 ZIPCORE Wedge
(クリーブランド CVX2 ジップコア ウエッジ)
/2024年3月発売モデル
【ロフト/バンス】
・50°/12°
・56°/14°
・58°/12°
【シャフト/価格(税込)】
・N.S.PRO MODUS3 TOUR 115 (S) /¥23,100
・ダイナミックゴールド95 (S200) /¥22,000
・Diamana for CG II カーボンシャフト (WEDGE) /¥24,200
試打を終えた率直な感想は
この３項目が最大のお勧めポイント
- アスリートモデル並みのスピン量
- ダフリのミスに強い
- やさしさがスゴイ
気になった点もあります
- ずいぶん値上がりした
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CVX2 ZIPCORE ウェッジ の評価【9.5/10】
【構えやすさ】9.5
一見すると、RTX6 ZIPCOREウェッジをそのまま一回り大きくしたような雰囲気。
アスリートも初級者も誰もが安心して構えられる、ストレートネックの癖のない構えやすい顔。
アプローチが苦手なアスリートもこの顔なら欲しくなります。
【スピン性能】9.5
下記の表は、[58°×モーダス115(S)] を使用してトラックマンで測定した平均値です。
（※明らかなミスショットは除外しました。）
| CVX2 ZIPCORE ウェッジ (58°) | ①30yのアプローチ | ②80yのアプローチ |
|---|---|---|
| 平均のスピン量 | 6,198rpm | 10,061rpm |
| 平均の距離 | 28.9y | 81.8y |
試打データから解った事は
①スピン量はトップクラス
②ダフっても距離が変わらない
③短い距離でしっかりスピンがかかる
④オフセンターのスピン量が多い
アスリートモデルと同等のスピン性能。芯を外してもスピンがかかりやすい。
【操作性】8.0
操作せず、基本的にシンプルにスクエアに打った方がこのウェッジを使うメリットがある。
バンスが跳ねるから、ロブは打ちづらい。
【打感】8.5
柔らかくて心地いい感触だが、芯が広くて、分厚さが物足らない。
【バリエーション】8.5
46°から58°に2°刻みの全７種のロフト。バンス形状は各1種類ずつ。
46°,48°,50°,52°はフルショット時のダフリを低減する「Vソール」
54°,56°はバンカーショットに最適な「Sソール」
58°はフワリと上がりやすい「Cソール」
【やさしさ】10.0
スクエアに構えてスイープにボールだけを拾い上げると、少々ダフっても、トップ気味でも、寄せワン圏内に寄ってくれます。
キャビティ構造のウェッジは、本当にやさしい。笑いが止まらないぐらいミスに強いです。
慣性モーメントが高いから、ミスヒットでも方向がブレないし、なにしろ縦距離がブレません。
フェース面にはロフト別に異なるフェースブラストと数千本ものマイクログルーブ(レーザーミーリング)が施され、オフセンターでもしっかりスピンがかかり、ラフやウエット時にもスピンがかかってくれる。
リーディングエッジが面取りされ、ソールが滑ってチャックリを回避。
インサイドインに弧を描くようにソールを滑らせれば、きれいにボールだけを拾い上げてくれます。
初級者だけでは勿体ない。顔がいいから、上級者にもおすすめできます。
ザックリするのが怖い人、アプローチに自信がない人は使わなきゃ損って思いました。
【総合評価】9.5/10
【構えやすさ】9.5
【スピン】9.5
【操作性】8.0
【打感】8.5
【バリエーション】8.5
【やさしさ】10.0
オリジナルカーボンシャフトの印象は
【Diamana for CG II カーボンシャフト (WEDGE)】中調子 57g トルク2.9
シャフトの中心あたりのしなりが球を拾い上げてくれる。ミスを緩和してくれるやさしいシャフト。硬さは (WEDGE)１種類。ドライバーのヘッドスピー35〜40m/sぐらい。
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オススメしたいゴルファーは
こんな人にメリットがあります
- ダフリのミスを減らしたい
- スピンはちゃんと掛かって欲しい
- アプローチのミスでスコアを崩すことが多い
- シンプルに寄せたい
こんな人にはデメリットも
- 操作性を重視する
- 小顔が好き
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CVX2 ZIPCORE ウェッジの競合モデルは
こんなモデルが比較対象になります。
前作との違い・進化した点
・前作(CVX ZIPCORE ウェッジ)と比較すると、さらにダフリに強くなった
・オフセンターの寛容性が一段と上がった
・スピン性能が上がった
・太めのグリップが標準サイズになった
・バンス角が大きめに統一された
CVX2 ジップコア ウェッジ の口コミ
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
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商品情報(スペック)
| メーカー | Cleveland (クリーブランド) |
| 商品名 | CVX 2 ZIPCORE WEDGE (CVX 2 ジップコア ウエッジ) |
| ロフト/バンス |
|
| ライ角 | 64° |
| ヘッド素材 | SUS431 |
| ヘッド製法 | ロストワックス精密鋳造+フェースレーザーミーリング加工 |
| 仕上げ | ツアーサテン |
| シャフト/価格 | ・Modus3 Tour 115(S) 手元調子/¥23,100(税込) ・ダイナミックゴールド95 (S200) 中調子/¥22,000(税込) ・Diamana for CGII (WEDGE) 中調子/¥24,200(税込) |
| 長さ | 【Modus3 Tour 115】 [46,48,50,52]35.25″ [54,56]35.125″ [58]34.875″ 【Dynamic Gold 95】 [46,48,50,52]35.5″ [54,56]35.25″ [58]35″ 【Diamana for CGII】 [46,48,50,52]35.75″ [54,56]35.5″ [58]35.25″ |
| グリップ | ツアーベルベットフルラバーグリップ （バックラインなし、Golf Prideロゴ入り） 〈49.5g/口径60〉 |
まとめ
クリーブランド CVX2 ZIPCORE ウエッジ は、ミスしても、寄せワン圏内に寄ってくれるキャビティ構造のやさしいウェッジです。
方向がブレないし、縦距離がブレません。オフセンターでも、ラフやウエット時にもスピンがかかってくれる。
ダフリに強くて、構えやすさもさらにアップ。
初級者から上級者まで、すべてのゴルファーにおすすめです。
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