Callaway APEX Ti FUSION (キャロウェイ エイペックス Ti フュージョン)アイアン 2024年モデル をじっくりと試打しました。
ついにここまで来たのかって感じ。異次元の素晴らしさです。
距離も、方向性も、球の高さも、スピン量も、このヘッドはどこを切り取っても安定感の塊です。
フェースがチタンと聞くと、飛距離だけに特化したようなネガティブなイメージがあったが、これは違う。
しっかりスピンも掛かり、打感が心地いい。びっくりしました。
非力なゴルファーや初級者向けではないが、
中級以上のゴルファーなら「こんなアイアン使ってみたい」と思うはず。
セミアスリートがやさしくピンを狙えるアイアンの中で、最高に素晴らしいアイアンです。
どんなクラブなのか、実際に打った体験とトラックマンで計測したデータをもとに、その評価を項目別に解りやすくレビューします。
試打クラブのスペック
Callaway Golf (キャロウェイ ゴルフ)
APEX Ti FUSION (エイペックス Ti フュージョン)アイアン アイアン
/2024年9月発売モデル
【番手/ロフト】
・7番/30.5°
【シャフト/価格(6本セット:5~PW)】
・N.S.PRO 950GH neo (S)/¥356,400(税込)
・Modus3 Tour 105 (S)
試打を終えた率直な感想は
この３項目が最大のお勧めポイント
- 距離の安定感がスゴイ
- 打感も顔も素晴らしい
- 商品には欠点がない
気になった点もあります
- いくらなんでも価格が高い
USモデルが急な円高で安くなりました！
標準のカーボンシャフトとスチールシャフトがオススメです。
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APEX Ti FUSION アイアンの評価【9.6/10】
【構えやすさ】10.0
トップブレードが薄くて、スッキリ感があり、ブラック基調のコンパクトに見えるフェース。
セミグースネックで、やさしさもある。
ターゲットに対してスクエアにピタッと構えられる美しい顔です。
【飛距離性能】9.5
「7番× N.S.PRO 950GH neo (S) 」でドライバーのヘッドスピードが42m/s前後をイメージして振った時の測定値です。
価格に見合った分だけ特別にぶっ飛ぶわけではないが7番で30°前後のアイアンの中ではトップクラスの飛び。
ミスに寛容で、距離の統一感が半端ない。ずっと同じ距離です。
下記の表は 「7番×Modus3 Tour 105 (S)」を使用して、トラックマンで測定した平均値です。
| APEX Ti FUSION アイアン(2024) | 7番(30.5°)×Modus3 Tour 105 (S) |
|---|---|
| ヘッドスピード | 38.0m/s |
| ボール初速 | 52.3m/s |
| キャリー | 164.4y |
| トータル | 173.8y |
| 打ち出し角 | 19.1° |
| バックスピン | 5,901rpm |
| 落下角度 | 48.2° |
| ミート率(SMASH FAC.) | 1.38 |
試打データから解った事
①オフセンターでもよく飛ぶ
②距離の安定感がスゴイ
③スピン量はやや多め
④フェース下部でも高弾道に
⑤サイドスピンが少ない
よく飛んで、左右にブレない。オフセンターのロスが少ない。
よく飛ぶが飛び系アイアンのようなぶっ飛ぶアイアンではない。
【弾道の高さ】9.0
7番で30.5°のセミストロングロフトだが、必要十分な高弾道。これ以上は上がって欲しくない程度にしっかりと上がります。
ソール幅はミドルクラス。打ち込みやすさ、払いやすさ、それぞれ両方ともいい感じ。
【つかまり】9.5
フェースのターンは控えめ。直進方向に必要な分だけつかまる。
引っかけもプッシュも全く出ません。
【操作性】9.0
曲がり過ぎない範囲で安全に操作できます。
【打感】9.5
フェース全体がよくたわみ、吸い付きながら軽快に弾き返す。その衝撃が柔らかくて、実に心地いい。
中空構造内部の「ウレタン・マイクロスフィア」が無駄な振動を低減して、オフセンターでも悪くない。
一枚モノと比べると、芯の分厚さが物足らないが、ずっと打ち続けたくなるような極めて心地いい打感です。
【やさしさ】9.5
ついにここまで来たのか。異次元の仕上がりです。
2014年にPXGが創立されて中空アイアンの革命を起こしてから10年。各メーカーがそれに追随したが、キャロウェイゴルフが本気になって開発すると、こんなことになるのか。
ベンツのAMG、BMWのＭモデル、アウディのRSモデル、、、みたいな高性能モデルを試乗したような感覚。
お金さえ出せば最高のスペックが買えるという、説得力がある。
安定感の塊です。
セミアスリートがやさしくピンを狙える安定感抜群の飛距離性能。
フェースがチタンと聞くと、飛距離だけに特化したようなネガティブなイメージがあったが、よく弾き、よく飛ぶ。
それなのにしっかりスピンも掛かり、打感が心地いい。不思議な感覚。びっくりしました。
距離も、方向性も、球の高さも、スピン量も、どの項目も安定している。
やさしい。
だが、非力なゴルファーや初級者向けではない。
この素晴らしさは、アイアンがちゃんと打てる人なら理解できる。
中級以上の腕が欲しいところ。
何とも表現が難しいが、
舌の肥えたゴルファーなら
「こんなアイアン使ってみたい」
と、憧れるでしょう。
APEX Ai200アイアン との違いが大きいかと聞かれれば、そこまでの差はない。
だが、
そのちょっとの差が、感動に値する。
確かに、AMGのオーナーの気分。
近い未来にこの製法で、もっともっと安く生産できる日が来るのが楽しみです。
【総合評価】9.6/10
【構えやすさ】10.0
【飛距離】9.5
【弾道の高さ】9.0
【つかまり】9.5
【操作性】9.0
【打感】9.5
【やさしさ】9.5
標準シャフトは
標準シャフトは１種類
・N.S.PRO 950GH neo (S)
USモデルが急な円高でずいぶん安くなりました！
豊富なシャフトバリエーション！
【FAIRWAY GOLF】APEX Ti FUSION アイアン のカスタムの価格をチェック！
オススメしたいゴルファーは
こんな人にメッリットがあります
- セミストロングロフトで飛距離が欲しい
- ミスに寛容なアイアンでやさしく狙いたい
- ヘッドスピードは平均前後
- セミアスリート
こんな人にはデメリットも
- 操作性を重視する上級者
- 軟鉄鍛造の打感が欲しい
- 出費をできるだけ抑えたい
APEX Ti FUSION アイアンの競合モデルは
高額モデルの中空アイアンとしては、こんなモデルが比較対象になります。
- PXG 0311 GEN7 P アイアン
- 三浦技研 IC-602 アイアン
Callaway Golf 公式オンラインショップ
前作との違い・進化した点
前作に該当するモデルはありません。
APEX Ti FUSION アイアン の口コミ
打ちやすいですが、この値段を出すほどのものなのか、私レベルでは解りません。
《T.Tさん(40代) HDCP25, スライス系 39m/s,》
いいアイアンです。魅力的です。それにしても、APEX Ai200アイアン との価格の差が大きいですね。
《KUNIさん(50代) HDCP11, ドロー系 44m/s》
素晴らしいアイアンですね。私のお小遣いでは、ちょっと手が届きません。
《RYOJIさん(50代) HDCP3, フェード系 48m/s》
商品情報 (スペック)
引用：Callaway Golf Japan 公式ホームページ
| メーカー | Callaway Golf (キャロウェイ ゴルフ) |
| 商品名 | APEX Ti FUSION IRON エイペックス Ti フュージョン アイアン |
| 番手(ロフト/ライ角/長さ) |
|
| フェース素材 /構造 | 【4~7】 鍛造6-4チタン / Aiスマートフェース / フェースカップ 【8~AW】 鍛造6-4チタン / フェースプレート |
| ボディ素材 | 【4~7】 鍛造430ステンレススチール＋ウレタン・マイクロスフィア+インナータングステンウェイト 【8~AW】 鍛造430ステンレススチール＋ウレタン・マイクロスフィア |
| グリップ | Callaway Tour Velvetラバー ブラック/ホワイト バックライン無し |
| シャフト | N.S.PRO 950GH neo (S)(R) 中調子 |
| 価格 | ¥356,4000(税込)/6本セット(5~PW) ¥59,400(税込)/単品(4,AW) |
まとめ
Callaway APEX Ti FUSION アイアン 2024年モデルは、距離も、方向性も、球の高さも、スピン量も、このヘッドはどこを取っても抜群の安定感です。
非力なゴルファーや初級者向けではないが、
中級以上のゴルファーなら「こんなアイアン使ってみたい」と思うでしょう。
各メーカーがしのぎを削るセミアスリートがやさしくピンを狙えるアイアンの中で、最高に素晴らしいアイアンです。
USモデルが急な円高で安くなりました！
豊富なシャフト！
【FAIRWAY GOLF】キャロウェイ APEX Ti FUSION アイアン のUSモデルの価格をチェック！標準シャフトがオススメです。
