ブリヂストン TOUR B「X-CBアイアン」と「X-CBPアイアン」 の2018年モデルを試打しました。
X-CBは、方向性が良くて、よく拾う。飛びすぎるミスが出ないから、上級者にはやさしい。ダウンブローに打ち込まないと失速しやすい。
X-CBPは、払い打ちでも高弾道になり、オフセンターでもよく飛んでくれる。とにかく直進性がよく、やさしくグリーンに乗せられる、打ちやすい。
どんなクラブなのか、どんな違いがあるのか、評価と感想を解りやすくレビューします。
番手バリエーションは2モデルとも7種類です。(4番〜9番、PW)
↓こちらの兄弟モデルも参考にして下さい
ブリヂストン ツアーB X-BLアイアン(2018)の試打&評価/極上の打感
試打クラブ
BRIDGESTONE GOLF /2018年9月発売モデル
【番手(ロフト)】
・5番(25°)
・7番(32°)
【シャフト】
・MODUS³ TOUR105 (S)
・MODUS³ TOUR120 (S)
【番手(ロフト)】
・5番(24°)
・7番(31°)
【シャフト】
・N.S.PRO 950GH (S)
・MODUS³ TOUR105 (S)
前作の2種類はよく似てたけど、今度のニューモデルは違いが大きかった。キャラが明確に区別されています。じっくりクチコミしますね。
↓こちらも参考にして下さい。
2019やさしいアイアン・ランキング/全ゴルファーにおすすめ7選
旧モデルと同じ名前で登場
前モデルの「ツアーB X-CB アイアン」「ツアーB X-CBP アイアン」と同じネーミングなので、購入する時は間違えないように気をつけて下さいね。
私は前作のXCBアイアンを1年以上使用しました。マジで素晴らしいアイアンでした。
設計上の特徴は
↑X-CB
X-CBは単一素材の軟鉄鍛造キャビティ。
”えぐれ”が深くなって、”B”マークのブレードが薄っぺらくなった。
スイートエリアは広がったように見える。
すっきりデザインでかっこいい。
↑X-CBP
X-CBPは高反発フェースをプレスした軟鉄鍛造のポケットキャビティです。
前モデルよりもバックフェースが分厚くなって、ポケットの幅が深くなった。
構造上はかなりやさしくなったように見える。
【ロフト設定】
ロフト角は、X-CBPの方が全番手1度ずつ立っている。(旧モデルは両者同じロフト角だった。)
試打の評価/比較すると
【構えやすさ】
構えると、クセがなくアスリートアイアンのスタンダードな顔つきで、ターゲットに集中できます。
↑X-CB(左)とX-CBP(右)
X-CBが少しだけトップブレードが薄く、フェース長がコンパクトだが、ほとんど同じ顔に見える。
両者とも構えやすさは評価が高い。
【飛距離】
飛距離性能に大きな違いがあった。
↑X-CBの7番アイアンでこんな感じ。アスリートアイアンの標準的な飛距離性能です。
X-CBの前モデルは力が入ると飛びすぎちゃう場面があったが、ニューモデルは想定外に飛びすぎる球が1発もありませんでした。飛ぶアイアンではないがトップアスリートには安心できる。
↑X-CBPの7番アイアンでこんな感じ。よく飛んでくれます。
X-CBPは、よく弾いてオフセンターでも初速が速く、平均的によく飛んでくれる。安定感があって、グリーンまでの距離をやさしくクリアできそう。
【弾道】
X-CBは、中高弾道の安全な球筋。安定したスピン量だがサイドスピンは少なめなのがありがたい。
X-CBPは、高弾道。やや少なめのスピン量で吹け上がらない。サイドスピンも少なく、ストレート系のボールです。全球が同じような弾道で飛距離もそろってくれます。
【つかまり】
X-CBは、ダウンブローに打ち込むと、つかまり過ぎない程度にフェースがターンして、ボールをつかまえる。抜けもいい。レベルブローで打つと、薄い当たりになりやすく、やや失速する。でもプッシュのミスにはならない。
X-CBPは、打ち込まなくてもボールをつかまえてくれる。フェースローテーションが少なめの深重心っぽいつかまり感で、フェース面がブレずにつかまってくれます。
【打感】
X-CBは、”軟鉄鍛造らしさ”はあるが、固めの感触。フェース面のたわみは感じるが、ボールが吸い付くようソフトな感触ではない。薄めにヒットするとガツンと手に響きます。また前モデルのような分厚い打感でもない。
X-CBPは、フェース全体が軽快に弾き返して心地いい。オフセンターでも悪くない。芯を喰った時の分厚さは物足らないが、心地よい打感です。
【操作性】
X-CBは、操作性がいい。「球の高さ」と「縦の距離」は操作しやすい。つかまえに行ってもフェースが過度にターンしないから安心して曲げられる。フェース面をブロックしやすいからフェードも打ちやすい。
X-CBPは、操作性は普通レベル。高弾道でストレートに打ちやすいので、安定感を優先にするゴルファーに使って欲しい。
【やさしさ】
X-CBは、方向性が良くて、よく拾う。飛びすぎるミスも出ないから、上級者にはやさしいかも。ラフから引っかかりが出にくそうな動きをしてくれる。ダウンブローに打ち込まないと失速しやすい。
X-CBPは、振り抜きやすく、払い打ちでも高弾道になり、オフセンターでもよく飛んでくれる。ミスに強く、スライスも引っかかりも少ない。慣性モーメントの高さが実感できた。とにかく直進性がよく、やさしくグリーンに乗せられる、打ちやすいアイアンです。
明らかに両者の違いは大きい。操作性重視のX-CBと、やさしさを前面に出したX-CBP。
シャフト・バリエーション
3種類のスチールシャフトが用意されています。
・MODUS³ TOUR120
・MODUS³ TOUR105
・NS PRO 950 GH
↓こちらも参考にしてください↓
人気の MODUS3 TOUR105 を打ち比べて解った事/今後の主力になる
こんなゴルファーにおすすめ
《ツアーB X-CB アイアン》
- 打ち込むタイプ。
- フォームが固まっている中級者以上。
- 操作性を重視する。
- かっこいいアイアンが欲しい
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《ツアーB X-CBP アイアン》
- ミスに強いアイアンが欲しい。
- 払い打ちするタイプ。
- ある程度フォームが固まっている。
- 操作性は重視しない。
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まとめ・総合評価
《ブリヂストン TOUR B X-CB アイアン(2018)》
飛びすぎのミスが少ない、ミスにも寛容なアスリート向けアイアンです。
・安定したスピン
・ミスに強い
・操作性がいい
・抜けがいい
・よくつかまる
打ち込んだときに良さが分かるアイアン。なかなかかっこいい。
飛距離 8
やさしさ 8.5
弾道の高さ 8
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 9
打感 8.5
《ブリヂストン TOUR B X-CBP アイアン(2018)》
よく拾って、よくつかまって、オフセンターでも高弾道でまっすぐに飛んでくれます。
・よくつかまる
・よく拾う
・ミスに強い
・打ちやすい
・乗せやすい
どこからでもグリーンに乗っちゃう、とってもやさしいアイアンです。
飛距離 8.5
やさしさ 9.5
弾道の高さ 9
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 8
打感 8.5