ONOFF LABOSPEC RD-330S ドライバー を試打しました。どんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
(オノフ ラボスペック)
RD-330S ドライバー
【ロフト】
・12°
【シャフト】
・LABOSPEC HASHIRI : 50 (S)
・LABOSPEC HASHIRI : 60 (S)
ロフトバリエーションは1種類のみ(12°)
メーカーから推奨されるシャフト長は44インチです。
LABO SPEC・ラボスペック
オノフ・ラボスペックのヘッドは、好きなシャフトやグリップと組み合わせて、オリジナルのクラブを作る数量限定のヘッドパーツ。限定生産の為、在庫がなくなり次第販売が終了になります。
2つの小顔モデルがラインナップさています。ハードヒッターが安心して叩けるRD−390Dと、こちらのスインガー向けの2モデルです。
ラボスペックRD-330Sドライバーの評価
【構えやすさ】
投影面積はそれほど小さく感じない。ちょっと小さめのドライバーぐらいの感じですが、なんといってもシャローフェースのシャローバック。これはまるでドライビングスプーンのたたずまい。
ティーアップは、いつもの半分ぐらいの高さでいい。体積は一般的な460ccヘッドの約70%の330cc。
ロフトは12度、シャフト長は44インチ。これ、ほとんどブラッシー(2W)です。当然のことながらやさしく構えられる。
【飛距離】
シャフトが短くて、ロフトが大きくて、ヘッドが小さい。でも飛びます。方向性は良いのだろうと予測してたけど、この飛びにはいい意味で裏切られた。
短尺のネガは感じません。ミート率が高いのが最大の要因でしょうね。本当に飛びます。
【弾道】
超高弾道の低スピン。出球の方向に真っ直ぐ飛んでくれる。左右の曲がり幅はほとんどなかった。
【つかまり】
59.5度のライ角はアップライトな設定。そして極端な低重心。重心距離が長くて、重心アングルが小さい。つまり、フェースでとらえやすく、球が上がりやすいが、左のミスは出にくい。フック回転はかからない。その通りのつかまり具合でした。
フェースのターンはほとんど起こらない。それでもフェース面でしっかりキャッチしてくれるからプッシュ、スライスにはなりにくい。軽めの先調子のシャフトで、しなりを利用すると自然につかまってくれます。
【打感】
小ヘッドらしい感触。本当にスプーンみたいな打感です。分厚さがないし、大きく弾く感じもない。ちょっと硬め。でも、フェースのどこでヒットしたか解りやすくて、安心できる感触です。
【操作性】
操作性はいい方じゃない。フェースがターンしないからフック回転がかかりづらい。スライスも難しい。高弾道オンリー。本当に真っ直ぐ飛びます。
【安定感】
とにかく振り抜きやすい。短いから当たり前かもしれないけど、とっても楽です。45.5〜46インチが当たり前だけど、昔はその長さを長尺ドライバーって呼んでました。やっぱり長いのはミスになりやすい。44インチは楽です。
よく上がり、直進性がよく、ミスに強い。安定感は抜群です。3Wよりもやさしく感じる。まるで5Wをティーアップして打つようなやさしさ。そして短さのデメリットも感じない。よく飛びます。
ヘッドが小さいとめっちゃ打ちやすく感じる。最近のドライバーはなんでここまで大きくなっちゃったんだろう。つかまりにくいヘッド、球が上がりにくいヘッド、なんとなく460ccを使っているけど、、、そこまで大きくなくてもいのでは。
テーラーメイド M5TOUR ドライバー に代表されるように、コンパクトヘッドはハードヒッター向けしかないが、これはアベレージ向け。オノフからの新しい提案です。
大型ヘッドが苦手なアマチュア向けの希少種類。なるほど、この需要はありかもしれない。
シャフトは
カスタムオーダーで様々な種類のシャフトが選べます。
先調子の「LABOSPEC HASHIRI」は合わせやすくて先がよく走る。いつもより少し軽めのシャフトでゆったりとミート重視で振った方がいいですよ。よく飛びます。
おすすめしたいゴルファーは
- 大型ヘッドが苦手
- ミート率を上げたい
- 高弾道が打ちたい
まとめ・総合点
オノフ LABOSPEC RD-330S ドライバー は、短尺の振りやすさとコンパクトヘッドの振りやすさで安定感抜群のショットが手に入る。飛距離も負けていない。
・小ヘッド
・短尺がおすすめ
・高弾道
・ミスに強い
・曲がらない
・安定感がある
・よく飛ぶ
とにかく楽です。短さに勝るやさしさはない。
飛距離 9
やさしさ 9.5
弾道の高さ 10
つかまり 8.5
構えやすさ 9.5
操作性 7
打感 8.5