(2020/03/06 更新) Mizuno Pro (ミズノ プロ) 918 アイアン を試打しました。
どんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
7番(31°)
【シャフト】
・MODUS3 TOUR 120(S)
・MODUS3 TOUR 105(S)
・Dynamic Gold 105(S200)
Mizuno Pro 918 アイアン の中古クラブを検索
構えてみると
構えてみると、セミグースネックでやや面長。兄弟モデルの「Mizuno Pro 518 アイアン」よりもひと回り大きくて、安心出来る顔。
それでもスッキリして、やさしさとアスリート感が両立され、誰もが構えやすいデザインです。
JPX900フォージドアイアン と似てるが、、
一見すると、バックフェースのデザインが、「JPX900 フォージドアイアン」と間違えるほどよく似てます。
素材(軟鉄ボロン鋼)もフェース部の肉薄設計も同じで、ポケットキャビティの造形もよく似てる。セミストロングのロフト設定も同じです。
でも、じっくりと観察すると設計が随分違う。フェースプログレションは各番手 1.5mm前後小さくなった。これは、大幅にグースネック化された数値である。フェース長も長くなった。ポケットキャビティも深くなった。
さらにやさしい設計になった印象です。
PX900 フォージドアイアン
海外で人気の JPX900 Tour アイアン
2017年の全米オープンで優勝した B・ケプカ 選手の使用クラブとして注目される「JPX900 Tour アイアン」は日本で未発売です。
「Mizuno Pro 918 アイアン」は、このアイアンと同じコンセプトかなと思ったけど、全然違ってました。。。
打ってみると
打ってみると、外観からのイメージそのままのやさしさで、とっても打ちやすい。ミスヒットにも強く、深いキャビティ構造のおかげで慣性モーメントがかなり高い。
軽く打っても高弾道の強い球筋で左右に曲がらずに飛んでくれる。ダウンブローに打ち込んでも吹け上がらない。スリークォーターでレベルブローに振ってもMAXに近い飛距離になるので、軽く振ることを心掛けたくなるアイアンです。
でも、1クラブ大きめのアイアンで軽く振っても飛んでしまう印象です。。。
フェースの下部でヒットしても、かなりよく拾ってくれます。
ポケットキャビティ内部の底の部分が肉薄化されたので、フェースの最下部までよくたわむ感じがする。センターでドンピシャのヒットでも、「JPX900 スピードメタル・アイアン」のカップフェース的な「ぶっ飛び感」は無いが、軟鉄鍛造アイアンとしては、よく飛ぶ部類に入る。
むしろ、センターのぶっ飛びよりもオフセンターの飛距離の安定感が印象的で、軽く振ってもよく飛ぶ。
打感は柔らかくて心地いい。インパクト時に肉薄設計の軟鉄ボロン鋼が粘りながらたわむ感触が手に伝わってくる。
「Mizuno Pro 518 アイアン」ともやや違う打感です。こちらは、1.5倍ぐらい大きなフェースがたわんでいるような感触になる。
決して悪い打感ではありません。
「JPX900 フォージドアイアン」はやさしいアイアンだが、どちらかというとアスリート寄りの設計です。この「Mizuno Pro 918 アイアン」の方がさらに打ちやすいし、ミスに強い感じがする。
操作性を求めるなら「518 アイアン」 の方がオススメになる。アベレージゴルファーからアスリートまで、幅広いゾーンがターゲットになりそう。力が衰え始めたシニア・アスリートなら7分の力でやさしくピンを狙えるアイアンです。
ライバルアイアンは
シャフトは
カスタムで様々なシャフトが選べる。今回3種類のシャフトを試したが、どのシャフトもヘッドとの相性はいい。
超軽量スチールやカーボンも相性が良さそう。シャフト次第で幅広いゴルファーに適合する。特に、軽くてシッカリしたシャフトとのマッチングが好印象です。
Dynamic Gold の軽量シリーズは、今後のスチールシャフトの人気をモーダス3と二分する存在になりそう。
120、105、95 の3種類あるが、なかなかいいシャフトです。
まとめ
Mizuno Pro 918 アイアン は、オフセンター時の飛距離と方向性がいい。やさしくピンを狙えるミズノプロです。
・フェース全体がたわむ柔らかい打感
・よく拾う
・広いスイートエリア
・平均的によく飛ぶ
・ミスに強いし操作性もいい
Mizuno Pro 918 アイアン の中古クラブを検索
軽く振ってもナイスオン。軟鉄鍛造アイアンの打感と、高反発アイアンのやさしさをミックスさせてしまった。
さすがミズノです。。
飛距離 9
やさしさ 9
弾道の高さ 9
つかまり 8
構えやすさ 9
操作性 8
打感 9