(2020/02/12 更新) 2018年に開催されたアメリカPGAツアーの優勝者アイアンには、どんなシャフトが挿入されていたのかな?
独自に集計してランキングにしました。予想通りの結果でしたが、意外な一面もありましたよ。
単年度での集計
アメリカのPGAツアーは10月からシーズンが始まって、翌年の8月ごろに終了します。今回は、2018年の1年間に開催されたフェデックス・ポイントランキング対象競技での優勝者の使用ギアを集計しました。(2シーズンにまたがります。)
↓ドライバーやアイアンのランキングはこちら
2018年にPGAツアーで最も多く優勝したギアは?
アイアンのシャフト・ランキング
①Dynamic Gold TOUR ISSUE (32)
②KBS C-TAPER (4)
③Project X (3)
④MODUS3 TOUR120 (2)
※カッコ内の数字は優勝回数
予想以上に「ダイナミックゴールド・ツアーイシュー」が多かった。
ノーマルのダイナミックゴールドはありませんでした。「ツアーイシュー」以外は、「AMT」が1勝、「105」が1勝でした。
ちなみに、Dynamic Gold TOUR ISSUE のフレックスの内訳は以下の通りです。
・X SEVEN (7)
・X100 (21)
・S400 (3)
・S300 (1)
優勝者の中にカーボン・シャフトの使用者は一人もいませんでした。
シャフトメーカー・ランキング
①True Temper (34)
②KBS (5)
③日本シャフト(4)
③Project X (4)
PGAツアーに出場した選手のシェアはここまで差が開いていないので、いかにダイナミックゴールドが勝利に貢献したのか、または、強い選手がダイナミックゴールドを選んでいるという見方もできます。
トゥルーテンパーとプロジェクトXは経営母体が同じなので、1社で8割以上の勝利を挙げた事になりますね。
日本シャフトの4勝は全てモーダス3です。
・Modus3 Tour130 (1)
・Modus3 Tour120 (2)
・Modus3 Tour105 (1)
あとがき
2018年に開催されたアメリカPGAツアーの優勝者のアイアンのシャフトをランキングにしました。
ダイナミックゴールドが圧倒的に強い。この割合は予想以上でした。超ハードヒッター向けの「X SEVEN」も多かった。
ダイナミックゴールドは1980年に発売開始され、38年経った今も脅かす存在がありません。日本のツアーでは「モーダス3 ツアー125」がライバル的な存在になっていますが、アメリカでは独壇場ですね。