(2020/03/01 更新) 毎年、秋から春にかけて、各クラブメーカーが、ニューモデルを続々とリリースさせます。2017年のニューモデルのドライバーを振り返ると、ここ数年の中で、一番レベルが高かった。
アスリート系には、ほとんど兄弟モデルが存在します。簡単に言うと、片方がやさしいモデル。もう片方がつかまりにくいモデル、操作性重視のモデル、ハードヒッター向けのモデル などとなっているようです。
そこで、もう一度振り返りながら、アスリート向けドライバーの兄弟モデルの中で、やさしくてお勧めしたい5モデル選び、ランキングにしました。※2016年秋以降に発売開始のドライバーです。
①キャロウェイ GBB EPIC STAR ドライバー
キャロウェイ GBB EPIC STAR ドライバー の試打&評価
「エピック スター」は、やっぱりぶっ飛びます。空気抵抗が少なくヘッドスピードが速い。とにかく初速が速い。
長くても振り抜きやすい。低スピンの高弾道でぶっ飛びます。
中には30ヤード以上飛距離が伸びたなんて話も耳にする。
確かにこれを使用中の女子プロの飛距離がかなり伸びてます。
「エピック サブ ゼロ」も飛ぶが、ハードヒッター向けなので、ターゲット層が限られる。池田勇太プロは、ぶっ飛ばしてますが、遼君は「エピック スター」を使う。
構えやすさ 4.5
デザイン 4
打ちやすさ 5
操作性 3.5
打感 4
テーラーメイド M2 ドライバー (2017)
テーラーメイド M2 ドライバー (2017) の試打&評価
よくつかまって、高弾道でよく飛んで、曲がらない。オフセンターでもビッグキャリーになる。
慣性モーメントに優れ、飛距離と方向性の安定感はナンバーワンです。前モデルを愛用したが、確実に進化してるのが分かる。
叩いても吹け上がらないし、一発の飛距離もある。
「M1 460」もやさしいし弾道調節機能が充実してるがヘッドが重たい。「M1 440」は、さらに操作性重視モデル。
構えやすさ 4
デザイン 4
打ちやすさ 5
操作性 3.5
打感 4
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③タイトリスト 917 D2 ドライバー
低スピンの高弾道で、とにかく曲がらない。引っかかりも、プッシュも、気にならない。
飛距離も、打感も最高ランク。やや重いから、パワーがあるゴルファーにオススメ。弾道調節ができる。
「917 D3」は、構えるとオープンフェースで、それでもインサイドアウトの軌道でつかまえられるハードヒッター向き。
球筋が強いが、やはりミスが出やすい。あえてD2を選ばない理由に乏しい。
構えやすさ 5
デザイン 5
打ちやすさ 5
操作性 3
打感 5
④ミズノ MP TYPE-2 ドライバー(460cc)
ミスに強く「芯を外したかな」って思ってもイメージより10ヤードぐらい先にキャリーする。ヒールボールでも飛距離がロスしないし、左サイドへのミスを軽減できる。
打感も音も、さすがMPという感じ。「MPらしさ」に「やさしさ」を融合した逸品。球が上がりやすく安定感抜群です。
「MP TYPE-1」は、ドローもフェードも打ちやすく、やさしい。打感も音もいい。私のエースドライバーですが、やさしさは、タイプ2 の方が一枚も二枚も上です。
構えやすさ 5
デザイン 5
打ちやすさ 4
操作性 3.5
打感 5
⑤プロギア RS 2017 ドライバー
「PRGR RS ドライバー F 」がルール不適合で発売中止になり、急きょニューモデルの投入となった。それが見事に前モデルを刷新した素晴らしい完成度です。
よくつかまり、高弾道のドローボールでぶっ飛んでミスに強い。前モデルより、つかまり過ぎなくなった。打感も良くなった。とにかくつかまえたいアスリートにはこれ以上のドライバーはないと言っても過言ではない。
ドローで攻めたいならこのモデルだが、フェードで飛ばしたいなら「RS-F 2017 ドライバー」も同じぐらい素晴らしい。
構えやすさ 4
デザイン 4
打ちやすさ 4.5
操作性 3
打感 4
あとがき
この5モデルのほかにも、2017年モデルの注目すべき兄弟ドライバーのやさしいモデルがある。ブリジストンの ツアーB の3兄弟の「XD-5」、スリクソンの Z65 の3兄弟の「Z565」、本間ゴルフのツアーワールドTW737 の4兄弟の「460」などが、該当する。
アスリートのドライバーは、やさしいモデルに人気が集中するが、アベレージ向けのドライバーとの境界が無くなって来たように思える。今後は、今まで以上にシャフトの選択が重要なカギを握ることになりそうです。