ゴルフ歴が長い私でも、いつの間にやら460ccのドライバーが普通の大きさに思えるようになってきました。
その昔、ブリジストンの「PRO230チタン」っていうドライバーが一斉を風靡して、当時は「でかいなぁ〜」って思ったものです。それが230ccで、ちょうど半分の大きさですね。それから20年ほど経ちますが、まだまだ道具の進化が止まりません。
最新のドライバーにも460cc未満の小顔のモデルがありますが、それでも400ccオーバーです。それが、意外にやさしいので、試打の評価をもとにランキングにしました。
最近のアスリート向けドライバー
ここ最近の傾向として、人それぞれのスイングに合わせてクラブを選べるようになったと言えます。一度付いたスイングの癖はなかなか直りません。その癖をカバーしてくれるクラブ選びが出来るようになってきたのです。
(やさしく飛ばせるドライバーの条件とは)
自分のスイングの欠点を補ってくれるクラブを選ぶと、ピタッと噛み合って、飛んで曲がらないショットが打てるようになります。
もしも現在使用中のドライバーが自分にピッタリだったら、突然20ヤードも飛ぶようになる魔法のドライバーなんて残念ながら存在しません。
でも、自分に合わないドライバーを使っているなら、20ヤード、いや、30ヤード飛ぶ可能性があります。
万人にやさしいクラブなんてない
スイングは、十人十色、百人百色あります。みんな違うスイングをしてます。
引っかかりにくいドライバーを好む人もいれば、その逆もいます。
アベレージゴルファー向けのドライバーは、比較的よく似た味付けになっていますが、アスリート向けは明確にキャラクターが分かれています。
本間ゴルフのツアーワールドTW737シリーズは 445 450 455 460 の4タイプあり、それぞれ全く別物と言っていい。
さらにカチャカチャ付きも増えました。
中には微調整どころか、別物になってしまうほどの調節幅を持ったモデルもあります。自分のスイングを改良していきたいゴルファーには便利なドライバーです。
アスリート向けの460ccは、つかまらない
大きいヘッドは、慣性モーメントが高く、球が上がりやすいです。ところが、アスリート向けの460ccモデルは、フェースが自然にターンしないので、意外につかまらずスライスになり、飛ばない。
ほとんどが、左へのミスを嫌うハードヒッター向けのクラブなのに、なぜか、やさしくつかまるクラブのようなイメージがあり、勘違いで買ってしまう人が多いです。
トッププロが使用してるから人気が出るのかもしれないが、シニアプロや女子プロを参考にすると、ゼクシオ9 や グローレF2 のように、よくつかまるドライバーを使用してます。
小顔がオススメ
各クラブメーカーのアスリート系ドライバーには、概ね大きさが違うヘッドが存在します。
小さい方のヘッドは、操作性重視の位置付けになってるので、イメージ的に、「小顔は難しくて上級者のテクニシャンが使うクラブ」と思われがちですが、打ってみると、意外にやさしいモデルがあるのです。
基本的に、ディープフェースでハイバック、重心距離が短くて浅重心なので、この形状がやさしいと思えるゴルファーは、、、
・もっとボールをつかまえたい
・持ち球は高弾道
・さらなる低スピンの球が打ちたい
・強い弾道が打ちたい
フェースをターンしながらつかまえたいゴルファーには、小顔がやさしく感じます。(小顔でも、全然つかまらない超ハードなモデルもあります)
アスリートにオススメの小顔のやさしいドライバーを試打の評価をもとに5商品を選び、ランキングにしました。
※2017年5月に販売中のモデルです。
①ミズノ MP TYPE-1 (435cc)
「いつでも楽につかまえられる」「いつでもフェースのターンを抑えられる」本当に難しさは感じません。
絶妙なバランスが保たれています。MP-66アイアンのような、操作性、打ちやすさ、打感、を兼ね備えたすばらしいドライバーです。
飛距離性能もすごい。
ロフトとライ角の調整幅が大きい。
試打レビューはこちら
構えやすさ 4.5
デザイン 5
打ちやすさ 4.5
操作性 5+
打感 5+
②テーラーメイド M1 440 (440cc)
インサイドアウトの軌道でフェースを返しながら打つと、強いドローボールが打てる。つかまり過ぎないしスピン量が少なめで吹け上がる球筋にはならない。ぶっ叩いても左のOBは怖くない。
ヘッドが重いから、そこそこのパワーを要するが、フェースがよくターンするのでつかまえやすい。
アゲンストに強そうな強い弾道になる。
弾道調節機能は一級品。
試打レビューはこちら
構えやすさ 4.5
デザイン 4
打ちやすさ 4
操作性 5
打感 4.5
M1 440 ドライバーの中古クラブを検索
③本間ゴルフ TW737 450 (450cc)
ヘッドがターンしやすいので思い通りにドローが打てる。決してつかまり過ぎることはない。
スピン量が少なめでよく飛びます。フェースが返るのを抑え気味に打つと力強いフェードボールが打てる。
このドライバーなら、ドローとフェードを打ち分けながらラウンドしたくなる。
TW737シリーズ4種類の中でヘッドの大きさは最小サイズです。
構えやすさ 5
デザイン 5
打ちやすさ 4
操作性 5+
打感 4
④タイトリスト 917 D3 (440cc)
つかまえると見事に惚れ惚れするハイドローになる。つかまり過ぎたフックボールは、ほとんど出ない。
SURE FIT®CGウエイトで弾道の調整ができる。やや重めなので、パワーがないとプッシュしやすいかも。
ハードヒットすると、振れば振るほど 917 D3 のポテンシャルを引き出せる。
構えやすさ 5
デザイン 5
打ちやすさ 4.5
操作性 4.5
打感 4.5
⑤ヤマハ RMX(リミックス) 116 (445cc)
軽く振っても、ちゃんとつかまり、中弾道の低スピンでよく飛びます。
インパクトゾーンでフェースがターンして、ボールをつかまえて、弾き返してくれる。
過激にフェースがターンしないから、引っかかりにくい。
ドローヒッターが、安心してドローボールが打てる。
フェードヒッターも、つかまったフェードが打てる。
試打レビューはこちら
構えやすさ 4.5
デザイン 4.5
打ちやすさ 4.5
操作性 5
打感 5+
あとがき
ヘッドが大きいと、よくつかまるクラブと思われがちですが、それは間違いです。
むしろ、アスリート系のドライバーは、つかまりにくいモデルが多い。楽な方を選んだのに、なんでつかまらないのかな、、、って、自信をなくしてるゴルファーはに、ぜひ使って欲しいのが、この5種類の小顔のやさしいドライバーです。
しかも、アスリート感がバリバリなので、めっちゃかっこいいです。
やっぱりドライバーがつかまると、ゴルフが楽しい。
是非、小顔のドライバーでライバルをオーバードライブしちゃってください。。