YONEX(ヨネックス) EZONE (イーゾーン) GT アイアン を試打しました。どんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
試打クラブ
・5番(22°)
・7番(28°)
・PW(42°)
・AW(48°)
【シャフト】
・N.S.PRO 950GH HT(S) スチールシャフト
・REXIS for EZONE GT(SR)オリジナルカーボン
YONEXの開発コンセプトからすると「EZONE(イーゾーン) GTシリーズ」はヘッドスピードが40m/s前後のゴルファーがターゲット。シャフトのフレックスで違いはあるが EZONE GT ドライバー はもう少しヘッドスピードが速い方がピタッとくる印象です。
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ヨネックスには43m/s前後をターゲットにした EZONE XPG アイアン があり、そちらはヘッドとグリップエンドが重いカウンターバランス仕様になっている。スイングを強制する器具のようなバランス感が、どうにも私には馴染めない。
どうやら EZONE GT アイアン はオーソドックスなバランス仕様のようですね。
構えてみると
構えてみると、トップラインが厚くてセミグースネックのラージフェース。ターゲットを差しつつ、つかまりそうな安心感もあり、とっても構えやすい。ヘッドスピードが40m/s前後を対象としたストロングロフトモデルらしからぬ正統派の顔で、すっきりしたイケメンです。
ウエッジは丸みを帯びたラージフェースで、これまた安心感があって構えやすい。
試打の評価は
7番アイアンから打ってみると、スピン量は少なめだが、ロフトが立ってるのにかなりの高弾道でぶっ飛びます。打点が低くてもすくい上げてくれるし飛んでくれる。オフセンターでも想定よりも先に着弾するからびっくり!
アスリート向けのアイアンと比べると1番手分のストロングロフトだが、それ以上によく飛びます。これはぶっ飛びアイアンの仲間入りです。しかも弾道が高い。そして引っかかり気味の感触なのにピンを差してくれる。
つかまえておけば左に行かずにナイスオンするので、とっても楽に振りぬけちゃう。ただ、ちょっと振り遅れるとプッシュするから、ガッツリつかまるアイアンではありません。
5番アイアンも同じようにやさしく振り抜ける。出球の方向が安定するし高さも揃ってくれる。サイドスピンがかからないのか、とにかく曲がらない。やはり重心距離の長さを感じるので、絶えずつかまえ気味に打ってやれば、グリーンをとらえてくれそう。つかまりすぎるミスが出ないからスコアをまとめやすいかもしれない。ラフで絡んで引っかかるミスも出にくい。
7番、5番 とその飛距離性能に驚いたが、PW、AWと短い番手に持ち変えると、これが飛び過ぎずに、ロフト角なりの飛距離に留まってくれる。飛び系アイアンのデメリットはショートアイアンが飛びすぎてしまう事だが、これは問題ない。
打感はフェースがよく弾く感触だが、バックフェースの下部に挿入された衝撃吸収材がよく機能している。柔らかいというほどでもないが、鋳造の高反発アイアンとしてはマイルドな打感に仕上がっている。
ヨネックスお得意の「グラファイト制振材」は、なかなかいい仕事をする。池田勇太プロも、米山剛プロ も、この振動を抑えた打感で勝利を重ねている。軟鉄鍛造に「グラファイト制振材」を挿入した N1-CB FORGED アイアン は、名器です。
ヨネックスのアイアンはコンセプトがしっかりしています。
ライバルはこちらのランキングでチェック→これは飛ぶ!2018年に飛距離を求めるならこのアイアン7選
シャフトは
オリジナルカーボンの REXIS for EZONE GT の(SR)、(R)と N.S.PRO 950GH HTの(S) から選ぶことができる。
オリジナルカーボンは軽くて走るが、意外にしっかりしてる。(SR)でもグニャリ感もなく合わせやすい。(S)表示の方がいいのでは?って思うぐらいしっかりしてる。ヘッドの重さを利用して振り抜くとぶっ飛んでくれます。スチールは、セミアスリートがしっかり振っていける。
まとめ
ヨネックス EZONE GT アイアン は、楽に飛んで、高弾道に球筋が揃って、ミスが出ない。スコアがまとまる。打ちやすい!
・高弾道
・よく拾う
・よく弾く
・引っかからない
・よく飛ぶ
・やさしい
これは打ちやすい!平均ぐらいのパワーがあるゴルファーにオススメです。
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構えやすさ 4.5
デザイン 3.5
打ちやすさ 5
操作性 3.5
打感 4