YAMAHA RMX(リミックス) 116 TOURBLADE(ツアーブレード)アイアン を試打しました。
どんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
7番(34°)
【シャフト】
Dynamic Gold (S200)
3兄弟の頂点
RMX(リミックス)16シリーズのアイアンには、
・プロが求める操作性を実現したハーフキャビティの「RMX 116 TOURBLADE アイアン」
・飛ばせる軟鉄鍛造の「RMX 116 アイアン」
・高反発で1番手上の飛びの「RMX 216 アイアン」
の3種類ある。
このツアーブレードは「藤田、谷口プロが求めた打感と操作性」が味わえるのか楽しみ。2,000セット限定生産です。
構えてみると
構えると、ストレートネックで操作しやすそうなプロ好みの小顔です。
直線的なトップブレードが、より繊細なショットをイメージさせてくれる。何か懐かしい感じさえする、これぞアスリート顔です。
バックフェースもかっこいい。このアイアンは番手別にバックフェース上部の厚さを変えて重心高を変化させることで、狙い通りの番手ごとの弾道を実現させている。
特にショートアイアンはラインを出しやすく、高さとスピンをコントロールしやすく仕上げられているらしいが、プロのこだわりが詰め込まれた設計です。
打ってみると
ダウンブローでよくつかまる
打ってみると、よくフェースがターンして多めのスピン量で中弾道の球筋。ダウンブローに打つと、気持ち良くつかまるが、払い打ちでは薄めの感触になる。
打点がブレるとそのまま飛距離のロスになる。ただ、よくフェースが返るから、打ち込みやすいクラブです。
インパクトで自然にコックがほどけるので、振り遅れる感じがなく、よくヘッドが走ってくれる。今どき珍しくなってきたノーマルロフトの割には飛距離はまずまず。
私が打つと自然にドローになり、逃がしたい時だけターンを抑えればフェードになる。高低もライン出しも、操作しやすい。この硬めの「ガツン」とくる打感が、距離感を出しやすい。
打感は
元来ヤマハの鍛造アイアンは打感が硬めだが、これも硬めです。ミズノやタイトリストやフォーティーンのようなソフトな感触じゃなく、ガツンと芯がしっかりした感じで、硬さと柔らかさが同居した分厚い打感です。
私はMPアイアンのトロけるような柔らかい打感が好きだが、意外に好みが分かれるようです。このような「手応えがある方がいい派」も、結構います。
硬いと言っても、軟鉄鍛造アイアンの中での比較なので、一般的には柔らかい部類に入ると思う。このアイアンは日本刀と同じ「焼きなまし製法」を採用したとのことだが、これがこの TOUR BRADE の分厚い打感のキモのようです。
削り出しアイアン??
「焼きなまし製法」の採用で「プロの削り出しのアイアンと同等の柔らかさを実現した。」って説明が記されてます。
以前は、見た目がカタログ商品と同じに見えるように作られた、特注品の削り出しアイアンを使ってるプロが多かった。
最近は、そこまでこだわらないプロが増えたって聞いたけど、今でも「軟鉄削り出し」という特注品のアイアンを使ってるプロがたくさんいるのかな、、、、
藤田プロや谷口プロが、使ってるのかな。。。
削り出しは、大量生産ができないし、コストが掛かりすぎる。タングステンを埋め込んだり、複雑な形状が出来ない。個体差もある。どうなんでしょう。。。
シャフトは
シャフトはDynamic Gold (S200) のみの設定です。
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まとめ
ヤマハ RMX 116 TOURBLADE アイアン は分厚い打感でコントロール性抜群。つかまえやすく、かっこいいアイアンです。
・フェースが返りやすい
・分厚い打感
・操作性がいい
・よくつかまる
・抜けがいい
「藤田、谷口プロが求めた打感と操作性」が、しっかりと詰め込まれたアイアンです。
構えやすさ 4.5
デザイン 4.5
打ちやすさ 4
操作性 5
打感 4.5