HONMA ツアーワールド TW737 455ドライバーを試打しました。4種類の中でツアーで活躍中の男子プロの使用者が比較的多いこのモデルはどんなスペックなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
9.5度
【シャフト】
VIZARD EX-C65(S)赤色のシャフト
VIZARD EX-Z65(S)青色のシャフト
TW737 455ドライバー
TW737シリーズには、4種類のドライバーがあります。445(457cc)洋梨型、450(450cc)ハイバック、455(456cc)丸型、460(460cc)大型シャロー と、ヘッドの大きさ≠商品名ですね。ウエイト配分や形状はかなり違うようです。
国内ツアーを見ると、本間ゴルフの契約プロが男子も女子も毎試合優勝争いをしていますね。この TW737 455 ドライバーは、谷原プロ、藤本プロなどが使用中との事です。
ソールを見るとウエイトの位置が後方に。直進性能を高める深重心設計がどんな効果があるのかな。
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構えると
構えると、丸型というより、セミ洋梨型で美しい。フェースのバルジも多めに見えます。プロ好みの完成された顔つきで、ひっかかりそうな嫌なイメージは全くありません。
ホンマは、いつも作りが丁寧ですね、毎日眺めたくなるような綺麗なヘッド。フェース厚は普通ぐらいで、ディープでもシャローでもない感じ。
打ってみると
打ってみると、予想とは全く違いました。つかまらない、つかまらない、、これは、このヘッド自体にドローボールを打つ気がないのかなぁ、私の言うことを全然聞いてくれません。
インサイドアウトにアッパー気味に振ると、そのままプッッシュしてスライスに。悲しい、、ドローヒッターは、右にプッシュのOBが出ちゃうとゴルフになりません。逆球は、いけません。ただ、飛距離は出てるんです。
打ち方を変えて、最初から左に引っ張ってやると、持ち球のドローボールが出ます。弾道は低く感触はやや硬めです。これはぶっ飛びでした。なるほど、コツをつかんだので2〜3球同じように打つと、安定してぶっ飛んでます。
多分この打ち方で自分のドライバーを打つとフックボールが出そうですが、このTW737 455ドライバーは、左を遮断してくれます。私のようなドローヒッターは、左がOBのホールで左に引っ張るようなスイングは怖くて出来ません。
むしろ、フェードヒッターが、引っかかるのが無くなるのであれば、思い切って叩けるし強い味方になります。
とにかく「ぶっ叩いても左にだけは行かせないぞ」って語りかけてくれるような感じ。フェードヒッター向けなのかな。谷原プロ、藤本プロ、なるほどです。
普段よりもロフト角は多めの方がいいでしょう。
本間ゴルフのドライバーが安く購入できる。
シャフトは一般よりハードスペック
シャフトは、すべて本間ゴルフのオリジナルから選ぶことに。
調子、重さ、など種類がたくさんあるので、「ツアーAD、スピーダー、ディアマナなどが選べないと困るんだ、、」なんて言わせないようにバリエーションが用意されています。なかなかいいシャフトですよ。
ただし、フレックスがかなりハードです。普段60g台のSシャフトを使っているなら、50g台の「55S」がちょうどいい。60g台の「65SR」でもちょっとハードな感じがします。
VIZARD EX-C65(S)赤は、中から下が適度にしなって合わせやすく芯でとらえやすい。当たるとよく飛びます。でも、一般のSシャフトよりハードなので私には(SR)がちょうどいい感じがしました。
基本的に赤いシャフトは、なかなかいい。シャフトがいいからこのドライバーが欲しくなるくらいです。
VIZARD EX-Z65(S)青は全く捕まりませんでした。手元調子でドロップ気味のライナーばかりです。もう少し捕まえやすいヘッドなら使えるかも。
まとめ
HONMA ツアーワールド TW737 455ドライバーはフェードヒッターが、思い切って叩けるドライバーです。
・球筋が安定するので、コース戦略しやすい
・シャフトがオリジナルで粘りもある
・ハードなので、いつもよりアンダースペックを選んだ方がいい
・デザインが美しい
フェードヒッターが逆球を心配しなくていいので、次々とベストスコアを更新したいならこういうドライバーかも。
構えやすさ 4.5
デザイン 5+
打ちやすさ 4
打感 3.5