PRGR egg UT(プロギア 赤エッグ ユーティリティ)2017年モデルを試打しました。どんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
5番(21°)
【シャフト】
・赤egg専用 オリジナルシャフト M-40(SR)
ちょうど2年ぶりにモデルチェンジとなった プロギア egg シリーズ には、前作同様に「赤エッグ」 と 「金エッグ」 がある。
「赤エッグ」はSLEルール内での限界の飛びを追求
「金エッグ」はSLEルール適合外の高反発設計
赤egg ユーティリティの番手のバリエーションは3種類(U4、U5、U6)。
構えてみると
構えてみると、クラウンのフェース寄りのフランジ部分が高くてクラウン部が低い、大きな段差がある形状「新パワーフランジ」が印象的な顔です。
ウッド型ユーティリティとしては標準的な大きさで、すっきりとしたセミグースネックはアイアンからの流れで構えやすい。ややディープフェースなので、ラフからダルマ落としにならない安心感がある。
赤egg フェアウェイウッド と同じようにフェース面が、定規で線を引いたかのように直線的に見えるので、ピンを刺すように構えられる。アスリートも使いたくなるような素敵な顔立ちです。
ストロングロフト
ロフト角の設定が、かなりのストロングロフトになっている。5番で21度というロフト角はアスリートモデルの3番のロフト角に相当する。ぶっ飛び系アイアンとの組み合わせがスムーズかもしれない。
ちなみにこの21°というのは「ゼクシオ9 ユーティリティ」の4番と同じロフト角です。(シャフト長は同じ)
打ってみると
打ってみると、オフセンターでもフェースがよく弾くので、よく拾い、勢いよく飛び出します。それが風に強そうな低スピンの高弾道になり、サイドスピンも少なくて曲がりにくい。ディープフェースなのによく球が上がってくれる。
不思議なもので、ソールに「5ut」と刻印してあると、めっちゃ簡単なユーティリティを打ってるような感覚になります。でも飛距離は楽々と1番手以上飛ぶ。ストロングロフトなのに球が高く上がるし、よく拾ってくれる。
これなら「6ut」からバッグに入れたくなりますよ。
アベレージゴルファーにとってユーティリティは、困った時のお助けクラブなので、悪いライからの活躍を期待したいクラブになる。足場が悪くてしっかりとスイング出来なくても、そこそこの結果を出したいものです。しかも想定外のミスだけは避けたい。
その点、このユーティリティは、軽く合わせるだけで大きな飛距離になってくれるから、ティーショットのミスを挽回する「お助けマン」の資格は十分です。
オフセンターでもちゃんと飛んでくれるし、手打ちでもキャリーが稼げる。もちろんフラットなライからゆったりとスイングすると、狙い通りに飛んでくれます。距離のあるショートホールも楽しくなりそう。
打感は標準レベル。ミスに強くオフセンターでもよく飛ぶが、操作性はあまり良くない。ターゲットとなるゴルファー像からすると、操作性よりも、ミスの寛容性が最優先となるのでしょう。
シャフトは
シャフトは「赤egg専用 オリジナルシャフト」のみの設定です。
これは軽くて先が走ってよくつかまえてくれる。振り遅れそうになてもインパクトでタイミングが合ってしまう感じがする。よく出来たシャフトです。 M-40(SR)は、39〜43m/sぐらい。
フレックスは4種類(M-43(S)、M-40(SR)、M-37(R)、M-35(R2))ある。
M-35のみ0.5インチ短い。
【GOLF5】プロギアの旧モデル・ユーティリティが最終処分プライス! 今すぐ価格をチェック!
まとめ
PRGR「赤egg ユーティリティ」2017年モデル は、ミスに強く打ちやすい。コンパクトなスイングで大きな飛距離が稼げるから、心強い味方になってくれる。
・よく拾う
・よく弾く
・ミスに強い
・振りやすい
・強弾道
・低スピン
このユーティリティはアベーレージゴルファーのお助けマンとして大活躍するでしょう。本当に打ちやすい。
カスタムシャフトをすれば上級者も満足。
構えやすさ 5
デザイン 4.5
打ちやすさ 5
操作性 3
打感 4