Titleist(タイトリスト) 718 MB アイアン を試打しました。
どんなクラブなのか評価と感想をレビューします。
試打クラブ
7番(35°)
【シャフト】
・ MODUS³ TOUR 120 (S)
・AMT TOUR WHITE (S200)
718 MB アイアン の中古クラブを検索
発売前から J・トーマス が使用
2017年の全米プロでアメリカの若手選手ジャスティン・トーマスが松山くんを振り切って見事に逆転優勝した。終盤のアイアンの切れ味は圧巻だった。
後に彼のクラブセッティングが話題になったが、発売前の「718 MB アイアン」で戦ったのである。。
それにしても、ナイスなタイミングでの勝利。これ以上ない宣伝効果になったのは間違いないですね。
構えてみると
バックフェースの形状は下部のブレードが直線的なデザインになり、やや重心が下がったように見える。
構えてみると、ストレートネック、小顔、薄いトッブライン、は、伝統の顔で、正直言って前モデルの「716 MB アイアン」との違いが分からない。
メーカーとしては見た目の変化で買い替え需要を起こしたくなるものだが、「完成されたデザインは、変える必要がない」というメッセージが込められているように感じる。
ピンを刺して構えられ、球筋をイメージしやすい。
試打の評価は
打ってみると、気持ちよくつかまって、球がよく上がってくれる。
フェースがよくターンするし、打ち込んでも抜けがいい。少しトップ気味でもリーディングエッジの先が粘って、ボールを拾い上げてまずまずのキャリーになる。低い弾道も打ちやすいが、マッスルバックアイアンとしては、高い弾道が比較的打ちやすい。
「714 MB アイアン」「716 MB アイアン」あたりからスイートエリアが広くなったが、この「Titleist 718 MB アイアン」はさらによく拾ってくれる。
センターよりも下部でヒットしても打感が悪くないし、距離のロスも少ない。ダウンブローに打ち込まなくても、薄めのターフを取るようなレベルスイングで十分につかまるが、鋭角に打ち込むとスピンがよくかかってピタッと止まってくれる。
スコップでサクッと土を削るような、、、とにかく切れ味が鋭いから、気持ち良く打ち込むことが出来る。
打感はやっぱり素晴らしい。このつかまる感触がたまらない。
軟鉄ってこんなに柔らかいものかと思うほどソフトな感触で、フェースがグニャ〜っとたわみながらボールをつかまえてくれる。
とっても心地いい。
このインパクト瞬間にいろんな情報が手のひらに伝わってきて、狙った地点の前後左右に何ヤードぐらいズレたのか瞬時に解る。そのおかげで、操作性も抜群にいい。
7番アイアンでも、ウエッジでコントロールするかのように球を操りたくなる。打感の評価は最高点を付けたい。
上下の打点のブレには強くなったが、やっぱりマッスルっぽさは健在です。ドローやフェードが打ちやすい反面、ミスに寛容という訳にはいかない。ミスはミスとして結果になるが、その原因を分析しやすい。
どんな弾道でピンを狙うのか創作意欲が湧いてくる、、、
打ち方のいろんなバリエーションを持つと、ピン位置や、ライや、風の状況に応じてショットを打ち分けることができる。
飛び過ぎのミスが出ないから、スコアをまとめやすい。
上級者がコースを戦略する喜びを得るための良きパートナーになってくれるアイアンです。
上級者限定というほどハードルは高くないし、アイアンをもっと練習して上達したいゴルファーにも使って欲しい。
こちらのレビューも参考になります
2018年にピンを刺すための おすすめマッスルバックアイアン6選
シャフトは
シャフトは、AMT TOUR WHITE(Dynamic Gold AMTの名前が変更になった)と、N.S.PRO MODUS³ TOUR 120 の2種類の重量スチールシャフトのみのラインナップとなる。
まとめ
タイトリスト 718MB アイアンは、よりやさしくなって、さらにカッコ良くなったマッスルバックアイアンです。
・よく拾う
・よくつかまる
・抜けがいい
・柔らかい打感
・抜群の操作性
・かっこいい
タイトリストの MB アイアン は、キング・オブ・アイアンだと思う。
718 MB アイアン の中古クラブを検索
これはやさしくなったしスコアアップに繋がりそうだから、久しぶりにマッスルが欲しくなった。
飛距離 7
やさしさ 7
弾道の高さ 8
つかまり 9
構えやすさ 9
操作性 10
打感 10