私は、ミズノのMP-55アイアン(7番で32°)を ここ1年使用しましたが、セミストロングロフト設計のアイアンのデメリットを感じたのでノーマルロフトのアイアン(タイトリスト716CB)を新たに購入しました。
デメリットとは、PWと9I、9Iと8I の距離の開きが大きい事です。
そこで、競技志向のアスリートにノーマルロフトアイアンをお勧めしたい理由をレビューします。
さらに、アスリートがピンを狙う為のお勧めアイアンを8商品を選び、ランキングにしました。
(飛ぶとか、打感がいいアイアンではなく、ちゃんと距離が合わせられるアイアンを選びました。)
※2017年1月に販売中の7番アイアンが34 〜35°のモデルです。
年々ストロングロフト化されたアイアン
年々アイアンのロフトがストロング化され、ノーマルロフトと比べると2番手ほど立ってるアイアンも珍しくないし、6番〜Pというセット販売も増えてきた。
その要因として考えられるのは、「ボール」と「クラブの設計&製造技術」の進化があります。要するに、球が上がりやすくなったのでロフトを立てて飛距離を稼ぐことが可能になったのです。
すると「このアイアンは飛ぶぞ」と評判になり、よく売れる。他社も追随する。。と、こんな流れです。
さかのぼれば、私がゴルフを始めた頃、AWやPSやFWなどのいわゆるギャップウエッジ(アプローチウエッジ)という存在がありませんでした(ジャンボ尾崎さんがPSのルーツですね)。
アイアンのロフトが徐々にストロング化され、ピッチングウエッジとサンドウエッジの間にロフト差がどんどん広がり始めて、そのギャップを埋めるために今や当たり前のクラブになった。
その当時と比べると現在のアイアンは全てがストロングロフトという事になりますが、各メーカーの位置付けとしては、現在のノーマルロフトは「7番アイアンで34 〜35°」となります。この傾向はますます進みそうで、近い将来32°がノーマルロフトの時代になるでしょう。
お勧めアイアン
さてさて、2017年に、アスリートがピンを狙えるノーマルロフト・アイアン の、お勧めランキングは、、
(クリックすると試打評価のレビューが見られます。)
①②③ 5番〜PWがしっかり全部4度刻みの設定。ショートアイアンが飛びすぎないし、4番と5番の距離の差もしっかりと出る。
④⑤⑥⑦ 5番と6番のロフト差のみ3度になる。5番がもう少し飛んで欲しい。全体的に飛ばない。
⑧ 5番〜7番が3.5度刻み。少々飛び過ぎる傾向がある。ただし、ロングアイアンも飛ぶ。
この8種以外のノーマルロフトのアイアンを探しても、ほんの数種類しかありません。それぐらいストロングロフト設計のアイアンが多くなってきた。スリクソンやテーラーメイドには該当するアイアンがないのが残念です。
まとめ
この順位は打ちやすいとか打感がいいとかじゃなくて、ちゃんと5番〜PWまで同じような距離の幅を打ち分けることができるランキングです。ショートアイアンが飛び過ぎない事って本当に大事です。「何番で乗せた」よりも「ベタピンに乗った」方がいい。
ノーマルロフトで、カッコよくベタピンにつけたい。そんなゴルフも素敵です。