PING G410 CROSSOVER(クロスオーバー)を試打しました。
振り抜きやすくてボールにコンタクトしやすいしミスになりにくい。
オフセンターでも飛距離の安定感があり、飛び過ぎない。
どんなクラブなのか、評価と感想を解りやすくレビューします。
最新モデルの評価はコチラ
【試打＆評価】ピン iクロスオーバー(2023)／スリーブ付きのアイアン型UT
試打クラブ
G410 CROSSOVER（クロスオーバー）
／2019年3月発売モデル
【番手（ロフト）】
・４番（23°）
【シャフト】
・ALTA J CB RED (S) オリジナルカーボン
・N.S.PRO 950GH (S)
・MODUS3 TOUR 105 (S)
PING(ピン)は、”アイアン型ユーティリティ”を「CROSSOVER(クロスオーバー)」、”ウッド型ユーティリティ”を「HYBRID(ハイブリッド)」と名付けています。
番手バリエーションは３種類ある。（U2/17°、U3/20°、U4/23°）
G410ハイブリッドの試打&評価はこちら
G410クロスオーバーの評価
【構えやすさ】
コンパクトになったから、前モデルよりもアイアンからの流れで構えやすくなった。いわゆる”たらこ”っぽさが無くなりラージフェースのアイアンの顔です。何の違和感もなく構えられる。
【飛距離】
ミスしても飛んでくれるので飛距離の安定感がある。飛んだり飛ばなかったりがないから上級者にはありがたい飛距離性能です。
↑U4の距離としては、特別に飛ぶわけじゃないが４番アイアンのナイスショットの飛距離が確実にキープできる。
【弾道】
力強い中高弾道。吹け上がらない風に強そうな球筋です。
【つかまり】
振り抜くだけで緩やかにフェースがターンして自然につかまってくれる。手首を意識しなくてもヘッドが仕事をしてくれます。
【打感】
フェースがたわみながら弾く感触は”つかまり感”があり、なかなか心地いい。かなりスイートエリアが広いからオフセンターでもビリビリしない。
【操作性】
直進性が高いので、コントローラブルとは言えないが、高さを打ち分けることは難しくない。
【やさしさ】
振り抜きやすくてボールにコンタクトしやすいし、ヘッドが仕事をしてくれるからミスになりにくい。オフセンターでも飛距離の安定感があるし、飛び過ぎのミスの出ない。
キャラクター的にアイアンの延長線上という色合いが濃くなった。番手バリエーションが2〜４番（前モデルは3〜５番）になっているのも、５番アイアンはしっかりと打てる中上級者限定にターゲットを絞っている感じがする。
私も所有してたけど、前モデルの G400クロスオーバー はヘッドが重たく感じ、”たらこ”みたいなユーティリティっぽさがあったので、軽めのシャフトを挿入してあくまでユーティリティとして使いたくなるキャラだったが、この G410クロスオーバー は、やさしいロングアイアンです。
もちろんカーボンシャフトなどの軽いシャフトを挿入してドライビングアイアンとして使用するのも何の問題もないが、アイアンと同じシャフトを挿入して、同じ振り心地で使用出来る数少ないモデルの１つだと思います。
アイアン型ユーティリティを好むゴルファーのストレスを排除した、そんなやさしさがある。
シャフトは
３種類のカーボンシャフトと7種類のスチールシャフトが標準で用意されている。
【オリジナルカーボン】
ALTA J CB RED
PING FUBUKI
PING TOUR 173-85
【スチール】
Dynamic Gold
MODUS3 TOUR 120
MODUS3 TOUR 105
AWT 2.0 LITE
N.S. PRO 950GH
N.S. PRO ZELOS 7
N.S. PRO ZELOS 6
シャフトのバリエーションの豊富さからも、アイアンの延長で使って欲しいというメーカーの意図がうかがえます。有難いですね。
こんなゴルファーにオススメ
- 風に強い球が打ちたい
- UTでピンを狙いたい。
- ある程度フォームが固まっている。
- アイアンが得意
- アイアンと同じ振り心地で振りたい
まとめ・総合点
PING G410 クロスオーバー は、アイアンからの自然の流れでセッティング出来る数少ないユーティリティアイアンです。
・振り抜きやすい
・コンタクトしやすい
・安定した距離
・つかまる
・アイアンと変わらぬ振り心地
200ヤードをアイアンで狙いたい上級者にはハマりそう。見た目もカッコイイ。欲しい。。
飛距離 8.5
やさしさ 8.5
弾道の高さ 8.5
つかまり 9.0
構えやすさ 9.0
操作性 8.5
打感 8.5
