ミズノプロ MODEL-E・MODEL-S ドライバーの試打&評価
Mizuno Pro「Model-E (モデルE) ドライバー」「Model-S (モデルS) ドライバー」の2タイプを試打しました。この2モデルは、どんなクラブなのか、評価と感想をレビューします。
概要
- 1 試打クラブ
- 2 キャラの違う2モデル
- 3 (1)Mizuno Pro Model-E ドライバーの評価
- 4 【モデルEの構えやすさ】
- 5 【モデルEの飛距離】
- 6 【モデルEの弾道】
- 7 【モデルEのつかまり】
- 8 【モデルEの打感】
- 9 【モデルEの操作性】
- 10 【モデルEの安定感】
- 11 【モデルEのシャフト】
- 12 【モデルEをお勧めしたいゴルファー】
- 13 Model-E ドライバーのまとめ・総合点
- 14 (2)Mizuno Pro Model-S ドライバーの評価
- 15 【モデルSの構えやすさ】
- 16 【モデルSの飛距離】
- 17 【モデルSの弾道】
- 18 【モデルSのつかまり】
- 19 【モデルSの打感】
- 20 【モデルSの操作性】
- 21 【モデルSの安定感】
- 22 【モデルSのシャフト】
- 23 【モデルSをお勧めしたいゴルファー】
- 24 Model-S ドライバーのまとめ・総合点
試打クラブ
Mizuno Pro (ミズノ プロ)/2019年2月発売モデル
(1) Model-E (モデルE) ドライバー
【ロフト】
・7.5°~11.5°
【シャフト】
・Tour AD GM-1 D (S)オリジナルカーボン
・Tour AD VR-6 (S)
・Diamana DF6 (S)
(2) Model-S (モデルS) ドライバー
【ロフト】
・7.5°~11.5°
【シャフト】
・Tour AD GM-1 D (S)オリジナルカーボン
・Tour AD VR-6 (S)
・Diamana DF6 (S)
私は前モデルの、MP TYPE-1ドライバー と MP TYPE-2 ドライバー を2種とも購入したので、それらとの違いもレビューしたいと思います。
キャラの違う2モデル
この2種類のミズノプロのドライバーは形状が大きく違います。
Model-E | Model-S | |
体積 | 450㎤ | 435㎤ |
フェース高 | シャローフェース | ディープフェース |
ヘッド後方 | シャローバック | ハイバック |
(1)Mizuno Pro Model-E ドライバーの評価
【モデルEの構えやすさ】
センターマークがない丸型の大きいヘッド。クラウンの張り出しのヒール側にボリュームがあり、重心距離の短さを連想させてくれる。フェース面のバルジもあり、ギア効果も期待できる。アスリートが、やさしく構えられる美しい顔です。
【モデルEの飛距離】
MP TYPE-2 の後継となるこのMODEL-Eは、かなり飛距離性能が進化してます。軽く振ってもよく飛びます。すごい!
ヘッドスピードを上げなくてもミート率が高いから初速が速い。これは飛びますよ!!
【モデルEの弾道】
初速が速くて打ち出し角が高くドロー回転が掛かりやすい。高く上がり過ぎることもなく、オフセンターでも曲がり幅が小さくてバラつかない。ロフト角は最大4度の範囲で調節できる。
【モデルEのつかまり】
インパクトゾーンで自然にフェースがターンしてくれるからよくつかまる。振り遅れたり、起き上がったりしても、カバーしてくれるからプッシュやスライスが出にくい。海外メーカーのヘッドと違い、一生懸命に捕まえなくてもいいから楽チンですよ。
【モデルEの打感】
インパクトでホールド感があり、心地いい打感。音もいい。
【モデルEの操作性】
大きくスライスがかからないから、気楽にフェードボールが打てるし、ドローボールならいつでも打てる。でも、引っ掛かりのミスにならないから安心です。
【モデルEの安定感】
MP TYPE-2 ドライバー の後継モデルという位置付けなのでしょうか。でも、全然違います。ハードヒッター向けだったのを、思い切ってやさしくした印象が強い。
とにかくヘッドがよくターンして、よくつかまり、スイートエリアが広い。ミスヒットに強く、トップ気味でもヒール気味でも大きなキャリーになる。そして弾道が強い。
直進性も優れている。感触では大プッシュだったのに、セミラフ程度のミスで収まりそうな打球が数発あった。数十発打ったがそれ以外は、ほぼパーフェクトでした。
これは素晴らしいドライバーです。
【モデルEのシャフト】
「Mizuno Pro」はカスタム専用なのでフィッティングで様々なシャフトが選べます。
【モデルEをお勧めしたいゴルファー】
・安定した飛距離が欲しい。
・しっかりとつかまえたい
・ある程度スイングが安定している。
・打感にこだわりたい。
Model-E ドライバーのまとめ・総合点
ミズノプロ Model-E ドライバー は、よくヘッドがターンして、よくつかまって、高初速の高弾道でぶっ飛び。安定感抜群でアスリートがやさしく打てるドライバーです。
・よく飛ぶ
・よくつかまる
・ブレない方向性
・高初速
・高弾道
・ミスに強い
日本人のパワーにぴったりのドライバーです。素晴らしい!
【総合評価 9.3】
飛距離 10
やさしさ 9
弾道の高さ 9
つかまり 9.5
構えやすさ 9
操作性 8.5
打感 9.5
(2)Mizuno Pro Model-S ドライバーの評価
【モデルSの構えやすさ】
435ccだが、かなり小顔に見える。センターマークがない丸型で、フェース面のバルジが大きめのコンパクトなヘッド。どんな弾道を打とうか、創作意欲が湧く美しいアスリート顔です。
【モデルSの飛距離】
こちらのモデルは軽く合わせるより、やっぱりハードヒットしたくなる。全般的にちょっとミート率が悪いけど、時々センターでカチッと捕まえると280yぐらいぶっ飛びました。
振りやすいからブンブン振っちゃいます。気持ち良い!
【モデルSの弾道】
スピン量がかなり少ない中弾道。吹け上がりとは無縁の弾丸ライナーでグイグイ伸びる。ランも多い。
【モデルSのつかまり】
よくつかまる。つかまえたいだけつかまえられる感じ。インテンショナルなフックも打てるぐらいつかまりますよ。かなりのディープフェース&ハイバックなのに意外にハードな感じはしなかった。
【モデルSの打感】
ボールを包み込むような感触があると同時に、ググッとを仕込む分厚さもある。最高の打感です。
【モデルSの操作性】
フェースの動きが実にコントローラブルです。フックも、スライスも、弾道の高さも、広範囲で操作できる。
【モデルSの安定感】
MP TYPE-1 ドライバー の後継となるが、よく似た味付けです。ヘッドのサイズも同じで、返りやすさもよく似ているが、ミスに強くなって飛距離性能もアップしている。
振り抜きやすいしスイートエリアが広いが、やはりスイングの安定感がないとミスショットになる。ドローボールを打とうとして引っかかってしまったり、フェードボールを打とうとして大きなスライスになが数発あった。私の技術不足ですが、逆球は出にくいが曲がり過ぎるミスが出てしまった。
【モデルSのシャフト】
こちらもカスタム専用なのでフィッティングで様々なシャフトが選べます。
【モデルSをお勧めしたいゴルファー】
・操作性が欲しい。
・打感にこだわりたい。
・強い球が打ちたい。
・スイングが安定している。
Model-S ドライバーのまとめ・総合点
ミズノプロ Model-S ドライバー は、操作性抜群、打感は極上。強い弾道で攻めたいアスリートが叩けるドライバーです。
・操作性がいい
・低スピン
・打感がいい
・強弾道
・ミスに強い
これがバッグに入っているとカッコイイなぁ、、センターでヒットするとめっちゃ気持ちいいですよ。
【総合評価 9.1】
飛距離 9.5
やさしさ 8
弾道の高さ 8
つかまり 9.5
構えやすさ 9
操作性 10
打感 10