Cleveland CBX ウエッジ を試打しました。
結論は、これは打ちやすくて価格がお値打ちなウエッジです。その評価と感想をレビューします。
試打クラブ
56°・12°
【シャフト】
ダイナミックゴールド 115 (WEDGE)
ロフトバリエーションは、48°、50°、52°、56°、58° の5種類ある。
外観はツアーサテン仕上げの1色のみ。
設計上の特長は
①慣性モーメントが高いキャビティ構造
バックフェース下部のロゴマーク部分の肉厚化と底部の外枠に重量を集めることで慣性モーメントが向上。オフセンターショットでも打球の落下地点がまとまります。
②振り抜けがよくダフリにくい”Vソール”設計
ソールセンターをV字にすることでショット時のヘッドスピードの低下を防ぎ安定した振り抜きが可能になる。さらにワイド設計により芝の上をソールが滑りやすくなりダフリのミスを減らします。トゥ側のソール幅を広く、ヒール側を狭めることでフェースを開いたり、スクエアに構えることが可能。
③深い溝が狭い間隔で掘られている
深い溝が狭い間隔で掘られているため、より様々なライで安定したスピン性能を発揮する。アプローチショットは番手によってスイング軌道が異なるので、それに合わせて表面のミーリングパターンを設定している。
④ホーゼル内を空洞化
ホーゼルの内部を空洞化して、重心位置をセンターに近づけることでフェース全面の飛距離性能、スピン性能、打感が向上し、ショットの精度を高める。
構えてみると
構えると、この56度のウェッジはトゥ側が高くヒール側が低いティアドロップ形状で、とても開きやすい顔。丸みを帯びたリーディングエッジはストレートなネック形状で、ボールにコンタクトしやすく見える。やや大きめな顔だがボヤけた感じはしない。アスリートも違和感なく構えられる。
このモデルは、番手(ロフト)ごとに顔が違う。フルショットの機会が多い低ロフトの番手は、アイアン形状に近いシャープな形状、高ロフトの番手はウエッジらしいティアドロップ形状になっている。どのロフトもアイアンから自然な流れで構えられる。
試打の評価は
40〜50ヤードのアプローチショットから打ってみると、よく拾ってくれて、全球がほとんど1ヤード以内に収まり、慣性モーメントがの高さが結果に現れます。
オフセンターでも、ハーフトップ気味でもフェースのどの部分に当たっても、ミスにならない。上から打ち込むとギュギュッとスピンがかかって止まる。
フェースの動きがおとなしいから、引っかかったり開いたまま右に出たりの左右のブレがほとんどありません。これは「Vソール」の抜けの良さの効果も大きいかもしれない。地面での抵抗が少ないのでスーッと滑りながら抜けてくれるし、その間のフェース面がスクエアを保ってくれる。
グリーン周りからのアプローチは、フェースがボールを拾い上げながら強烈なスピンがかかって止まります。ボールをスタンスの右足寄りに置いても左足寄りに置いても同じスイングをするだけでいい。ボールの位置が違った分だけ球の高さと転がりが変わってくれます。
実にシンプルに寄せワンが狙える。テクニックを使わず、1つの打ち方で、ボールの位置を変えるだけで、あらゆる状況に対応できてしまいます。
バンカーショットをすると、ボールの手前にフェースをズドンと落とすだけで、よく砂が弾いてくれる。コンパクトに砂ごとグリーンに乗せる感じで振ると、ザックリが多いゴルファーの悩みが解消されそうですよ。
打感は柔らかめで手に不快な感触は伝わってこない。ただ、芯でとらえた時の実感が薄い。
シャフトは
シャフトは、ダイナミックゴールド115(WEDGE) が標準設定となる。
何と言っても価格が安いのがCleveland(クリーブランド)の特長です。定価15,400円って、ちょっと信じられないお値打ち価格です。コスパを考えると評価がかなり高くなる。
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まとめ
クリーブランド CBX ウェッジ は、打ち方1つで、シンプルに寄せワンが狙える。究極の打ちやすさです。
- よく拾う
- 慣性モーメントが高い
- 抜けがいいソール形状
- シンプルに寄せられる
- ミスにならない
- 安い!
「ミスに強い」ってこういうウエッジなんだ。
芝からも砂からもシンプルに打てますよ。これ、本当に打ちやすい。
やさしさ 10
構えやすさ 9
スピン量 9
操作性 7
打感 8
プライス 10