MIZUNOの「MP タイプ1 ドライバー(435cc)」と「MP タイプ2 ドライバー(460cc)」を購入しました。
ラウンドしたら、その飛距離性能に大満足です。
どちらが飛ぶのか、気になりますね。
設計上の違いなども丸裸にしながら、その評価と感想をレビューします。
【購入クラブ】
シャフト:TOUR AD TP-6 (S)
シャフト:Diamana BF 60 (S)
兄弟ドライバーで迷う
ほとんどのクラブメーカーのアスリート向けのドライバーには、兄弟モデルがあります。概ね、やさしく飛ばすセミアスリート用と、操作性重視のトップアスリート用という色分に見える。ところが打ってみると、意外に操作性重視のモデルの方がよくつかまったり、打感が良かったりするので、迷ってしまう事が多い。
「両方いいなぁ」と迷った兄弟モデルを後日試打すると、その日の調子によって好印象のクラブが入れ替わる事があります。
兄弟ならではの統一感があり、振り抜く感覚に大きな違いがないので、交互に打ち比べるとヘッドの特徴が弾道に反映される。
打ち比べる間にスイングの欠点を見つけやすいし、修正もしやすい。
複数所有するなら兄弟モデルを選ぶのも効果的
【兄弟ドライバー】
テーラーメイド M1 460、M1 440、M2
タイトリスト 917D2、917D3
キャロウェイ EPIC STAR、EPIC Sub Zero
ブリジストン TOUR B XD-3、XD-5
スリクソン Z765、Z565
プロギア RS 2017、RS−F 2017
ホンマ TOUR WORLD TW737 445、450、455、460
ヤマハ RMX 116、216
ピン G、G(LS TEC)、G(SF TEC)
シャフトで迷う
2017年は、素晴らしいシャフトが多くて迷ってしまいます。
TOUR AD TP-6 (S) と Diamana BF 60 (S)は、どちらもいいけど、カチャカチャ付きのドライバーならシャフトを挿し替えながら使用できるので、リーズナブルな購入になる。
(2種類のヘッド)×(2種類のシャフト)=(4種類のドライバー)
シャフトも、その時の調子によってどちらが打ちやすいか変わります。気に入ったシャフトがあれば、フレックス(硬度)の違いで2本所有するのもいい。
ヘッドの形状の違いは
構えるとどちらもすっきりした綺麗な顔。
ディープフェースにバルジがあって、安心出来る顔。このオーソドックスなアスリート顔は、吹け上がらない弾道がイメージ出来る顔です。ずっと前から使い続けてるような安心感があり構えやすい。
「タイプ1」は操作しやすい小顔。
「タイプ2」の方が投影面積が大きくどっしりと構えられる。
本当に美しい顔です。
TYPE-1(左)とTYPE-2(右)
↑正面から見ると形状の違いが大きい。「タイプ1」はハイバックでハードヒッター向けの小顔ドライバー。「タイプ2」はセミシャローバック。クラウン部の奥行きもかなり違う。
フェース面にも違いがある
タイプ1(左)とタイプ2(右)
フェースを触ると溝があります。プリントだけじゃなく、しっかりと溝が彫られているので、雨の日でも安心できる。2本を見比べると、スコアライン(溝)の本数が「タイプ1」の方が1本多い。
間隔は同じだがフェースの上端部ギリギリに1本多く刻まれている。
どんな目的なのか分からない。。。??
TYPE-1
TYPE-2
「タイプ2」のフェース面が、約2mm厚い。ヘッドの大きさが違うので、パッと見「タイプ1」の方がディープフェースに見えます。
重量は
TYPE-1 192.5g
TYPE-2 191.5g
ヘッドの重量はほとんど同じで「タイプ1」の方がわずかに 1g 重いが、誤差の範囲かも。
約192gのヘッドは、アスリートモデルとしては、ずいぶん軽い仕様です。意外な面を発見した。
振り抜きやすい要因はこんなところにあったのです。
Diamana BF 60 (S) 123.5g
TOUR AD TP-6 (S) 124.5g
シャフト重量(グリップ、スリーブ含む)も、わずかに1gのみの違いが、これも誤差の範囲かな。2本とも全体重量は316gでカタログとぴったり同じです。
ミズノの商品は個体差が少ない。さすがです。。。
打ち比べると
両者を同じシャフトで、同じロフト角、ライ角にセッティングすると「タイプ1」はハイドローが打ちやすい。インサイドアウトにアッパースイングで振ると、ドロー回転で高弾道のビッグキャリーボールになり、これは驚くべき飛距離です。
「タイプ2」で、同じスイングをすると、プッシュアウトになります。「タイプ2」はスクエアに振ると、強烈な中弾道のストレートボールになる。手首を使わず、体の正面から離れないようにゆったりと振るとターゲットラインにまっすぐに飛ぶ。この方向性は素晴らしい。ずっと同じ球筋です。少々振り遅れてもプッシュしないし、身体が止まっても引っかかりにくい。これなら狭いホールでも怖くない。
どちらもコントロールしやすい。ティーを低くしてセンター寄りにボールを置くと、低いドローボールが打てるし、左足寄りに置いてカット気味に打つと、力強いフェードボールが打てる。操作性は素晴らしいです。
「タイプ1」は本当に操作しやすいが、過剰に曲がりすぎる球も出た。
「タイプ2」の方が曲がり幅が少ないので、安心できる。
飛距離の安定感も方向性も「タイプ2」がかなり上です。オフセンターでもロスが少ない。スコアメイクだけを考えるなら迷わず「タイプ2」です。曲がらないし、引っかからないし、安定した飛距離になる。
これなら狭いホールでもスプーンを使わないかも。
一発の飛距離は「タイプ1」の方が飛ぶ。フェアウェイが広くて長〜いコースなら、「タイプ1」を使いたい。ぶっ叩いたら、ぶっ飛びます。こんなに気持ちいいドローボールが打てるドライバーはなかなかない。思い通りにつかまるので、ドローヒッターのポテンシャルをMAXに引き出してくれます。おそらくフェードヒッターも同じように満足できるでしょう。
まとめ
これほど兄弟クラブのどちらを選ぶかで迷ったことは、初めてです。甲乙つけがたい。決められない。両方とも素晴らしい。
「ミズノ MP TYPE-1 ドライバー(435cc)」 は、自分の球筋でぶっ飛びです。
振ったら振っただけ飛んでくれる。一発の飛距離はすごい!
構えやすさ 4.5
デザイン 5
打ちやすさ 4.5
操作性 5
打感 5+
「ミズノ MP TYPE-2 ドライバー(460cc)」 は、まっすぐに、同じ高さで、同じ飛距離になる。
平均飛距離がかなり飛ぶ。安定感がすごい!
構えやすさ 5
デザイン 5
打ちやすさ 5
操作性 4.5
打感 5