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アスリート向けアイアンの転換期が来たと思う理由とは

      2017/12/17

最新のアイアンは2極化になってきたアベレージゴルファー向けのニューモデルは、技術の進化がそのまま弾道に反映されて、よく拾ってくれるしミスに強く本当によく飛ぶ。一方アスリート向けは、依然として軟鉄鍛造のマッスルバックやハーフキャビティが主流で、20年前と大きな変化はありません。ところがその中に割って入ってきた革命児が存在するのです。アスリートアイアンがこれから変わって行くと予感させるモデルがいくつか登場しました。その性能を体感するとアスリート向けアイアンの転換期が来たことを実感します。

ドライバーの転換期は

ドライバーは、パーシモン→メタル→チタン と大きな変貌を遂げてきた。メタル時代にはいろんな素材があったがチタンの大型ヘッドが登場してからは、チタンオンリー(カーボン複合も含む)の時代となっているのです。でもパーシモンヘッドは、芯を喰った時の打感が最高に気持ちいいし、フックもスライスも面白いように操れたものです。チタンと比べると、距離性能もミスの寛容性も笑っちゃうほど劣るけど、、、

それでも、打感と操作性がいいという理由でパーシモンを使い続けるプロゴルファーなんて一人もいないでしょう。最新のドライバーも同じチタンなのに打感が硬いものもあれば柔らかいものもある。操作性がいいものもあれば直進性優先のものもある。「パーシモンが忘れられない」なんて聞いたことないです(笑)、、、チタンの登場がドライバーの大きな転換期でした。

「アスリート向けアイアン」って進化してるの?

おそらくアベレージゴルファー向けのアイアンはミスに強くてよく飛ぶことを優先に作られているから、操作性と打感が犠牲になっている。アスリートゴルファー向けのアイアンは打感の良さとコンパクトフェースによる操作性を重視しているが、そのコンセプトは30年前とあまり変わっていない。

私は、ちょうど30年前に「ダンロップ DP-201 アイアン」というマッスルの名器を購入しました。7番アイアンのロフト角は37度、PWは50度(その当時のノーマルロフトです)は、今と比べると1番手分の違いがあるけど、最新のマッスルバックと比較しても劇的な進化はありません。アダム・スコットは2003年発売の「タイトリスト 680 MB アイアン」を使い続けている。キャロウエイ契約の多くのプロが2013年モデルの「X FORGED アイアン」を使っている。

軟鉄鍛造には限界がある

ドライバーは素材が大きく変わり、サイズも巨大化して性能が大幅に変わったけど、軟鉄鍛造アイアン同士ではそんな違いがあるのだろうか、、全体的にロフト角はストロング化しているから飛ぶのは当たり前です。ボールの進化に対応して重心設計は変わっているが見た目も打感も変わらない。アスリート向けアイアンはそんなに変わっていないのが現状で、単一素材の軟鉄鍛造では大幅に性能を進化させるのは限界があります。

複合素材のアイアンは大きな進化

逆にアベレージゴルファー向けのアイアンは、技術戦争を繰り広げている。特に飛び系アイアンの性能には驚かされます。チタンフェース、カップフェース、肉薄フェース、タングステンウエイト、ポケットキャビティ、、、飛びすぎてビックリします。そんな技術をアスリートが使えるアイアンにも導入されている。最近試打したエピソードですが「タイトリスト 718 MB アイアン」の5番よりも「タイトリスト 718 AP3 アイアン」の7番の方が飛んでしまう。しかも打感がそれほど悪くないし操作性もいい。安定感もある。スチール、ステンレス、タングステンを複合させ、中空とキャビティを織り交ぜたデザイン。これは軟鉄鍛造では不可能です。

宮里優作プロや鈴木 愛プロが使用している「ピン i200 アイアン」は鋳造で何が悪いの?って思えるほどアスリートを最大限に満足させるアイアンです。池田勇太選手が使う「ヨネックス EZONE N1-CB FORGED アイアン」を打ったことがありますか?めっちゃやさしくて打感がいいアイアンです。衝撃吸収材がたまらない打感を作り上げてくれる。これらの打感の良さと軟鉄鍛造1ピースの打感の良さは違うテイストだが、そろそろ受け入れてもいいのだはないだろうか。軟鉄じゃなきゃダメだっていう頑固な考えはやめたほうがいい。打感の良さも食わず嫌いにならないほうがいい。時代は変わりつつあるのです。

これはPXGの発明と言ってもいいかも

そんな私はこの2017年は、ずっと「ブリヂストン TOUR B X-CB アイアン」を使っていました。軟鉄鍛造ワンピース・アイアンの打感と操作性に酔いしれていたけど「PXG 0311 アイアン」を試打したら「このアイアンを使ったらゴルフが変わるかもしれない。」と衝撃を受けました。まず、打感が素晴らしい。衝撃吸収された柔らかい感触が新しさを感じます。ミスにも強いし、飛距離も出る。操作性もいい。しかもポケットキャビティのような複雑な外観じゃなく、すっきりしたマッスルです。これならアスリートが何も犠牲にすることなく受け入れられる。この軟鉄鍛造中空構造のアイアンには、すべてを満足させる究極の設計という感じがする。これはPXGの発明と言っていいかもしれない。(以前のレビュー→究極のアイアンとは? PXGを試打して分かった事

テーラーメイド P790 アイアン」はPXGとそっくりで、さらにやさしくなった感じがする。特許侵害で訴えられたアイアンとしてより注目度がアップしたのは皮肉な出来事です。これは試打してすぐに購入を決めました。一方、中空構造をうまく料理した「タイトリスト 718 AP3 アイアン」にはタイトリストの新しい風を感じる。これらはアスリート戦うために使えるアイアンです。アスリート向けアイアンの転換期がやってきたと実感しました。

あとがき

やさしいアイアンとアスリートモデル。やさしさと操作性が反比例している。それは当たり前かもしれない。曲がらない、ミスしても飛ぶ、なら、コントロール性が悪いはずである。。。ところが、、、ミスに寛容なのに、操作性もいい。そんな夢のようなアイアンがちらほら出始めた。。。ドライバーのヘッドは、いつの間にやら460ccが当たり前になっている。トッププロもやさしいヘッドで飛ばす時代になった。どうやらアスリート向けアイアンも転換期を迎えているような気がする。

 - アイアン, ゴルフって?